就職 … 独立 … 結婚
人生の節目節目で経験する、大きなイベントです。
他にも、思いきって転職をしたり、地方や海外への移住を決心する人もいたり。
仕事をリタイアして第2の人生をスタート、なんていうのも一大イベントですね。
大人だけではありません。
子どもだって幼稚園や学校生活で、出会いと別れを経験します。
人生のイベントって、実はけっこうあるんですね。
その中でも特別な、大イベントが出産です。
1つの新しい命がこの世に生まれる ということ。
赤ちゃんができたと分かってから、出産までの、わくわくや不安。
出産の日。待ちに待った、赤ちゃんとのご対面。
他のどんなイベントとも比べられない、感動的でスケールの大きな話だと思うのです。
でも、自分のお腹に命を宿し、赤ちゃんを産むという大仕事をするママと、
一緒に喜んで、時には力になって、ママを支えていくパパ。
当然、2人の役割は違います。
今回は、この人生の一大イベントでパパができること・やるべきことを見ていきましょう。
〈パパは出産に立ち会うべき?〉
いよいよ出産!その時がやって来ました。
さて、出産の現場に、パパは立ち会うべきでしょうか?
まず、実際に立ち会い出産を経験したママたちの声を聞いてみます。
「お医者さん、助産師さんもピリッと張りつめていて、自分も初めての出産で不安だらけ。
そんな時に夫がいてくれて、とても心強かった。」
「陣痛もあり、つらかったけど、夫に手を取り励ましてもらえて、気持ちも落ち着けた。」
やっぱり、いちばん身近な人が一緒にいてくれる安心感は、とても大きいですね。
では、パパのほうはどうでしょう??
「我が子の生まれる瞬間を見ることで、親の自覚を持つことができた。」
そんな声が多いようです。
こうしたことからママもパパも、そして現場のお医者さんたちも、
立ち会い出産はおすすめだと評価する人が多いのです。
しかし、考え方や感性は人それぞれ。
パパの立ち会いを希望しないというママもいます。
出産の時は、出血などもあるし、大きな声を出したり必死の形相になったり、
もうなりふり構っていられない状況。
そういった姿を見られたくないという意見もあるのです。
決して、パパを信頼していないということではなく、
夫婦の数だけ、自然な距離感というものも違って当然なのです。
2人ともそれぞれが、立ち会い出産を望んでいるのかどうか。
もしも意見が違うようであれば、お互いに納得できるまで、よく話し合う。
そういった時間を事前に持つことこそ、大事なんですね。
〈出産前後にパパにやってもらいたいこと5つ〉
次に、立ち会い出産でママがパパにしてほしいことを確認します。
いろいろな意見がありますが、中でも、多くのママが経験談もふまえて挙げていたことを、
5つ紹介していきます!
①荷物類の確認
(出産前)
出産中には、このあと紹介していく通り、いろいろなものを使うシーンがあります。
陣痛が始まったら、どこに何があるか、いちいち説明する余裕がママにはありません。
何がどんな場所にあるのか、しっかり把握しておきましょう。
②マッサージ
(出産中)
陣痛の痛み…少しでも楽にしてあげたいですよね。
マッサージも状況によってやり方がいろいろあるので、助産師さんのアドバイスも
聞くなどして、その時最適なやり方を選び、ママを支えてあげましょう。
マッサージのやり方は、妊娠中から教えてもらって練習しておくのがいいですよ!
③スムーズに水を渡す
(出産中)
呼吸に集中するため喉が渇くのですが、ママは陣痛で声を出すのもつらいという状態です。
しゃべらなくても、手をさし出したら渡してあげる、などと決めておくといいでしょう。
④無事に終わったら、ねぎらいの言葉をかける
(出産後)
ママ、お疲れさまでした…( ´∀`)
当たり前のコミュニケーションですが、こういう基本的なことが大事なんですね。
大仕事を成し遂げたママに、「頑張ったね」、と声をかけたり、感謝を伝えるのもいいですね。
⑤写真や動画の撮影
(出産後)
生まれたての赤ちゃんの写真を撮っておくのは大事です。
これを逃してしまい、後悔しているママやパパの声もありました。
※ただし病院によっては撮影できなかったり、制限があることも。
ぜひ、事前に確認しておきましょう。
〈お役立ちグッズ〉
では、立ち会い出産の時に用意しておきたいグッズを、チェックしていきます。
テニスボール
お尻や腰を押すマッサージや、いきみ逃しに役立ちます。
ただ、あまり安物を買うと、柔らかくてイマイチだそうです。ご注意ください!
ストローキャップ
ペットボトルに装着して使います。
横になったまま飲めるから、大活躍のグッズです。
うちわやタオル
陣痛中は痛みで汗をたくさんかきます。あおいで、暑さをやわらげてあげたいですね。
タオルも必要です。汗が目に入ってしまいそうな時は、目の上の汗をふいてあげましょう。
髪をまとめるゴム
出産は、長時間におよびます。
髪の毛が汗で首にまとわりついてしまうので、まとめるために必需品となります。
リップクリーム
これは意外だったのですが、とにかく口が乾燥するとの声が多いので、
用意しておきましょう。
〈まとめ〉
さて、立ち会い出産でのパパの心構えや気配り、また、
具体的にできるママのサポートのための行動を見てきましたが、いかがでしたか?
パパには、たとえば出産の時の痛みを分かち合うなど、
直接ママの大変さを減らしてあげることはできません。
でも、立ち会いはどうするか、どちらにしてもその時何ができるか、
いろいろなことを妊娠中から2人でよく話し合っておくことで、
そして一緒に正しい知識を学んでおくことで、ママの心身をサポートして、
感動を分かち合うこともできるはずです。
私のまわりにも、子どものいるパパはたくさんいますが、だれに聞いても、
子どもが生まれた日のことは忘れられないと、うれしそうに語ってくれました。
ちょっと照れながら、写真を見せてくれることもしばしば。
あ、そういえばむか〜し、私の父親もそんなこと言っていましたね(笑)。
すべてのママとパパにとって、出産という一大イベントの日が、
その子の誕生日が来るたびに感動とともに思い出すことができるような、
人生最良のすばらしい日になることを祈っています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!