友達と仲良くしたい!
楽しい学校生活を送りたい!
人間関係がもつれないか心配・・・
こんにちは、ライターの つみき です。
学校生活が楽しいかどうかを左右する、人間関係。
子どもたちにとっては、一番の重要事項と言っても過言ではありません。
その人間関係がうまくいかなくなると、途端に毎日がどんよりしたものになります。
そうならないように!
どんよりしないように!
毎日が、快晴でなくても、土砂降りにならないように。
人間関係で必要以上に悩まないように、
「円滑な」人間関係を保つコツを3つご紹介します!
目次
人間関係において、意識したいこと3つ
今回は、意識したいことを3つピックアップしました。
ここでいう「円滑な」人間関係とは、
心から気を許し合う関係を築くこと、ではありません。
その場がスムーズに進む、滞りなく進む、トラブルが起きない、
ちょっと気になることがあっても丸く収まるような人間関係です。
友人とは深く関わらなければいけない、理解し合う必要がある
のではなく、
友人との仲はあっさりでもいいから、問題なく学校生活を送れるような人間関係
を「円滑な」人間関係ということにして、話を進めます。
本当の仲良し、だけが円滑な人間関係ではない、ということです。
私は、なんか不満があった学生時代の人間関係を、この考え方で乗り切りました。
自分に合うと思ったら、ぜひ取り入れてみてください♪
そして、最後に、私の体験談をのせてみました。
時間があったら、参考程度に読んでみてください。
今だけだと割り切って、周りに合わせることにする。
学生の頃って、女の子は特に、仲のいいグループで行動することが多いですよね。
ですが、その実情は、とっても仲良しばかりではありません。
最初は気が合うと思ってグループになったけれど、
深く知ってみると、ちょっと苦手なタイプだった・・・なんて経験ありませんか?
グループの中には、リーダーのような子が出来て、
その子がわがままだったり、気分屋だったり、頑固だったりすると、一苦労。
周りの子が気を遣ってその子の意見に合わせていく、なんてことも。
仲良く楽しいグループかと思いきや、
いつの間にか、気が抜けない居心地の悪いグループになっていたり。
今、この状況を変えたい!
グループから抜けたい!・・・と思っても、
そのあと誰かと仲良くできるか不安で、大きく一歩踏み出せない。
そんなときは、割り切ってしまいましょう。
自分には合わないその性格や考え方、信念など、それはその人の個性。
変えようと思っても、なかなか変わらないところです。
合わなくて当たり前。変えられなくて当たり前です。
その子と、うまく学校生活を共にしていけばいいのです。
小学生なら6年間、中学生なら3年間、高校生なら3年間、
その間だけ、仲良くしていればいいのです。
一貫校であれば、もっと長い付き合いになってしまうかもしれませんが、
いずれは卒業します。
物理的に離れることができる日が、必ず来ますよね。
卒業したら、もう付き合う必要はありません!
別の環境になったら、新しい友人と出会うんです!
その時に、もっと居心地のいい友人と出会えばいいんです!
卒業してから遊びに誘われても、
忙しいとか、別な用事があるとか言って、断り続ければいいんです。
新しい友人がいるんですから。
未来の、もっと楽しい生活を想像しながら、
今は波風立てずに過ごすために、合わせていくことにする。
決して無駄な時間ではありません。未来への投資です。
わがままに付き合わされるのはつらいけど、今だけです。
楽しくもないのに遊び相手をしなければいけない、それも今だけ。
私には楽しい未来が待っている!
無事に新しい友人に出会うために、リスクを負わず、今は我慢。
辛い状況を経験しているからこそ、
新しい友人には優しくできるし、思いやることも出来る。
反面教師で学ぶ時間だと思って割り切るだけで、
今だけは仕方ないか、と思えて、ちょっと気が楽になりますよ。
人間関係について考えない、自分の時間に切り替える。
人間関係に不満や不安、イライラがあると、
つい考えてしまいますよね。
通学の時間とか、授業が始まるちょっと前の時間とか、
家に帰って課題を始めようとする時間とか、食事中とか。
考えれば考えるほどイライラいしてきて、負の連鎖。
気になることですから、考えてしまうのも無理はありません。
でも、考えて解決することでなければ、その時間は無駄だと思いませんか?
考えるだけで、自分の気持ちはマイナスになるし、
なんかイライラしてきて課題も食事も手につかなくなるなんて・・・
本当はもっと早く課題を終わらせられるのに、もっと食事は美味しいのに!
