子ども

子どもにゲーム買う?買わない?買わない選択もあるそのメリット

周りの子どもたちはみんなゲームをやっているみたいだけど、
うちも買ったほうがいいのかしら・・・

出来ればゲームは与えたくないような気がするんだけど、
いずれは与えないといけない・・・?

こんにちは、ライターの つみき です。

子どもが小学生くらいになると、ゲーム問題が出てきますよね。

周りの子たちがゲームを持っているらしい、という情報が入ってくると、
うちも与えたほうがいいのか、悩みますよね。

ゲームを与えることにも、もちろんメリットはあります。

友達と遊ぶ道具にもなるし、単純に楽しいし、中には脳トレになるソフトもある。

でも、ゲームを買わないメリットもたくさんあります!

今回は、ゲームを与えないときのメリットを5つご紹介します♪

ただし、子どもがゲームを欲しがっているのに、
親が頑なに与えない場合は、ちょっとリスクがあるので、
そこにもちょっと触れたいと思います。

子どもにゲームを買い与えないメリット5つ!

子どもにゲームを買うかどうか、同じ学校の子の話を聞くと本当に悩みますよね。

みんな買っていて、子どもに欲しいと言われたら、
流れで買ってしまいそう・・・というママに!

まずはゲームを買わないことのメリットをご紹介します♪

目が悪くなるのを遅らせることができる

ゲームが目に良くないことは、想像がつきますよね。

年齢を重ねれば、いずれは視力が低下しますが、
ゲームをすると、より早く視力が低下してしまいます。

明るい画面を近くで長時間見ることになるし、
瞬きも減ってドライアイになりやすく、
ブルーライトが目を疲れさせて、不健康になってしまいます。

画面には限りがあるので、眼球を動かす範囲も非常に狭くなり、
眼球の運動能力が落ちることも考えられます。

目が悪くなるとメガネ代やコンタクト代もかかるし、
なにより本人が生活しにくくなります。

目は良いにこしたことはありません。

目の健康を守ってあげるためにも、ゲームは与えないほうが良さそうです。

自分で想像を膨らませる力が育まれる

ゲームにはたくさんのソフトがあって、その世界観も制作者によって様々です。

子どもたちはその世界観に影響されて、
現実世界でもいろいろな妄想を繰り広げているかもしれません。

実際に暴力を振るったりとか、暴言を吐いたりとかしなければ、
妄想すること自体は悪いことではありません。

ですが、この妄想は、すでに作られた世界の中の妄想です。

きっと「ゲームの中で見たものが現実に起こったら」という妄想がほとんどです。

誰かが作った世界の中に入ることはできますが、
一から自分の世界を作り上げる力は、あまり使っていません。

小説が実写化されたとき「思ってた世界と違ったな」という経験ありませんか?

「もっと大きなお屋敷をイメージしてたのに」とか
「もう少しかわいい妖怪をイメージしたんだけど・・・」とか。

文字を読んで、頭の中で映像化していた、つまり想像していたんですよね。

このような「想像力」は、ゲームをしていないほうがより豊かになります。

幼稚園の頃とか、いろいろと想像しませんでしたか?

「将来はケーキ屋さんになって、こんなケーキを作る!」とか、
「こんなお家に住みたい!こんな遊園地で遊びたい!」とか。

この想像力を膨らませる時間を、ゲームが奪ってしまいます。

誰かが作ったゲームの世界観から引用して想像するようになってしまうのです。
ちょっともったいない気がしますよね。

自分自身の力で、思い思いの世界を想像で広げてほしい!
そう思うのであれば、ゲームを与えないほうが良さそうです。

勉強・習い事・体を使うことなどに集中できるようになる

ゲームの楽しさを一度知ってしまうと、なかなか手放せなくなります。

「宿題が終わってから」「ご飯食べてから」「お風呂入ってから」
言われたことをパパっと終わらせたら、またすぐゲームに戻ることも。

何をしていても、この後ゲームをする!ということに気を取られて、
集中力がおろそかになってしまいます。

マンガやアニメ、テレビでも同じような気がしますが、
ゲームには終わりがありません。

キリが悪いところで終えていたり、続きが気になっていると、
なかなか頭を切り替えることができず、目の前のことに集中できなくなります。

宿題や習い事でも、終わらせることが目的になってしまい、
中身に集中していなければ、何も身につきません。

どうしても、ゲームの優先順位が1位になってしまうんです。

子どもたちが熱中してしまうゲームに出会わなければ、
宿題や習い事も、中身にちゃんと集中して取り組むことができます。

同じ宿題でも、しっかり考えて集中してこなした子とそうでない子では、
成績に大きく差が出てくることは想像できます。

ピアノや水泳、体操、バスケなど、様々な習い事やクラブがありますが、
集中して取り組めば上達も早くなりますし、本気で楽しむことができます。

学生時代に本気で取り組んだこと、熱中したことがゲームではなく、
別のことに集中してほしいと思うのであれば、ゲームは与えないほうが良さそうです。

家族でのコミュニケーションが濃厚になる

子どもがゲームに集中しているときは、親の話も聞いていませんよね。

単純に会話が減ることもありますが、ゲーム以外に興味を持たなくなると、
会話が続かなくなることもあります。

返事が淡白なものになったり、話題を振っても「知らない」で済まされたり。

親としても、それはちょっと寂しいですよね。

ゲームの話はあんなにしてるのに・・・なんて思ったり。

また、ゲーム機がなかったら、トランプやパズルなど、
実際に触って遊べるアナログのゲームをする機会を増やすことができますよね。

アナログのゲームなら、対戦相手が実際に目の前にいる人になります。
家族でやるなら、親とか兄弟とかと直接対戦しますよね。

ババ抜きだったりすると、相手の顔色をうかがったりして、
お互いに表情の変化を見たり、駆け引きし合ったりしますよね?

