みなさんは病院へ行った際に
看護師さんの白衣を見たことありますよね。
「あれ、この看護師さんは白で
あの看護師さんはピンク色」
「ピンクや白やブルーとか
色んな看護師さんがいる」
などと思ったこと
ありませんか?
看護師さんの服の色違いはなんだろう?
自分で好きな色選べるのかな?
ここでは、
そんな疑問をもつ方に
白衣の違いについて
ご紹介していきましょう。
目次
医療現場で白衣の色が白い意味とは?
「お医者さんや看護師さんが着ている服の色は?」
と問われたとき、すかさず
「白!」
と答えるぐらい
白衣のイメージは強く
白色が当たり前でした。
白には清潔感があり
混じりけのない色であることから
純粋さや誠実さを与える効果があります。
また、白には威厳や冷静、明るさなどがあり
多くの医療現場では白色の白衣が
使用されていました。
”白衣の天使”
なんて言葉があったのも
クリアな白から
人々の心に光がさすような
明るさを与える効果が
あったためだと
思われています。
しかし最近では
白衣と呼ぶけれど
青やピンクや水色など
色々な色を取り入れる
病院が増えてきました。
白衣が白でなくなった
理由とはなぜなのでしょう。
白衣が白でなくなったわけとは?
長い歴史のなかで
”白衣=白”
と定着していたにも関わらず
なぜ、他の色の白衣が
増えてきたのでしょうか?
補色残像を引き起こすことが判明!
白は、同じ色を長時間見たあとに
その色が消えた時、
別の色が残像と見える
”補色残像”
という現象を強く引き起こすことが
判明したのです。
この影響を1番受けたのが
手術です。
手術中は赤色を長時間
見続けなければいけません。
白衣や周りが白い環境下で
手術中や手術後に
医師の目に
残像が強く残り
仕事に影響が出ることが
わかりました。
そのため、
赤色の補色である
青色や緑色などをあらかじめ
衣服や周囲に増やすことで
補色残像を軽減させる目的で
様々な色の白衣が
各病院で
採用されるようになりました。
威圧感を与えることも・・
病院が苦手と言う方は
多いと思います。
<病院=白>
というイメージから
病院が苦手な方にとっては
白色は恐怖となり
威圧感を与えるようです。
子供が医師や看護師を見て
泣き出すことも
しばしば病院では
見られる光景ですよね。
白色の白衣を着ていると
「痛いことをされる!」
「怖い!」
と子供の心に植え付けて
しまうのを防ぐため
小児科では、薄いピンクなどを
着用することが
多くなっているようです。
白衣の色の違いは? 白衣の種類とは?
白衣の色が違うのは
各病院で異なります。
”看護師はピンク”
”看護助手は青色”
”医師は水色”
など職種によって色わけをしている
病院が多いのではないでしょうか。
病院により
白い白衣の看護師さんもいれば
ピンクを着ている看護師さんもいると
いうことですね。
結論から言ってしまえば
服の色の違いは
”そこの病院次第”
ということです。
人気の色
もちろん様々な白衣が
増えてきているとはいえ
白色の白衣を着ている病院も
数多くあります。
白色はやはり1番人気では
ないでしょうか。
”無難だから”
”シンプルだから”
と言った理由で定番色です。
続いて人気なのは
”薄いピンク”
のようですね。
薄いピンクは優しい印象を
持ち合わせているため
小児科の多くでは
使用しているところが
多いです。
”鮮やかなピンク”は
明るいイメージを持ち合わせているため
病棟や施設などで
採用されてることが
多いかと思われます。
続いて人気があるのは
”ネイビー”でしょう。
ネイビーが持つ色の効果は
●誠実
●清潔
●安心
●信用
●信頼
といった印象を与えるため
医療現場では
かなり多くの医師が着用しています。
人気の白衣の種類
医師が着ている
白衣のイメージといえば、
”ドクターコート”
と呼ばれるひざ丈ほどあるロング白衣を
みなさん思い浮かべるのでは
ないでしょうか。
白衣には
- 白衣
- スクラブ
- ケーシー
と3種類のものがあります。
白衣は最もフォーマルな印象ですよね。
しかし、最近では
医師も看護師も
”スクラブ”の白衣が増えてきており
主流となってきています。
スクラブの白衣は
Vネックで半袖タイプのものです。
もともとは手術衣として
使用されていました。
実際私も勤務先では
スクラブタイプのものでしたが
ものすごく動きやすいです。
汗をかいても
速乾吸湿素材であるため
気にもなりませんでした。
病院へ行った際に
待ち時間が長いと思いますので
是非、暇つぶしに
医師や看護師の着ている
白衣の種類もチェックしてみるのも
面白いかもしれませんね。
好きな白衣の色は自分で選べる?
白衣の色が色々多いため
「ピンクがいいな~」
「やっぱり白がいい」
など考えてしまいますよね。
結論から言うと・・
”自分で白衣の色は選べない”
と思っていたほうがよいでしょう。
病院により
看護師は○色、医師は○色と
決められていることが多いからです。
なかには、
ピンク、ネイビー、白色と白衣を
渡されてその日の気分で
着用できるところもあるようですが
ほとんどの病院では
無理であることが多いと
思われます。
自分が好きな色の白衣を着て
働きたい場合は
事前にそこの病院の白衣を
チェックしてみてください。
まとめ
白衣の歴史から
現在多くの病院で採用されている
白衣の色や種類などを
ご紹介してきましたが
いかがでしたか?
近い将来に
もしかすると
白色の白衣がなくなることも
あるかもしれませんが
医師や看護師の中では
白に対する敬意が失われることは
ないでしょう。
通院の際には
医師や看護師の服装に
注目してみるのも
面白いですね。
最後までご覧いただき、
ありがとうございました!