そんな時は、気持ちを切り替えましょう!
人間関係に不満があると、本当に文字通り、
一日中そのことについて考えてしまいます。
朝、家を出る前から嫌なことを考えて気持ちがマイナスになって、
そのまま学校に行って嫌な人と会って、もっとマイナスになって、
帰ったら解放されるかと思いきや、頭から離れなくて、ずっとマイナス。
これが続くと、学校生活自体が嫌になって、ツラくなって、
明日が来るのが嫌になってしまいます。
この負のスパイラルは、どこかで断ち切る必要があります!
家に帰ったら好きなテレビやゲームに没頭するとか、
スポーツが好きなら集中して体を動かすとか、
家族と話して、別の話題で盛り上がるとか。
なんでもいいので、一度、人間関係について全く考えない時間が必要です。
一つ目とつながりますが、
学校に行ったら「仕方ないから付き合ってあげるか。」と割り切って、
帰ったら好きな時間に切り替えるのです。
状況は変わらないかもしれないけど、
自分自身のストレスは大幅に軽減することができます。
わがままな子のために、自分がストレスを溜めるなんて、
気が合わない子のことを一日中考えてあげるなんて、もったいない!
人間関係の不満について考えるのは、
その子と同じ空間にいるときだけでいいのです。
気が合わない子とバイバイしたら、もう考える必要はありません。
自分のやること、楽しみに集中して考えましょう!
楽しみで少しでもストレスが発散されれば、
次の日は気持ちにちょっと余裕ができて、
周囲に優しく接することができるはずです。
そうは言っても、すぐに切り替えることは難しいですよね。
まずは、何かに没頭することから始めるのがおすすめです。
映画や小説など、現実から離れたところに意識を置けるものに、
興味がなくても一度触れてみると、切り替え方が分かってきます。
自分なりに切り替えができるようになると、学校で嫌なことがあっても、
家に帰れば楽しいことが待っていると思えて、
そのために乗り越えることができるようになります。
これを繰り返していくと、
社会人になってもストレスとうまく付き合えるようになります。
この作業も、決して無駄な時間ではありません。
その子だけが友人じゃない!少しずつ多くの同級生と話してみる。
仲のいいグループにいると、どうしてもそのメンバーとだけ話しがちですよね。
そのグループに不満があっても、そのメンバーと話さなければならない
と、変に決めつけていませんか?
周りを見たら、もっと話ができるクラスメイトがいませんか?
そのグループがツラいなら、他の人とも話せばいいんです!
その子だけが友達ではありません。
でもグループの目が怖かったら、少しだけ。
クラスの中で、仲間と仲間以外をきっぱり分けたがる人もいます。
仲のいい人とは話す、それ以外は話さない。
こういうタイプの人は、グループのリーダーになりやすく、
同じようにすることをメンバーにも求めてきたりします。
その考えに賛同するなら問題はありませんが、
そうでなければ、変にグループに縛られる必要はありません!
そのグループに不満があるなら、ある意味で心の逃げ道にもなります。
ちょっとした、何気ない時に、グループ以外の友人と話をする。
こっちだって、友人を選ぶ権利がある、と小さく反抗するような気持ちを隠しつつ。
グループとも、他の友人とも、うまくやっていけばいいのです。
どちらかを選ぶ必要はありません。両立すればいいんです。
他の友人との時間ができれば、
必然的にグループとの時間が減ることになり、ちょっと気が楽になります。
他に気が合う子を見つけて、徐々に前のグループから距離を置いて、
スムーズに抜けることができるような上手な子もいますよね。
でも、グループから抜けていくことを嫌がる子も、もちろんいます。
その子を敵に回すと、あとから怖いんだよなぁ・・・という状況も良くあります。
だから、気が重い友人ではなく、
別の友人と話す時間を少しずつ増やしていくことを心がけます。
決してグループから抜けようとしているわけではなくて、
友人の幅が広がったんだ、という考え方です。
いろいろな友人との時間を持つことで、
苦手な友人と一緒にいる時間を減らしたり、その濃度を薄くしたりして、
自分の中でストレスをコントロールし、うまくやっていくんです。
この考え方も、社会人になってから活かすことができます。
私の学生時代の実体験
私が中学生の時は、仲のいい4人グループにいました。
その中の1人が、ちょっと面倒な子でした。
「そんなことないよー」と言って欲しくて、
「太ってるよね?」「かわいくないよね?」と毎日何度も聞いてきます。
