こんにちは！ライターのかみひさです。
コーヒーをこぼして洋服やカーペットに染みができてしまった…なんていう経験は誰にでもあると思います。洗濯しても染みがなかなか落ちなかったり、家ならばまだしも外出先だとすぐに洗濯！というわけにもいきませんよね。
今回は、コーヒーをこぼした時に役立つ、染み抜きのコツをご紹介させていただきます。
目次
コーヒーの染みの成分
まず方法の前に、コーヒーの染みがどのような成分なのか知っておきましょう。
染みの成分にはいくつか種類があり、水に溶ける汚れの水溶性、油に溶ける汚れの油性、水にも油にも溶けない不溶性、などなど。
コーヒーの染みは、水溶性に当てはまります。
水溶性の汚れは、早い段階であれば水と洗剤で落とすことができます！
しかし、水溶性の汚れは落とし易い分、服の繊維にまで浸透するのが早いので、早めに対処することがキレイに染みを落とすためのポイントです。
染み抜きをする前に
まず２点、注意することがあります。
・洗濯表示を確認する。
・色落ちを確認をする。
洗濯表示を確認
洗濯表示を確認するといっても、水洗いができるか洗濯表示をチェックするだけです。
基本的に普段洗濯している洋服なら大丈夫ですが、シルクやウールなどデリケートな素材にこぼしてしまった場合は自分で洗おうとせず、おとなしくクリーニングに出した方が無難です。
色落ちを確認
染み抜きを行う前に、服の目立たないところに洗剤をつけて色落ちしないか確認しましょう。染みを落とすはずが色も落としてしまった…なんて笑い話にもなりませんからね。
もし色落ちするような場合も、クリーニング屋さんにお任せしましょう。
染み抜き
自宅でこぼしてしまった場合
用意するものは
・台所用洗剤（中性洗剤がおすすめ）
・タオル（２～３枚）
・歯ブラシ、または綿棒
中性洗剤でなくても、落とせないことはありませんが衣服への負担は中性の方が少ないので中性洗剤をおすすめします。
余談ですが、私は台所洗剤はすべて中性だと思っていました…違うんですね。
大手メーカーの商品でいうと、キュキュットは中性でJOYは弱アルカリ性です。
気になる方は裏面の成分表示の確認もお忘れなく！！
手順
１．ティッシュなどで水分を拭き取る。
２．衣服を裏返して、染みの部分に直接タオルが当たるように挟み込む。
３．洗剤をかけて、軽く指でなじませる。乾いてしまった染みなら少しもんでみましょう。
４．歯ブラシや綿棒で繊維に入りこんだ汚れをタオルに移し出すイメージでトントンたたきます。外側から内側に向かって進めると染みが広がらず上手に取り除けます。
５．すすぎます。染みが落ちているか確認し、ざっくり洗剤が落ちていればOK！
手作業での染み抜きはこれで完了です。あとは
６．洗濯機にかける。
うっすら残っているくらいなら洗濯機の仕上げで十分キレイになります。
手作業の染み抜きで落ちない場合
染みが出来てから時間が経ち、落とせないほど定着してしまった染みには
「酸素系漂白剤」を使います。
手順は、染みの部分に原液のまま直接つけて洗濯機で洗うだけと、とても簡単です。
台所用洗剤は、汚れを浮かせて剝がすのに対し、漂白剤は根本から色素を分解してくれます。ただその分、台所用洗剤と比べて衣服への負担は大きいですがスッキリきれいに仕上がります！
ここまでやって落ちない場合は、これ以上家庭では難しいので、クリーニングで染み抜きをしてもらいましょう。
カーペットにこぼしてしまった場合
自宅では服にこぼすよりも、カーペットにこぼしてしまうことの方が多いのではないでしょうか。この場合も次の手順を試してみましょう。
１．ティッシュなどで水分を拭き取る。
２．濡らして、よく絞ったタオルに洗剤を数滴たらしなじませる。
３．染みを上から叩くように拭き取る。洗剤を染みの部分に含ませるイメージ。こすると広がるので注意。
４．１度タオルをすすぎ、洗剤を落とす。
５．固く絞って、再び染みを叩くように水拭きする。含ませた洗剤を拭き取るイメージ。
６．最後に、乾いたタオルで水分を拭き取って完了♪
丸洗いできるカーペットなら、このあと洗濯機にかけてしまってもいいですが、そうでない場合もあるので、こぼしたら早めに染み抜きすることをおすすめします。
外出先でこぼしてしまった場合
外出先では、上記の手順のように洗剤や漂白剤が無いのであくまで、応急処置の方法のご紹介です。知っておくだけで帰って洗ったときに染みが落ち易くなります。
方法は、ハンカチやおしぼりで染みをたたき取るだけです。裏側に汚れを移せる別の布があれば完璧ですが、無ければたたき取るだけでも大丈夫です。こすると汚れが伸びるので注意してください。
あとは、家に帰って出来るだけ早く染み抜きをしてあげましょう。
まとめ
コーヒーは濃い色の飲み物なだけに、染みが出来たらクリーニングに出すか、捨ててしまおうかと思いがちですが、家にある台所用洗剤で簡単にキレイに出来るので、まずは試してみてダメだった時にクリーニングに出すか、捨てるか、考えてみてくださいね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました！
