運動嫌いは悪い事??
こんにちは!ライターのSatokoです♪
なぜか世の中では「運動嫌い=良くない事」
「運動好き=良い事」の方程式が成り立っています。
はたして本当にそうでしょうか?
「数学嫌い」や「音楽嫌い」はそれ程非難されることはないかと感じますが
「運動嫌い」は非難の対象です。
特に幼少期において運動嫌いや運動苦手は、あまり好ましくない事とされます。
なぜそうなってしまうのか、勝手に仮説を立てました。
一体この風習はいつ頃からのものなのか、歴史を遡ってみました。
歴史を遡ると…
- 平安時代(源氏物語)
- 江戸時代(鬼平犯科帳)
- 昭和時代(巨人の星・タッチ)
- 平成時代(ワンピース)
①平安時代
まずは平安時代あたりから。
ご存じ「源氏物語」を取り上げます。
紫式部が宮廷小説として書いたと言われ、世界中で翻訳され
研究対象でもある名作です。
こちらの主人公「光源氏」を中心に、数々の恋愛を華やかな宮廷文化を背景に
描いたものです。
大変長い小説ですが、ここで受ける印象としては「運動好きor嫌い」があまり
問題視されていません。
それよりも和歌を詠む才能や、香道(香りを聞く)が重要視されています。
100%主観ですが、光源氏はあまり運動得意とは思えません。
しかし滅茶苦茶もてています。
②江戸時代
こちらでは「鬼平犯科帳」を取り上げます。
個人的な趣味で申し訳ないです♪
原作者の「池波正太郎」の小説はフルセット持参です。
若い世代のの方には馴染みが薄いかと思いますので
別の媒体をご紹介。
- Amazon Prime会員の方。Prime Videoにて「鬼平」で検索していただくと
無料でご覧になれます。 - またコミックも販売されているので「鬼平犯科帳」を検索すると
出て来ます。ちなみに「まんが王国」会員の方なら
現在「じっくり試し読み」に入ってます。(1巻のみ)
タイトルから予想する通り、武士の物語です。
主人公の「長谷川平蔵」は江戸の火付盗賊改方長官という役柄。
「正義の味方」の役回りだけあり、剣の達人でもあります。
皆さんの想像する通り、この時代は剣の強さが全てといった感じです。
悪役でも正義の味方でも、剣の腕前が良ければ尊敬された感じです。
もちろん書の達人も尊敬の対象ですが、戦では剣の腕前が重要です。
そうするとこの時代は「運動得意」や「身体能力」がかなり重要視
されたと思います。
③昭和時代
昭和の代表作といっても過言ではない「巨人の星」。
野球漫画の名作です。
こちらに影響を受けて野球を始めたお父様も、今では50代といった
ところでしょうか?
お若い方でも随時話題になるのでご存じの方も多いと思います。
まさに「スポーツ根性」の代表作。
ここでは「野球が上手い事が最上位!!」
たとえ字が読めなくてもOKといった所でしょうか♪
もうひとつ挙げた「タッチ」はここまでではありませんが
やはり「野球が上手くて勉強も出来る!!」が主人公の条件です。
④平成時代
少し様子が変化してきました。
皆さんおなじみ「ワンピース」。
こちらは「運動神経」というより「特殊能力」といった感じですが
やはり「強い者が優位」の法則は健在です。
時代の変遷
いろいろ書いてきましたが、ざっくりした印象としては
「時代背景により求められる能力は変化する」
と言えるのではないでしょうか?
宮廷文化真っ盛りの頃は詩歌を読む才能が持て囃されましたが
江戸時代ではそれよりも剣術重視です。
どこかのメディアで聞いた話ですが
「もしイチローが200年前に生まれていたなら、ただの足の速い少年」
とされていました。
確かに200年前は野球というスポーツは存在しませんでした。
現代に生まれて野球というスポーツに出会ったからこそ
あの偉業を成し得たのです。
もちろんどの時代に生きても、身体能力の高さや健康は必要です。
健康で免疫力が高ければ、疫病やケガの回復も早いです。
生命維持には必須アイテムです。
しかしそれだけでもありません。
最後に
もしこの記事をお読みの皆さんが、ご自身のお子様があまり運動が得意でないと
感じているとしたらどうでしょう?
たまたま運動にあまり興味を示していなくても、他の事に興味を示してはいませんか?
例えばプラレールに執着しているとか、カブトムシの飼育に夢中であるとか。
他にもファッションに強いこだわりを見せるとか、ピアノを何時間も引き続けるとか。
それらは凄い才能です!!
おそらく強制されてそうなったのではないでしょう。
自発的に、何かのキッカケで興味を持ち始めたのではないでしょうか?
個人的に、常に思うことですが、自ら湧き上がってきた感情ほど
強いものはないでしょう♪
そしてそれは、頻繁に起こる事ではないのです♪
自らを思い返してみても、内側から強い感情が湧き上がったことは
数えるほどしか無いのです。
いま現在、一時的に運動に興味を示していなくても、将来的に目覚める日が
訪れるかもしれません。
全く心配いりません♪
今日から実現できる事としては、お子様の興味を100%受け入れる事です。
その興味の対象を一緒に楽しみ、見守り続けることが
最大の解決の糸口です。
なぜなら一つの興味への満足が、他の事への興味へと繋がるからです!!
最後までお読みいただきありがとうございました♪