カブトムシから少年としての第一歩が始まる。
いくつになっても男子はカブトムシが好きなんだ!!
小学生の男の子を持つ家庭なら1度くらいはカブトムシをおねだりされたことが、あるのではないでしょうか?
学校では持っているだけでヒーローになるほど人気の昆虫のようです。
そんなカブトムシですが、飼育は比較的に簡単な部類に入り、初めての方でも簡単に飼える昆虫の1つです。
今回は、カブトムシを長生きさせるコツと飼うために必要なグッズをご紹介させていただきます。
カブトムシを育てる時のポイント
カブトムシの成体の寿命は、野外で1~2か月、飼育下で丁寧に育てても2~3か月。
成体は越冬をしないため、幼虫の期間から考えると約1年の寿命になります。
せっかく飼うのですから丁寧に育てて長生きしてもらいたいですよね。
そこで、まずは飼育するにあったてのポイントを3点ご紹介します。
1、温度管理
カブトムシ=夏というイメージがあり、暑さに強そうに思えますが、実際カブトムシは高温と寒さともにとても弱い生き物です。夏場は直射日光に当たることは避けて日陰で管理するといいでしょう。
その中でも、もっとも大切なのはこの時期の暑さ対策!!我々人間も熱中症があるみたいに、カブトムシの体感温度を下げてあげることで、長生きすることが出来ます。
(人間の体感温度とは少し異なりますが。。)
エアコンの部屋においてあげたり、扇風機で風邪を送る。
または、保冷剤や、凍ったペットボトルを飼育ケースに入れておき、熱がこもらない環境づくりをしてあげましょう。
2、転倒に注意
実は、カブトムシにとっては非常事態なんです。(大変なこっちゃーーーーーー(・・;))
自然で生活しているカブトムシの外敵はイタチやカラスなどです。
そんな外敵の恰好の的になってしまうので起き上がろうと必死にもがきます。
この「もがく」という行為が非常に体力を消耗し、
そのまま起き上がれないと最悪、死んでしまうこともあります。
勝手に起き上がれるだろうなんて軽い気持ちで思うかもしれませんが、
カブトムシにとっては結構辛いことなので、転倒していところを見かけたら、
すぐに起こしてあげましょう!
僕たちは喋れないんだ、、見かけたら起こしてねm(__)mBYカブトムシくん
3、1つの飼育ケースに複数のカブトムシを入れない
カブトムシは限られた空間の中で複数匹の個体がいるとけんかが始まってしまいます。
けんかの原因はエサの取り合いや、雌の取り合いです。
けんかはカブトムシの寿命を縮めてしまう行為なので極力避けましょう。もしたくさんの個体を買う場合は大きめのケースに入れて飼育することをオススメします。
カブトムシを長生きさせるためには
カブトムシを長生きさせるためのコツは以下の3つです。
を整えること 温度環境
させたままにしないこと 転倒
を与えないこと ケンカなどによるストレス
を意識しましょう♪順番に解説します。
温度環境を整えること
最適な温度環境を用意してあげましょう。
カブトムシの最適な室温は、産地によっても変わってきます。
国産カブトムシの場合
・夏場は室温30度以下(20〜25度が最適)冬場は暖房がない部屋が◎
・日向は絶対NG
・風通しがいいところが◎
外国産カブトムシの場合
・夏場は30度以下(20〜25度が最適)冬場は18度以上の場所が◎
・日向は絶対NG
・風通しがいいところが◎
国産も外国産カブトムシも乾燥に弱いので、マットが乾燥していたら、霧吹きをかけてあげるなど、水分を欠かさないようにしてあげてください。
転倒させたままにしないこと
カブトムシは、場所によってひっくり返ったまま、起き上がられないことがあります。
転倒したママにしておくと、カブトムシの体に、かなりダメージを与えてしまうことになりますので、そんな時は、すぐに元の状態に戻してあげましょう。
1日の間で何回かは、元気に過ごせているか、チェックしたいですね。
ケンカなどによるストレスを与えないこと
オス同士は一緒に飼わないのが原則。
ケンカで傷ができてしまうことがあるので、違うケースで飼うのが◎
オス1匹+メス1匹が理想です。
幼虫は素手で触らない
幼い幼虫を素手で触らないように注意しましょう。
手には雑菌が付着しており、それにより幼虫が弱ってしまったり、
場合によっては、亡くなってしまうこともあります。
そのため、幼虫に触れる時は、手袋やスプーンなどを使いましょう。
カブトムシの飼育に必要なグッズ
①飼育ケース
飼育ケースはSSサイズ~Lサイズまで様々な種類があります。
もちろん何匹飼うかなどによりますが、飼育ケースのサイズは大きいことに越したことはありません。
ただ大きすぎても飼育の手間がかかるので1、2匹であれば
Sサイズ~Mサイズあたりがオススメです。
幼虫もこれ1つあればバッチリ!
