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【中学生】放っておいた方がいい?反抗期がひどい時の対処法

お子さんが話を聞かない、何を言っても反抗される…

すごく嫌な態度を取られたら、傷ついたり怒りが込み上げてきたり、何よりどんなふうに対応したら良いのかわからなくなりますよね…。

今回は、そんな保護者の方におすすめしたい反抗期が特にひどいお子さんへの対処法を紹介していきたいと思います。

対処法を知れば、お子さんとの衝突も緩和されるかと思いますので、ぜひ今回の記事を参考にしてください。

中学生の反抗期はなぜ起きるの?

親にとっては、とても嫌な気持ちになる子どもの反抗期。

なぜ、中学生の反抗期は起きるのでしょうか?

結論から言うと、中学生は、子どもから大人への移行期間だからです。

小学生までは、親や先生など、周りの大人に守られて生きています。学校の宿題をしたり、友達と遊んだり、自分が子どもだということに何も違和感なく過ごしていたと思います。

しかし、中学生になると、勉強でも部活でも自主性が求められます。

中学生になると変化すること

✔︎どこの高校に進学したいのか進学先を決めていく
✔︎チームのことを考えて動かなければいけない
✔︎ルールや規律が厳しくなる
✔︎小学生よりも勉強が難しく、点数によって自分の成績が目に見えて分かるので一喜一憂しやすい

その際に、大人はまだ中学生を子ども扱いして過保護になったり、先回りしてしまうことで、「自分のやりたいようにやらせてほしい!」という反抗心が生まれてしまうのです。

また、自我が出てくることによって、大人が決めたルールや慣習に疑問を抱くようになってきます。

そうすると余計に反発したくなるのです。過剰に干渉してくる親に、ほっといてほしいと感じるのが中学生の気持ちなのですね。

反抗期はいつまで続く?

このイライラする子どもの反抗期は、一体いつまで続くのでしょうか。一刻も早く終わってほしいと思うのが、親の本心ですよね。

子供の反抗期は、一般的には中学2年生でピークを迎えて、高校生くらいで落ち着きます。

高校生くらいまでの辛抱と思って、頑張っていきましょう。長い人生のうちで考えれば、たった数年の出来事です。子どもが親元を離れれば、日常的に喧嘩することだってできなくなるのです。

