仕事・職業

元警察官が語る!仕事の魅力、警察になってよかった4つのこと

私は、某県警察で10年以上警察官という
仕事をしていました。

警察官という仕事で、
犯人の逮捕や人命救助、
被害者の保護など多くの経験を
させてもらいました。

そんな私だから言える
警察という仕事の魅力、
警察になってよっかた
と思えることを4つ厳選しました。

警察という仕事に興味がある、
将来の仕事で考えている人に
参考になれば嬉しいです。

〇警察官に対するイメージ

・正義の味方

子供たちからすれば
正義のヒーローに
見てくれているのかもしれません。

パトロールをしていると、
敬礼をしてくれたり、
お辞儀や手を振ってくれる子
はたくさんいます。

個人的にはとても仕事をするうえで
励みになっていました。

・助けてほしい人、困っている人を助けてくれる

何かあればすぐに駆けつけ、
親身になって話を聞き、解決してくれる。

周りの人には打ち明けられない悩み、
困りごとを安心して聞いてくれる。

他の人がやりたがらないことでも、
警察官がやって解決してくれる。

とても頼りになる存在。

・危険な仕事、大変そうな仕事

助けてを求める人がいれば、
どんな危険な現場でもいかないといけない。

人がやりたがらない仕事も
やらないといけない。

肉体的、精神的に
負担がとても大きそう…

・自分自身を犠牲にして仕事をしないといけない

大事件があれば、休日なんて
関係なく出ないといけない。

気の休まる瞬間がなさそう…

〇警察が仕事をする目的

・社会の悪と対峙し、社会の秩序を守るために存在している

警察の仕事は、
犯罪の捜査や交通違反の取締り、
防犯活動、警備活動など、
多岐にわたる業務になります。

日本の治安を維持するため、
今よりもっと安心して暮らせようにと、
犯罪者や社会の悪を徹底的に取締り、
場合によっては
とても危険な場面も出てきます。

市民の代わりに、
警察官が盾になり、
危険を一つでも多く排除して、
住みやすい町を作っているのです。

・困っている市民を守る

困っている市民に
救いの手を差し伸べるのも
警察官の仕事です。

警察官の知恵と経験をふり絞り、
必要があれば組織全体で動いて、
困っている市民を助ける。

だからこそ、
365日24時間体制で警察は
常に活動をしないといけないのです。

・過酷な場面でも人命を守るために仕事をする

誰かが助けを求めるならば、
どこにでも向かえるようにしています。

人命の重さを知っているからこそ、
救える命を必死で守ります。

悲惨な現場は数多く見てきました。

そんな現場がなくなるように、
警察が市民を守っていくのです。

〇仕事を通しての警察の魅力、やってよかったこと4選

①自分自身に自信がもてる

警察官をしていると
本当に多くの現場にいきます。

交通事故、事件現場、通報現場など
本当にたくさんの現場に行きます。

いろんな現場の状況を分析して
最適な判断をして
行動に移さないといけません。

当然、最初は判断することは
できないと思います。

何十回、何百回と現場を経験し、
沢山の失敗や反省があるかもしれません。

現場で判断をした時に、
その判断が本当に正解だったのか
悩むこともあります。

後からでも自分の行動を振り返り、
考え、反省したり改善することが、
経験となって積み重なっていくのです。

多くの経験を積み重ねれば、
いずれどんな現場に遭遇しても
怖いものなどなくなるでしょう。

②目標を達成した時の達成感、充実感

仕事をする上で、
目標を設定して
仕事に取り組んでいくと思います。

警察も同じですが、他と違う点は
自分自身の実績のために仕事を
しているのではないということです。

警察が言う目標とは、例えば、

私が担当する地域で発生した
事件の犯人が捕まっていない…

なんとかして私の手で
犯人を捕まえてやる

地域の住民に安心してもらいたい

という安全安心を実現するために
必要かつ具体的な目標ということです。

自分の力で目標を達成した時には、
達成感や充実感は格別なものになります。

この達成感充実感があるからこそ、
次の仕事にも活かされ、
より一層仕事に励んでいくのです。

「ありがとう」と言ってもらえる仕事

現在の社会で、
相手に「ありがとう」と言われる仕事は
どれだけあるでしょうか。

警察官は、
困っている誰かのために仕事をします。

非常に危険な現場や難解な事件に直面し、
休日返上で仕事をする場面もあります。

いくら仕事をしても、
困っている人はいなくなりません。

困っている人を
一人でも多く救うのが警察の仕事で、
誠意を持って仕事をしたことが
相手に伝わった時、「ありがとう」と
