離乳食も後期になってくる1歳児。
手づかみでむしゃむしゃ頬張る子どもの姿をみて、しみじみわが子の成長を感じる今日この頃。
食事も大人とあまり変わらないものを食べるようになり、本格的に気になってくる事と言えば・・。
「そろそろ、しっかり歯磨きしないと、虫歯になっちゃう・・・!」
そんな時に焦って、「さあ!今日から歯磨きするよ!」と意気込んだ結果。
この世の終わりのごとく泣き叫び嫌がる事に。
ママ(パパ)が、虫歯にさせたくない一心で、押さえつけて必死に歯磨きしようとすればする程に暴れるお子ちゃまたち。
そのうち、歯ブラシを見ただけで逃げ回るようになる子まで。
どうして1歳児は歯磨きを嫌がるの?
押さえつけてまで無理やりやるべきな? 対策や便利グッズはあるの?
今回は、1歳児の歯磨きについて、どのようにしたら泣かせることなく行うことが出来るのか、徹底的に対策をリサーチして参ります!
目次
子どもが歯磨きを嫌がるのはなぜ?
ではまず、なぜ1歳の子どもが歯磨きを嫌がるのでしょうか?
理由は、大きく分けて5つあると考えられます。
1、まだ遊びたいのに、邪魔されたから
2、眠くなってきて、なんかイヤだから
3、口になんか入ってきてビックリしたから
4、しかもめっちゃ痛いんですけど!
5、しかもママ(パパ)がめっちゃ怖い顔してる!!!
順番に解説します!
1、まだ遊びたいのに、邪魔されたから
遊んでいたり、何かに興味が湧いて集中してるタイミングでいきなり始めてしまうと、子どもは気持ちの切り替えをうまく出来ずに、ただ「邪魔された!」という気持ちだけが残ることに。
2、眠くなってきて、なんかイヤだから
ただでさえ1歳児は、眠くなると機嫌が悪くグズグズし始めるもの。
そこでよくわかんないことが始まりそうとなると、もうとにかくイヤなのです。
3、口になんか入ってきてビックリしたから
自分で興味が湧いて口の中に入れるのは得意中の得意ですが、いきなりよくわからん、硬くてもさもさしたものを入れられたら、子どもだってビックリします。
4、しかもめっちゃ痛いんですけど!
口の中はとってもデリケート。歯茎や粘膜や舌などに歯ブラシがガツガツ当たってしまったら、とっても痛いです。
特に、上唇の裏側から前歯のちょうど真ん中の辺りに繋がってる、粘膜のスジのようなもの(上唇小帯といいます)に当たってしまった日にゃあもう、痛くて痛くて泣き叫ぶ事でしょう。
5、しかもママ(パパ)がめっちゃ怖い顔してる!!!
ママ(パパ)も眠くなるし疲れてくる時間帯。
しっかり磨いて虫歯にさせちゃいけないという気持ちと早く終わらせたい気持ちとで、つい必死な表情になってしまいます。
もしかしたら、つい荒々しい口調になってしまったり、怒ってしまったりしているかも知れません。
歯磨きを嫌がるのはいつまで続く?
1歳の子が歯磨きを嫌がる理由は何となくわかったものの、それでは一体いつまで嫌がる時期が続くのでしょうか?
勿論個人差はありますが、ある程度は慣れてきて嫌がらない子もだんだん増えてきます。
しかし・・・
2歳になった途端、再び嫌がり始めたりもします。
いわゆる「魔の2歳児」「イヤイヤ期」というものです。
今まで歯磨きを全然嫌がらなかった子でさえ、突然全然させてくれなくなったりします。
イヤイヤ期は3歳か、遅くても4歳頃には落ち着くと言われています。
歯磨きを嫌がる子を押さえつけてまで無理やりするべき?
嫌なのはわかるけど、ぜっっったいに虫歯にさせたくない!!
そう言って無理やり押さえつけてまで必死になって磨こうとすればするほど、子どもにとっては、
「いつもやさしいママ(パパ)が、いきなりすごいかおでおそってきた!こわい!いたい!なんでこんなことするの!?」っていう感じ。
ますます歯磨きが嫌いになります。
ところで、生まれたばかりの赤ちゃんの口の中には、虫歯菌は居ません。
奥歯が生え始める1歳半の頃から、虫歯菌は増え始めます。
増えるきっかけは、離乳食を、あげる人が使ったスプーンや箸で食べさせたり、フーフー吹きかけて冷ましたりすることが、大きな原因の一つ。
それによって、大人が持っている虫歯菌を、子どもに感染させているのです。
確かに虫歯になるリスクがちょうど高くなる時期とカブるので、余計に歯磨きに必死になる気持ちはよくわかります。
虫歯菌に感染させないように周りの人達が気をつけて、リスクを下げてあげられるよう心掛けることが大事です♪ 無理やり行うのではなく、焦らず無理せず少しずつ慣れさせていく事♪
歯磨きを嫌がらなくなる対策はある?