軽い!お手入れ簡単!迷ったらこれ!安心安全のケース♪
②カブトムシ用マット
順調に育つ!フジコン カブト育成マットPRO 10L ¥806
マットとはいえども、想像するシートのようなものではなく、肥料みたいに飼育ケースの下に敷くものです。
種類はさまざまですが初めての方には管理のしやすい埋め込み式マットがおすすめです。
臭いはあるものの、カブトムシは、すくすく育ってくれます。
埋め込み式マットとは、広葉樹や針葉樹を砕いたものでコバエなどを抑制してくれる効果があり、カビも発生しにくくなっています。
③とまり木や木材チップ
マットの上に置く転倒防止用の木やおがくずなどを用意しましょう。
転倒してしまった際に足を引っかけられるようなものなら何でも大丈夫です。
④エサ
バナナやリンゴなどのフルーツをエサとして利用することができます。
バナナやリンゴは栄養価がとても高く良質なエサといえます。
NGフルーツ
スイカ、メロンなどの水分が多いもの
飼育環境の悪化や下痢の原因に!
そしてフルーツ全般に言えるのが、腐りやすいということ。
私も小さいころ、虫かごにフルーツを入れっぱなしにして腐らせてしまった事があり、その臭いはトラウマレベルですのでご注意ください(笑)
今はそんなフルーツの欠点を防ぐために作られた昆虫ゼリーというものがあるので、初めての方はこちらをオススメします。
ゼリーの交換は2、3日に1回でOK。
マルカン 昆虫ゼリーサムライ BIG48 16g×50個 ¥839
⑤霧吹き
霧吹きは土の乾燥を防ぎつつ、ケース内の温度を下げる役目があります。
土を見て乾燥していれば霧吹きをしてあげましょう。
全体にまんべんなく同じ個所に4回ほどすると良いです。
濡らし過ぎるとカビが生えたりするので注意してください。
以上5点を揃えておけば初めての方でもすぐにでも始められます。
まとめて買いたい人はこちらがお得!
霧吹きとおがくず以外が入っています!
質も良くとてもお得なセットになっています。
カブトムシの飼い方のコツ
カブトムシの飼い方のコツについては以下の3つです。
①飼育ケースのレイアウト
- まずカブトムシ用のマットをカブトムシが潜れるぐらいの深さになるように飼育ケースに入れます。
- その上におがくずを敷きます。
- 転倒防止用の木を置き、カブトムシは何かにつかまっていると落ち着くそうなのでお好みで止まり木を用意してあげるといいでしょう。
②世話の仕方
カブトムシの飼い方はとても簡単で、主にエサ切れに気をつけることと土が乾燥していれば霧吹きをしてあげることです。
ゲージ内の温度環境はカブトムシの寿命に関わってくるので霧吹きは必ず毎日してあげましょう。
③マットの交換
基本的にはマットを交換する必要はありませんが、エサやおっしこの関係で日がたつにつれて臭いが出てきます。
もし臭いがあまりにもひどい場合はマット内の環境があまりよくない可能性があるので、こういう場合のみ交換してあげましょう。
しかし、マット交換はカブトムシにストレスを与えてしまうため、頻繁に変えるのは逆に寿命を短くしてしまいます。
つがいで飼っている場合は産卵している場合もあるので、うかつにマットを交換するのはやめた方がいいでしょう。
まとめ
今回は
長生きするコツと飼うために必要なグッズ
をご紹介させていただきました。
夏の期間だけ成虫として活動するカブトムシを通じて、命の尊さや生き物の世話などをお子さんに学ばせるにはとてもいい教材だと思います。
つがいで上手に幼虫の段階から1年中、観察することも出来ます。
ただ虫嫌いなママさんにとっては、なかなか気の乗らないことかも知れませんが、お子さんに「飼ってみたい!」とおねだりされたら、お子さんの為と思ってぜひ協力してあげてくださいね♪
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!