相手をよく観察する、そして考えを読み取る力がつくことは、
コミュニケーションを豊かにすることにつながります。

発言を鵜呑みにせず、本当はどう思っているのかくみ取る力も、
表情で相手の心境の変化を感じ取ってあげる力も、
アナログゲームで直接対戦することで、育まれることがあるんです。

画面を通した対決では、育むことが難しいことですよね。

同じ会話でも、顔を見て表情や声色まで感じ取れるほうが、
コミュニケーションは濃いものになり、
家族だけでなく友達にも誰にでも、思いやれる子どもに育ってくれるはずです。

相手を思いやれる子どもに育ってほしいと思うなら、
ゲームは買わないほうが良さそうです。

世の中の流れについていけて、知識が増える

ゲームに1人で集中している時間が無くなると、
家族でテレビを見る時間が増えるかもしれません。

大人と一緒に同じテレビを見ていると、
知らないことが出てきたとき、すぐに聞くことができて、学ぶことができます。

バラエティでも、流行を知ることになりますし、
情報番組ならもっと勉強になることがたくさんあるはずです。

世の中の流れを、なんとなくでも知ることで考え方も変わってくるし、
その話題について親子で意見を出し合ってみると、
意外と違う考えを持っていることに気づかされたりします。

子どものころから世の中の動きに興味を持っていると、
大人になってからも世の動きに敏感になれます。

将来どの職業についても、役に立つ習慣なので、
世の中の動きに興味を持つことは、とてもいいことです。

同じ話について親子で話し合えること自体も、
子どもにとっては嬉しいことで、認めてもらえている感じで、
友達と話しているのとは違う、貴重な体験が出来るんです。

親子で意見を言い合うという貴重な体験を大切にしたい!
と思っていただけたなら、ゲームを買わないほうが良さそうです。

頑なにゲームを与えないと、ちょっとリスクがある

ゲームを与えないことのメリットをご紹介しましたが、
与えなさすぎても、ちょっとリスクがあるんです。

与えなさすぎるというのは、いつまでも与えないということではありません。

ゲームに触れずに大人になる人だっています。悪いことではありません。

そうではなく、子どもが「ゲームが欲しい!早く買ってほしい!」と
強く訴えているのに、頑なに買い与えないことです。

ゲームがある友達の家に入り浸るようになる

どうしても自分の家はゲームを買ってくれない。
でも友達の家に行けば貸してくれる!

ゲームを貸してくれる友達がいると、
ゲームがしたくて友達の家に頻繁に行くようになります。

遅い時間までゲームで遊んで、夕飯頃に帰ってくる、なんてことも。
それが、毎日のようになってしまいます。

いくら「行っちゃダメ!」と言っても、いろいろな嘘をついて絶対に行きます。

友達の家で、どんな態度でゲームをしているのか・・・

お菓子とか飲み物とかも頂いているんじゃないかしら・・・心配になります。

そして、友達の予定が悪くてゲームができないと、家でムスッとしてます。

話しかけても素っ気なくて、返事もしなかったりして。

この場合、友達の家にお世話になってしまうということ、
そして家にいると不機嫌になる、という2つのデメリットがあります。

家庭によって、これがどのくらいデメリットになるかは差があると思いますが、
この状況はちょっと良くない!と思ったら、買うことを検討しましょう。

ゲームは買い与えないことではなく、
使い方などを親子でしっかりルールを決めて、守らせながら、
うまく付き合っていくことに方針をシフトチェンジすることも考える必要があります。

大人になってからゲームに執着するようになる

子どもの頃に、すごーく欲しかったゲームを、
大人になったら自由に買うことが出来る!!!

と考えて、自分で自由に買い物が出来るようになった時に、
たくさんのゲームを好きなように買い、

ゲームにどっぷりハマってしまう、というパターンもあります。

意外と、「ゲームはいいから勉強しなさい!」と言われて育った子のほうが、
大学生になってからバイト代をすべてゲームに使い、
夜遅くまでゲーム三昧の毎日を過ごしていたりします。

昔出来なかったから、思う存分ゲームするんだ!という意識が強く、
一気にゲーム依存になってしまうことがあるんです。

ゲームに限らず、「欲しいものを買ってもらえなかった」という意識が強いと、
社会人になってから自分が欲しいものを簡単に買ってしまい、
浪費家になってしまう人も中にはいます。

買ってもらえなかったゲームに執着してしまう気がするときは、
ゲームの時間と勉強の時間を両立できるように、
子ども自身でコントロールできるように育てることにシフトチェンジしても良さそうです。

ゲームを買うかどうかは、しっかり話し合ってから。

ゲーム自体は悪いものではないですが、必須アイテムではありません。

家庭ごとに、ゲームへの考え方も異なります。

周りの意見も参考にしつつ、
子どもと一緒にゲームのメリット・デメリットについて話し合い、
うまく付き合っていくためのルール作りをしていきましょう。

ゲームを買うとしたら、ゲームのソフトの種類もたくさんありますから、
子どもがどんな内容に興味があるか、も知っておくといいと思います。

また、子ども自身が「ゲームが欲しい」と言っていないのであれば、
親からゲームの話を振る必要もない気がします。

子どもがゲームに興味を持たなかったからといって、
変わっている、ということもありません。

何に興味を持つかなんて、子どもも大人も人それぞれですからね。

今一度、ゲームについて考えてみてはいかがでしょうか?

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