【男女別】中学生の反抗期に見られる特徴

ここで、中学生の反抗期に見られる特徴を紹介していきます。

子どもにイライラすることが、反抗期の子どもの特徴なのだと知ることができれば、少しは気持ちが楽になるでしょう。

男子中学生反抗期の特徴5選

男子中学生の反抗期の特徴5選を紹介していきます。

①すぐカッとなって怒る


1つ目は、すぐカッとなって怒ることです。
思春期である男子中学生の精神状態は、非常に不安定です。

だからこそ、気分の波が激しく、ついカッとなってしまうことが多くなります。

親が「もう宿題はしたの?」と聞いたら「うるさい!今やろうとしてたんだよ!」と反抗してくるのもその一例です。

②親の言いなりではなく、自分を主張するようになる


2つ目は、親の言いなりではなく、自分を主張するようになることです。

今までは、親の言うことが絶対だと思っていたけれど、日々いろいろなことを経験していく中で、自我が芽生えてきます。

日々、色々な大人や友達と関わり、自分の価値観や考え方が確立されていきます。

そうすると、親が絶対的存在ではなくなっていくのですね。

③会話をしなくなる


3つ目は、会話をしなくなることです。

会話をするのがめんどくさくなる年頃です。

ずっと携帯を見ているなんてこと、あるあるだと思います。

親からしたら、「もうちょっとコミュニケーションとってよ」と言いたくなりますよね。思春期の子どもは、学校のことや自分のことを話さないことはよくあることなのです。

④親から距離を取ろうとする


4つ目は、親から距離を取ろうとすることです。
親に何も話さなくなることや部屋から出てこないことなど、距離を取ろうとします。

ひどい場合、親に会わないように生活リズムをずらしている子どももいます。

思春期ならではの、ほっといてほしいという気持ちの表れなのでしょう。

⑤不良行為に走る


5つ目は、不良行為に走ることです。

犯罪とまではいかなくても、ヤンキー集団の中に入ってみたり、学校のルールを破ってやんちゃしてみたりするなどです。

特に男子中学生は、ケンカの強いヤンキーに憧れる時期があります。

女子中学生反抗期の特徴 5選

次に、女子中学生の反抗期の特徴5選を紹介していきます。

①父親を気持ち悪がる


1つ目は、父親を気持ち悪がることです。

父親と同じ洗濯機で洗わないでほしいとか、父親と同じ部屋にいたくないなどです。

父親を気持ち悪い・・と思ってしまうのは、中学生女子は「性」を意識しはじめる年齢だからです。

父親であることは分かっていても、心が敏感に反応してしまうのです。

②言葉遣いが荒くなる


2つ目は、言葉遣いが荒くなることです。

自分の心が不安定で、コントロールしにくいので、つい荒い言葉遣いをしてしまいます。
今までは、普通に対応していたのに、何においてもイライラしてしまうのです。

③周囲の目を気にするようになる


3つ目は、周囲の目を気にするようになることです。

特に女子中学生には、可愛いことが正義という風潮があります。

そのため、可愛くならないといけないと見た目を気にし出すのです。

相手に良い印象を与えなければいけないという考えに囚われたり、嫌われたく無いと思うようになります。

④コミュニケーションを取らなくなる


4つ目は、コミュニケーションを取らなくなることです。

思春期の男の子と同様に女の子も、ほっといてほしいと思うことが多いです。自分の心をコントロールすることが難しく、精神もまだ成熟していない時期です。

そのため、心を落ち着ける1人の時間が必要になります。

⑤無視してくる


5つ目は、無視してくることです。

親が話しかけても反応しないのは、話したく無いと言う気持ちの表れ。
自分の気持ちがコントロールできず、イライラするから1人の時間が欲しいのです。

そんな時は、ほっておいてあげることが1番です。

反抗期がひどい時の対処法 3選

子どもの反抗期がひどすぎる時、どのように対処したら良いのでしょうか?

嫌な態度をとられるとすごくイライラしてしまいますよね。特に、1人目の子どもの反抗期は、どうしたら良いのかわからないと思います。

そんな方のために、子どもの反抗期がひどすぎる時の対処法 3つを紹介していきます。

対処法①余計な干渉をせず、ほっておく

1つ目は、余計な干渉をせず、ほっておくことです。

これがまずは、基本です。

干渉されればされるほど、子どもは親をうざがります。余計にイライラして、話してくれなくなるでしょう。温かい目で見守りつつ、そっとしておいてあげるのが1番良いです。

対処法② 子供が主張していることに耳を傾ける

2つ目は、子どもが主張していることに耳を傾けることです。

思春期の子どもは、自我が芽生えてきて、自分の考えや価値観が確立してきます。その時期に、自分の考えに耳を傾けてくれないと、余計にイライラしてしまいます。自分を理解して、そばにいてくれる存在になってあげることが大切です。

頭ごなしに子ども扱いして、子どもの意見を否定しないようにしましょう。

対処法③感情的に対応しない

3つ目は、感情的に対応しないことです。

子どもが感情的に当たってくるから、自分も怒り返すのでは、悪循環にしかなりません。

怒り返された子どもは、自分の考えが否定された気分になり、余計にイライラします。

反抗期の子どもにイライラする気持ちをグッと抑えて、スルーしましょう。そして、冷静になって本当に必要だと思うことだけを伝えるようにしましょう。

それは逆効果です!やってはいけないNG行為

反抗期の子どもとの関係をさらに悪化させてしまう行為は、仲良くなれば良いと思って余計に干渉することです。

これは1番やってはいけません。コミュニケーションを取ろうとしない子どもに、会話を強制しても苦痛なだけです。

ほっておくことが一番です。

そして、子どもが必要としてきたときだけ、対応してあげれば良いのです。

その他のNG行為は以下の通りです。

・会話を強要する

・子どもにLINEしまくる

・友達から秘密を聞き出そうとする

・部屋に入って詮索するなど

このような行為を親がしていると知ると、子どもは「なんでそこまでして干渉してくるのだろう」と余計反発心が出てしまい、ますます自分の殻に閉じこもってしまいます。

子どもの行動や心理が気になる気持ちはわかりますが、やめておきましょう。

まとめ

ここまで、反抗期の特徴や、対処法、NG行動などを紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

反抗期の子どもを持つと本当に大変だと思います。この記事が少しでも、育児を頑張るみなさんのお役に立つことができたら幸いです。

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