子供の年間行事に書いてある「読み聞かせ」ってなに?
一度は、そう思われた方もいらっしゃると思います。
✔︎どんな人がやってるの?
✔︎トラブルとかはないの?
✔︎やってて何かメリットはあるの?
✔︎どんな絵本が読まれてるの?
読み聞かせボランティアの活動に関する様々な疑問に、現役小学生を子供に持つ、現役読み聞かせボランティア参加者がお応えします!
目次
小学生読み聞かせボランティアはどのように決まるの?
ボランティアの決め方は、基本的には、在籍中の小学生の保護者に募る形になります。(私もそれで入りました)
しかし、共稼ぎ世帯がどんどん増えてきている近年は、平日の活動に、なかなか参加できる保護者が居ないのが現状です。
なので、参加者には、卒業した後でも継続してくださる人が多くそういった方々の協力で成り立っています。
また、ご自身のお子さんやお孫さん達に読み聞かせしていた、おばあちゃん世代の地域の方々にもお声をかけさせていただいています。
中には、数十年ボランティアを続けていらっしゃる大ベテランも!
読み聞かせボランティアのトラブルはある?
結論から言うと「特にトラブルはない」ようです。
というより、活動するにあたっての心得がいくつかあり、これらを疎かにするとトラブルの要因になる可能性が高いかも・・・。
読み聞かせボランティアその心得とは?
・その学年に極端に合わない内容は避ける
・過去に読み聞かせた事のある本は避ける(他の方が読んだものも含む)
・遠くの席の子でも内容がわかるような、大きくてはっきりとした色合いの絵のものを選ぶ
・小学生の人権を尊重し、家庭環境等に配慮する
・暗い内容やアンハッピーな結末のもの、極度に恐怖を与えるものは控える
・ボランティア側の自己満足になっていないか再確認する
本を1つ選ぶにも、結構神経を遣います!
読み聞かせボランティアをお手伝いをするメリット3つ
では、読み聞かせボランティアのお手伝いに参加する人には、具体的にどんなメリットがあるのでしょうか?
全部で3つあります。
メリット①「小学生や先生方、地域の方々と仲良くなれる」
メリット②「絵本に触れる機会が増える」
メリット③「何より、聞いている小学生のリアクションが見れる!」
順番に解説していきます!
メリット①小学生や先生方、地域の方々と仲良くなれる
自分の子供が在籍中なので、他の行事で学校に行ったりする事が多々ありますが、その際、他の小学生や先生方にお声をかけて頂く事が増えました。
元々地元の人間ではなく、学校や地域の方々となかなか接する機会が無かったので、関りが持てた事も非常にやって良かったと感じている点です。
メリット②絵本に触れる機会が増える
正直、自分の子供が大きくなると、絵本を読み聞かせる機会が激減します。
毎晩2冊も3冊も「次これ読んで~!」とおねだりされた日々は、遠い昔の話・・・。
元々絵本そのものが好きな私でしたが、自分の子供が絵本離れすると共に、私自身も手にする事が殆ど無くなっていました。
ボランティアを始めてからは、「次はどれにしようかな・・・」と探す事が多くなり、必然的に絵本を読む事が物凄く増えました。
(ちなみに今は子供に練習台になってもらって、感想を貰って参考にしています♪)
メリット③聞いている小学生のリアクションが見れる!
続きが気になる時は「え?え?なになに?」と呟いてくれたり、急展開に「わあっ!!」とビックリしてくれたり、ギャグ的な部分があれば声を出して笑ってくれます。
終了後、「面白かったね~!」なんて言葉がきけたら、もう、
「やって良かったあ~!!あ~り~が~と~!!!!」って叫びたくなります。
【学年別】小学生に人気な絵本6選
先程のトラブルの件でも触れましたが、様々な条件を見事クリアし、実際に読み聞かせに使われた絵本の中から、特にリアクションの良かったものを紹介します。
小学生に人気な絵本①「かぶとむしランドセル」ふくべあきひろ
(おじいちゃんからランドセルが送られてきたみっちゃん。ワクワクしながら箱を開けると、なぜかおがくずに埋まったランドセルが出てきて・・・?)
1年生にピッタリな内容の絵本。ゲラゲラ笑って聞いてくれました。
小学生に人気な絵本②「ちょっとそこまでぱんかいに」山下明生
(自転車に乗れるようになったばかりのわたくんが、お母さんに頼まれたパンを買いに出掛けるのですが・・・?)
ページをめくる度に、「え?」「え??」という声が聞こえてきて、子供達からの反応が良い本です。読み聞かせててこっちが面白かったです。
小学生に人気な絵本③「ものすごくおおきなプリンのうえで」二宮由紀子 文/中新井純子 絵
(ものすごくおおきなプリンのうえで・・・何をすると・・・?)
スイーツがメインのお話かと思わせて、想像の斜め上をいく展開に、ビックリしていた様子。新しい展開が面白い本です。
小学生に人気な絵本④「ぱんつくったよ。」平田昌広 文/平田景 絵
(区切る場所を変えると、全く意味の違う言葉になります。ぱん、作ったよ。ぱんつ、食ったよ・・・?)
句読点を付ける位置を変えると内容が変わってしまうルールだと理解出来ると、ページをめくる前に次の展開を予想することが出来、まるでクイズのように盛り上がっていました。
ゲーム感覚で楽しめる本です!
小学生に人気な絵本⑤「ぐりぐりくん」五味太郎
(ぐりぐりくんはぐりぐりするのが得意。ぐりぐりくんにぐりぐりされると、人であろうが何であろうが、色んな変化が起こるみたいで・・・?)
しっかり理解出来るのは割と中学年以降かな?と思いつつ、低学年でもクスクス笑っていました。幅広い学年に人気です♪
まとめ
読み聞かせボランティアは「小学生の言語力の向上や感情の豊かさを育む事に効果がある」と言われています。
しかし、沢山の絵本と向き合い、トラブルになりそうなものを排除しながら、小学生が喜びそうなものを選別し、練習し、実際に読み聞かせることによって、私自身も幸せな気持ちに満ちています。
お手伝いしている側にも、メリットがいっぱいあるのです♪
お手伝いしようか悩まれている方は、ぜひ一度トライしてみることをおすすめします♪