仕事・職業

養護教諭って資格だけでは就職できない?コネが必要?現場のリアル事情

養護教諭(保健室の先生)という職業に
興味をもったことがありますか?

実は近年注目されている職業なんです。

子供たちを取り巻く問題は年々増加、深刻化しています。
いじめ、虐待、自殺、妊娠・・・

学校で子供たちを
身体と心の両面から、日常的に支える職業

それが養護教諭です。

最近の学園ドラマを見ていると、
必ずといっていいほど養護教諭が登場しているなと
感じたことはありませんか?

問題が起こった時に出てきて、
専門的立場からアドバイスをする。

そんなカッコイイ出演の仕方をしてくれて、
養護教諭経験者としては嬉し限りです!

養護教諭に憧れるけど、
学校に一人だし倍率高そう・・・。
実際、養護教諭として就職するためには
コネが必要とか・・・。

そんなイメージや噂がありますよね。

採用試験に合格できなかったら
養護教諭の道は諦めるしかないよね・・・

いえいえ、そんなことはありません!

実際に公立の学校で養護教諭として
働いていた私が、現場のリアル事情をご紹介します。
(実情は県によってさまざまです。)

養護教諭として就職するためには?コネが必要?

養護教諭の資格は教育学部系や
看護学部系の大学や短大で取得できます。

ですが、資格を取得したから養護教諭になれる♪
というわけでは残念ながらありません。

県の教員採用試験に合格するか、
私立の学校独自の採用試験に合格する必要があります。

合格するためにはやっぱりコネが必要?!

いいえ! コネは必要ありません!!

特に公立の学校はコネは必要ないと
断言していいと思います。
(私立は実情が分からないので断言できませんが・・・。)

ではなぜ、そんな噂があるのでしょうか。

噂の理由1 養護教諭の倍率は高い!

県教員採用試験の倍率は高いところが多いです。
特に学校に一人の場合が多い
養護教諭の倍率はとにかく高い!!

ちなみに九州を例に
福岡県・熊本県・鹿児島県の養護教諭の倍率はというと・・・

2012 2016 2021
福岡県 10.3 7.4 5.9
熊本県 26.4 8.1 5.7
鹿児島県 13.3 5.7 3.0

この倍率を勝ち抜くためには、相当な勉強、
そして実技や面接の対策が必要ですね。

この中から採用される人なんて
コネがある人なんでしょ(←しつこい 笑)
そんな噂が出てくるのも無理ないのかもしれませんね。

ですが、表を見て分かるように
近年倍率が低くなってきています。

なぜかというと、
採用枠が増えているのです!

学校に一人のイメージが強い職業ですが、
近年学校の規模や実情に応じて
養護教諭二名配置が増えてきています。

それだけ
養護教諭が必要とされてきているのです!!

噂の理由2 教員は親子代々続く人が多数!

実際に公立の学校現場で働いていると、
養護教諭に限らず、

○○先生のお母さんも先生
○○先生のお父さんは○○学校の校長先生
○○先生のお父さんもおじいさんも先生?!
○○先生のお父さんは教育委員会の課長さん?!・・・

なんてことは多々あります。
やっぱりコネが・・・。

この噂の一番の理由は、
この代々続く教員一家にあるのだと思います。

コネは必要ないと断言できる理由に、

私の元同僚だった先生、
お父さんが教育委員会の課長さんでした。
ですがその先生、教員採用試験に4回目で
やっと合格したそうです。

なぜそんなに何回も不合格になるのか
不思議なくらい優秀な先生でした。

特に20代~30代の先生は
そんな先生がほとんどです。

それほど正式採用への道のりは厳しい。

親がどんなに教育界で偉い方だったとしても、
その道のりの厳しさは等しくある
のです。

ただ、教員採用試験の対策を親と一緒にできる。
そこは大きな強みかもしれませんね。

ではなぜ、代々続く先生が多いのか。

それは学校の先生という職業を
一番身近で見てきた人が、
自分も学校の先生になりたい!
そう思えるくらい魅力的な職業だということではないでしょうか。

正式採用されなくても道はひらける?!

県の教員採用試験に合格しなくても
養護教諭として働くことを諦める必要はありません。

なぜかというと・・・

臨時的任用教職員
という立場で働くことができます。

病気療養や出産育児のために休職する先生の
代替や欠員補充で採用される方法です。

実は私、この臨時的任用教職員(以下、臨時教員)の
養護教諭として働いていました。

つまり県の教員採用試験に
合格できませんでした・・・涙

臨時教員って結局は臨時採用、
一時的にしか働けないってことでしょ?
と感じる方もいると思います。

ですが
この臨時教員、メリットがたくさんあるのです!

  • 一度臨時教員として採用されれば、
    任期満了しても評価や希望次第で
    続けて採用されることが多い。
  • 給与は一定程度まで昇給もあり、
    ボーナスも福利厚生もバッチリ♪
  • 臨時教員をして給料をもらいながら
    県の教員採用試験を受けることができる。
  • 正式採用される前に実務経験が積める。
  • 結婚や出産など、ライフスタイルに合わせて働ける。

市の教育事務所や教育委員会に臨時教員の希望登録をし、
一度採用されればその後は
校長の評価や自身の希望続けて採用される
ことが多いのです。

私は連続して7年間、
計4校で勤務させてもらいました。

そして結婚を機に子供が欲しかったこともあり
現場を離れました。

子供の成長や主人の仕事の異動などを考慮して、
また登録をし復帰したいと思っています。

こんな風に
人生のライフスタイルの変化に合わせて
臨機応変に働く
ことができます。

また臨時教員として、
実務経験を積むことで
県の教員採用試験の強み
にもなります。

私生活を一番に考えたい人にとっても、
正式採用を諦めたくない人にとっても、
臨時教員として現場に出ることは、
とても大きなメリットがありますよ。

まとめ

養護教諭は資格だけでは就職できません。

正式採用の壁は高く、
臨時教員も続けて仕事をもらうためには
現場で評価されることが条件です。

ですが、養護教諭は小学校から高校まで、
そして特別支援学校と校種関係なく
働くことができます。

正規教員、臨時教員共に
色んな成長過程の子供たちと接して働くことができますね。

やりがいも大きく、
子供たちの安心できる存在になれる
とても魅力的な仕事だと思います。

もし養護教諭になりたいという
思いがあるのなら、採用倍率の高さだけで
諦めるのはもったいないですよ。

是非、
素敵な養護教諭を目指してくださいね。

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