言ってもらえるのです。

人に感謝されるとどんな人でも
頑張ってよかったと思え、
気分が良くなるものです。

警察も同じです。

感謝の言葉を聞くことを
目標に仕事をしている人も
警察官に多くいます。

④コミュニケーション能力が格段に上達する

警察官の仕事は
人と関わってナンボと言っていい程、
たくさんの人と関わり合います。

地域に住んでいる人、
登下校する小学生、
道に迷った高齢者、
事件現場にいる犯人や被害者、
行方不明者の家族など…
本当にたくさんの人と関わります。

そんな経験を積み重ねていくうちに、
どんな相手でも話し、
聞くことができるようになり
レベルの高いコミュニケーション能力
身についているでしょう。

私は、警察官になったばかりは
お世辞にもコミュニケーション能力が
高いとは言えないレベルでした。

そんな私でも警察官を続けていくうちに
たくさんの経験を積み、
結果としてラジオ出演や
300人の参加者に向けて講話が出来る
ほどになり、以前の私には
想像もできないくらい成長できました。

〇体験談

私がこれまでたくさんの経験をした中で、
警察官という仕事の意味を考えさせられ、
改めて警察という仕事の魅力を
感じた体験がありました。

警察学校を卒業し、
現場に出て2か月が
経過した頃のことでした。

忘れもしない、
平成23年3月11日に東北地方を襲った
東日本大震災でした。

多くの現場で多くの命が失われました…

私がいた地域では、
甚大な被害は免れましたが、
それでも数日間ライフラインが止まり、
復旧するまで家に帰らず、
現場と警察署の往復でした。

数日後には、
勤務していたエリアのライフラインは
復旧されました。

ただ、そこで見たのが、
ニュース映像で映し出されていた
被災地の状況でした。

私の想像以上に、
多くの人たちが苦しみ、
絶望している状況でした。

当時の私は、
何も出来ない自分自身の無力さを
ただただ痛感させられていました。

自分自身の無力さを少しでもなくそうと
必死で仕事に打ち込みました。

それから2か月後、
被災地への特別派遣部隊の募集がありました。

現地に行って、
仮設住宅を回り被災者のケアを行ったり、
24時間体制で治安維持活動
にあたるという任務でした。

私は、「ここしかない」と思い志願して、
現地に向かいました。

当時向かった宮城県は、
道路という道路が瓦礫に埋もれ、
道路の一部分しか通行が出来ませんでした。

道なき道を通り、
やっとの思いで仮設住宅に到着し、
そこで出来るだけ多く被災者へ
声を掛けていきました。

私がたくさんの被災者に
声を掛けていると、ある被災者の方から

ありがとうございます。

みなさんのおかげで生活できています。

身体に気をつけて
どうかよろしくお願いします。

と逆に私たちを気遣う言葉を
かけてくれました。

その時、この人たちのために
何かしてあげたいと心から思えました。

特別派遣は、3週間と
決して長い期間ではありませんでした。

当時の私が持っている最大限の力を
尽くせるようにと日々考え
ただ努力をする毎日でした。

今思えば、当時の私がしたことが
すべて被災者のためになったのか
正直わかりません。

ただ、あの時にかけてもらった
「ありがとう」という言葉を
ずっと忘れられません。

自分のためではなく、
相手のためにしているのが
警察という仕事です。

自分の行為が相手のためになり、
それが相手に伝われば
感謝してもらえるかもしれません。

自分自身がいかに誠実に仕事を取り組み、
その仕事の積み重ねの内に
「ありがとう」とどれだけ多く
言ってもらったか。

「ありがとう」と言ってもらえた分だけ、
自分がした仕事が報われ、
誰かが救われているんだと
実感できるのです。

誰かのために仕事が出来るのも
警察という仕事の魅力
なのかもしれません。

〇まとめ

警察官という仕事は
本当に多岐にわたり、
全てを一人でこなすことは
優秀な人でもできません。

仕事を一つ一つしていくうちに、
自分なりの魅力に気付くことができたり、
本当にやってよかったと思える瞬間に
出会えるかもしれません。

私自身、警察官という仕事をして、
人間としてとても成長できたと思います。

成長できたのはこの仕事のおかげですし、
経験してきたことは
私にとっての財産になりました。

警察という仕事は、色んな魅力を含み、
やってよかったと思える機会が
多い仕事だと思います。

もしも、魅力を感じ、
やってよかったと思いたい人が
いるのであれば、
あなたは警察官という仕事に
向いているのかもしれません。

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