それでは、1歳の子どもが歯磨きを嫌がらないようにさせる為の対策を5つ紹介していきます。
1、生後6ヶ月頃から歯ブラシの感触に慣れさせる
2、歯ブラシそのものに興味をもってもらう
3、「歯磨きは痛いもの」というイメージを払拭させる
4、磨いてるママ(パパ)の表情が、怖い顔にならないように注意!
5、眠くなりそうな時間帯を避ける
順番にご紹介していきます♪
1、生後6ヶ月頃から歯ブラシの感触に慣れさせる
歯ブラシは、本格的に歯磨きを始めていない時の歯が生え始めて、歯固めなどを使う機会が増えてくる生後6ヶ月前後のタイミングばベスト。
歯ブラシの感触に慣れさせてみましょう。
最初は、機嫌のいい時を見てチャレンジするのが大切♪
最初が肝心ではありますが、だからってもう1歳になってたら遅い、という事ではなくて、嫌がるようならスタートに戻る♪
いきなり「磨こう」と意気込むのではなく、「歯ブラシは痛いものじゃなくて、もしゃもしゃして気持ちのいいもの」と子どもに認識させられたらOK!
2、歯ブラシそのものに興味をもってもらう
1歳の子どもの歯磨きには、歯ブラシは以下の2種類必要です。
✔︎仕上げ磨き用の歯ブラシ
✔︎子ども本人が使う歯ブラシ
子ども専用の歯ブラシに興味を持ってもらえると、歯ブラシに対する抵抗感が薄れます。
詳しくは後ほどご紹介いたします♪
3、「歯磨きは痛いもの」というイメージを払拭させる
痛い思いを極力させないように、磨く側は細心の注意を払う必要があります。
ママ(パパ)の爪が伸びてないかどうかチェックしましょう。
伸びていたりギザギザしていたら、傷をつけてしまいます。
膝の上に子どもの頭をのせ、仰向けの体勢で寝かせると、磨きやすいですし、子どももママ(パパ)の顔が見れて安心します。
毛先が広がらない程度の力具合で、小刻みに動かしながら、1本ずつ磨くつもりで動かしていきます。
上の前歯を磨く時は上唇小帯に当たりやすいです。歯ブラシの指の腹で優しく押さえるようにしながら磨いてあげると良いでしょう。
4、磨いてるママ(パパ)の表情が怖い顔にならないよう注意!
必死になって磨いているママパパの顔。
恐らく下から見ている子どもには、想像の倍以上は怖い顔に見えていると思います・・・
笑顔で語りかけながら、楽しそうな雰囲気を作ってあげてください♪
5、眠くなりそうな時間帯を避ける
子どもは眠くなると、ただでさえ機嫌が悪くなります。
大人も眠くなってくるし、早く寝せたい!早く寝たい!とイライラ。
お互いにとって良くないので、歯磨きは、夕食後30分前後にさっさと済ませてしまいましょう。
チート技:好きな映像を観せながら
どうしても嫌がる子どもには、子どもが集中して観そうなDVDやYouTubeなどを観せておきながら、さりげなーくチャレンジしてみるのも手。
意外に無抵抗で大きく口を開けてくれたりします。
歯磨きがちょっと好きになる歯磨きグッズ5選
歯磨きを嫌がる1歳児。
嫌がらないように、さまざまな対策方法があるのはわかりましたが、出来たら、ちょっとでも好きになるきっかけでもあったらいいなあと思いますよね。
それでは次に、1歳児がちょっとでも歯磨きを好きになりそうなグッズをご紹介します♪
歯磨きがちょっと好きになる歯磨きグッズ①歯ブラシ
エジソンママ はじめて使う歯ブラシ リンゴ 6か月〜626円
なかなか歯ブラシ嫌いが止まらない・・・時には、まずは苦手意識を無くしてもらう、慣れさせることからスタート!おもちゃのようなこちらの歯ブラシがおすすめです♪
累計2000万本を突破しているあのエジソン箸を開発したエジソンママからのおすすめ商品!