欲しい答えが返ってこなかったり、話をそらされたりすると、
「もう嫌い、口きかない」と言って、友人からあからさまに距離を置きます。
私が距離を置かれた時もありましたが、
その子自身の気がすむと、何事もなかったかのように、また話しかけてくるんです。
自己中心的というか、気まぐれというか、気分屋というか。
残りの、同じグループ2人も、その子に嫌気が差してはいましたが、
表では仲のいいフリをして、いなくなった途端に悪口を言っています。
今思えば、それが2人なりの、うまくやっていく方法だったと思います。
でも、私には、悪口を言うことを楽しんでいるようにも見えて、なんか嫌でした。
で、私は考え方を変えました。
まず、このグループとの付き合いは3年生で終わりにすることにしました。
進路選択の時、一緒の高校にいこうよ、という空気ににはなっていましたが、
絶対に同じ高校にはいかないと心に決めました。
そして、その3人が行かない、一番の進学校を選択し、
一緒の高校に行かないぞ、という原動力の元、勉学に励みました。
自分には頑張ることがある、この辛い時間を終わらせることができる、
そう思うだけで、気持ちがだいぶ楽になりました。
そして、全力で趣味にも没頭しました。
そのとき、私はアイドルグループが好きだったのですが、
そのことは友人に言っていませんでした。
家に帰って、好きなアイドルが出ているテレビを見て、心を踊らせる。
友人たちには分からない、私だけが楽しい気分になれる時間があったのです。
嫌なことは忘れて、真剣にテレビを見て、
終わったら希望に満ち溢れた将来のために勉強をする。
私には明るい高校生活が待っていると思うと、
その面倒な子にもテキトーに付き合うことができ、「円滑な」人間関係を築けました。
その繰り返しで、うまく気持ちを切り替えて、毎日を過ごしました。
さらに、グループ外の子と話す時間を増やしました。
その結果、見事グループから外れることができました。
いつものように「もう口きかない」と言われた時に、
「こっちだって話したくないし」という、決して本人には言えない本音を胸に秘め、
別の友人と話していくことにしました。
同じクラスには、なんとなく固定のグループに属することができない、
1人で大人しく毎日を過ごしているような子がいました。
私はその子がずっと気になっていたので、ちょっと話しかけてみることにしました。
話してみると、その子は気を使った発言が苦手で、
仲良しグループにはあまり向いていないタイプの子でした。
でも、私にとっては、
なんでも飾らずに話してくれるその子がとても好きで、居心地がよく感じました。
いつでも一緒にいる必要もなく、話したい時に話す、1人がいいときは1人でいる。
大人になるにつれて、このような考え方を持つ人も増えてきますが、
この子はちょっと早く大人な考え方を持っていたんですね。
実は私もそのような考えを持っていたので、波長がぴったりと合ったのです。
その子とよく話すようになったことで、グループでいる時間を減らすことに成功します。
グループから外れた途端、1日で話す友人の数が大幅に増えました。
いろんな友人と、場面場面で少しずつ会話ができたのです。
これが、私にはとても嬉しかった。
今までグループに縛られて、グループの子としか話していなかったことに気づかされました。
教室移動も、休み時間も、すぐにグループで集まっていたんだから、そりゃそうなんですけど、
そのしがらみが外れた途端、世界が広がった気がしました。
そんな学生生活を送って行き、見事進学校に合格し、
グループだった友人と、そこで別れることに成功しました。
結果的に、その後気があった友人とも別の高校になりましたが、
高校では、一から、新しく人間関係を築くことができたので、
中学時代のモヤモヤを引きずることなく、新たな気持ちで高校生活を送ることができました。
実は、みんな気を遣って生活しているんです。
私だけツラい思いをしてこのグループにいる・・・
そう思っている人は、全国にたくさんいます。
同じ学校の中でも、本当に気が合う友人と出会うことができる人もいれば、
そうはいかない人もいます。
人間には相性がありますから、これは仕方のないこと。
でも、気が合わない人とでも、「円滑な」人間関係を築くことが必要になる場面が、
学校でも会社でも必ず出てきます。
ぶつかり合ってトラブルにならないように、うまくやっていく、という場面です。
そんな場面に最初にぶつかるのが、学校生活。
悩みや不満やイライラ、もやもやなど、いろんな気持ちになりますが、
切り替え・割り切り・視野を広げることを意識しながら、
うまく乗り切っていきましょう!