歯ブラシ兼歯がためになることはもちろん
赤ちゃんが握りやすい!
見やすい赤色!
の3拍子が揃っているので、おもちゃとしても赤ちゃんのお気に入りに♪
持ち手のグリップも噛み心地最高で無意識にカミカミ・・という声もあるくらい、離しません!
おもちゃ代わりになりながら、歯ブラシに対する抵抗感無くなっていくのは、ママとしても嬉しいです♪
歯磨きがちょっと好きになる歯磨きグッズ②歯ブラシ
クリニカ Kid’s ハブラシ 0-2才用 セット 3本501円
次も子ども専用歯ブラシのご紹介です。
小児歯科医師さんと共同開発されたクリニカkids歯ブラシは、転倒時などに口への負担を低減する効果のある「まがる・おれない安全ハンドル」を使用しているので万が一くわえたまま転倒してしまった時も安心です♪
【番外編】月齢に合わせた歯ブラシをまとめて買っておきたいママにおすすめ!
ビジョンの歯ブラシの特徴は、何と言っても安全性!
赤ちゃんでも握りやすいグリップ形状に、のどを突かない安全プレート付になっています。
噛み心地が良い素材で、月齢に合わせた効能がしっかりと練りこまれている歯ブラシなので、赤ちゃんからしても
その時々にあった〝心地がいいおもちゃ〟になるため、歯ブラシが身近な存在になっていくのです♪
歯ブラシに移行しやすいヘッドになっているので、興味を持ってタイミングで、すぐに歯磨きに突入できる!!のも嬉しい♪
- 4、5か月頃〜:やわらかいラバー毛で歯ぐきマッサージをして、はじめての歯ブラシが好きになるようにカミカミしながら歯ブラシに慣らしていきます。
- 9か月頃〜:やさしくみがける、やわらか極細毛。やわらかいラバー毛で歯ぐきマッサージができます♪
- 12か月頃〜:歯と歯ぐきにやさしいやわらかくてコシのある、やわらか極細ブラシなので、痛みを感じません♪
歯磨きがちょっと好きになる歯磨きグッズ③歯磨き粉
続いては、歯磨き粉のご紹介です♪
1歳児は、まだ上手にぶくぶくうがいが出来ない子が多いです。
そのまま飲み込んでしまっても大丈夫で、泡立ちが少ないジェルタイプのこの歯磨き粉がおすすめ。
こちらはグレープ、イチゴ、キシリトール味の3種類あり、全部ジェルタイプ。
全種類とも、飲み込んでも安全だと言われているフッ素濃度の上限の500ppmFなので、安心して使えますし、子どもも好きな味が選べて、歯磨きタイムが好きになるかも!
歯磨きがちょっと好きになる歯磨きグッズ④
ライオン DENT.Check-Up gel 580円
こちらもフッ素が入っていて、研磨剤不使用の、ジェルタイプの歯磨き粉です。
歯科医師さんたちもオススメしている理由は
この歯磨き粉を使ってから、歯磨きを嫌がらずにできるようになったお子さんが続出しているから♪
味はバナナ、グレープ、ピーチ、レモンティー、ミントの5種類ありますが、フッ素濃度がバラバラで、
バナナ味→500ppmF
グレープ・ピーチ味→950ppmF ミント味→1450ppmF
になります。
1歳児には500ppmFであるバナナ味がベスト♪
歯磨きがちょっと好きになる歯磨きグッズ⑤
最後に、歯磨きが好きになるかもしれない、しかけ絵本のご紹介です!
色んなキャラクターが、歯ブラシを持って歯磨きを始めるのですが、それがしかけになっているので、めくるたびに楽しくなってくる子が多いです。
この絵本を読んで、歯磨きに対する興味を湧かせたそのテンションで、仕上げ磨きしちゃいましょう♪誰かに見せてもらいながら磨いちゃうのもオススメ♪
まとめ
1歳の子の歯磨きは、無理やり押さえつけて行なってしまうと、恐怖心が芽生えてしまい、歯磨きギライな子になってしまいます。
そうならない為にも、歯が1本でも生え始めたら、専用のグッズをチョイスし子どもに預け、おもちゃ感覚で少しずつ歯ブラシの感触に慣れさせていきましょう。
そして、機嫌の良いタイミングを見計らって、仕上げ磨きを開始しましょう!
万が一、すでに歯磨きギライな子になってしまってる子どもでも、大丈夫!
焦らず、怒らず、決して無理やりやらず、笑顔で楽しい雰囲気作りを大切にしながら、少しずつ慣れさせていきましょう♪