問題解決

【中学生の子を持つママあるある】子育てで一番悩むことは?

子どもが中学生になるといろいろ悩みも増えてきます。

やっと中学生になって、一段落と思ったのもつかの間、学校に行きたがらなくなったり、親の言うことを聞かなくなったりと、もうどうしたらいいか分からなくなりますよね。

進学のこと、部活のこと、友達のこと、異性のこと、
中学生という思春期は、小学生の時以上に、大きな深い悩みが増えてきます。

ではそんなときどうしたらいいでしょうか?

対処法を考えて見ました。

学校に行きたがらない

文部科学省が出しているデータによると、
小学生の不登校は250人に1人になのに対し、
中学では、35人に1人というデータが出ているようです。

中学になって、学校に行きたがらない理由とは何でしょうか??

子どもが学校に行きたがらない理由はいろいろあるでしょうが、

まず大きな問題点は、変化が大きいこと。

クラスの友達や部活の先輩後輩など関係が出てきたり、
学級担任制から教科担任制に変わり人間関係がうまくいってないとか、授業の内容も難しくなってきて勉強が分からず、授業について行けないとか、運動会や文化祭などの学校行事がイヤで行きたくないとか。

あと家庭環境もありますね。親との仲があまりうまくいってないとか、兄弟とけんかばかりするとか、家庭の状況が不安定でも子どもは学校に行きたがらなくなるみたいです。

親としては、中学生になったキッカケに自立を促そうと
「自分でやりなさい」と言うのですが、
子どもにしたら、急に突き放されたように感じてしまう子も多いようです。

大人からするとたいしたことないみたいなことも、本人にとっては深刻なことなんです。

子どもが学校に行けない

学校の人間関係がうまくいってない
勉強が分からない
学校行事がイヤ
家庭環境がよくない

その場合はどうしたらいいでしょうか?

◎まずは子どもの話をじっくり聞いてあげましょう

「何かあったの?」とか「最近学校はどう?」など直接優しく問いかけてみましょう。

子どもが話を始めたら、思ってる事を十分吐き出させてあげましょう。そして子どもの気持ちに寄り添ってあげましょう。

子どもが話したがらない場合は無理に聞き出してはいけません。話してくれないのは心配ですが子ども自身もうまく話せないのかも知れません。慌てずゆっくり待ちましょう。

行きたくない理由が分かったら、解決方法も少しずつ分かってくるでしょう

◎いろいろな選択肢をもって本人に決めさせてあげよう。

子どもが学校に行けない場合は休ませたり、遅刻や早退、あと保健室登校なども許してあげて、子どもが行きたくなったら意思を尊重してあげましょう。

あと担任の先生にも行けない理由を説明し、学校を休む許可をもらい、本人が行けるタイミングで行く事を許してもらいましょう。

◎専門家を頼ろう。

親だけで悩まず学校に相談することによって、その問題に適した専門家を紹介してもらえたりもします。学校にはスクールカウンセラーがいます。

行けない原因が分からない場合は病院で診てもらうのもいいでしょう。心の病気や発達障害の可能性もありますから。

私の息子も保育園の時からちょっと普通とは違って、明らかにおかしいと思ったから大学病院の精神科に連れて行きました。結果は多動性障害と言う発達障害でした。

発達障害は早く分かれば、対処の方法も沢山あります。もし分かる物であれば早くに分るに越したことはありません。

学校だって発達の状況にあった通級学校があったり、学校に行けなくても友達がいなくても、メンタルフレンドという制度があったりします。

◎学校へ行かない選択肢もあるということを知っておこう。

私の娘は校区の中学が合わなかったので本人が行かない決断をしました。そしてすぐに以前から疑いがあったので(上の子が発達障害で、娘もそうかも知れないという)大学病院で検査してもらい高機能広汎性発達障害(今は自閉症スペクトラムといいます)と診断してもらいました。

その後、校区の中学校には1日も登校しませんでしたが、通級学校の中学に通いました(長男は普通に校区の中学に通いました)し、メンタルフレンドも利用して、3年間毎週大学院のお姉さんが遊びに来てくれました。中学卒業後は普通に高校に進学し卒業しました。

子どもが学校に行きたがらない

子どもの話をじっくり聞いてあげましょう、ただし無理に聞き出しはNG!
遅刻、早退、保健室登校も許しましょう
学校、専門家に相談しましょう
病院で診てもらいましょう

親の言うことを聞かない

中学生になると親に反抗的な態度をとったりします。親が心配のあまり
ちょっと注意すると、
「うるさい」と言われたりします。

以前は素直だった子どもが、言葉遣いや態度が悪くなってきます。そこを注意すると反発してきます。

中学生は思春期になりますので本人も大人でもなく、子どもでもないような中途半な位置にいて、どうしたらいいか分からない中頑張っているんです。

そんなときはどうしたらいいでしょうか?

子どもの反発は親にとっては反抗であって、子どもにとっては親の保護から自分自身を確立し、独り立ちするという意味で、社会人になっていくための大事な過程です。

この時期の子どもは気持ちは大人になりたく、でも心はまだ子どもという難しいときです。子どもの気持ちを無理に曲げようとしたら絶対失敗します。

それでも唯一聞かせる方法があるとしたら、立場の強い人である父親や、部活の先生などから言うことです。でもそれも一時的な物でしかありません。

親の価値観を押し付けたりせず、子どもの小さな変化や心の動きに気を配り、子どもを信じて子どもの言動を冷静に温かく受け止め、子ども自身が自立していけるようにしていきましょう。

親にとっては反抗

子どもには自分自身が自立するための大事な過程

そもそも思春期はイライラしやすい時期!!

思春期の特徴として、イライラしやすい時期です。
男子はみんなからすごいと思われたい!かっこよく見られたいですし、
女子は、意地悪をしたくなったりする時期です。

これは、なぜかというと、
「他人から認められたい」感情が出てきているからです。

認めてもらいたいのに、自分の思う理想のイメージのようにうまくできない。
みんなに認めてもらえない。
このような葛藤が、イライラする行動を掻き立ててしまうんです。

これも、成長の過程で起きるひとつの行事ですから、
「うっせー!!」なんて言われたときには、〝我が子もそういう年頃になったのね。〟と

受け入れてあげたいですね。

そして、本人が一番苦しい思いをしているというのも親として
忘れてはいけないところです。

まとめ

子どもが中学生になるといろいろと悩みも出てきますが、何事も無理に押しつけ、励まし、見守ることも必要です。子どもが一時的に悪くなってもいずれ落ち着いてきます。

子どものゆれる心を丸ごと受けとめられるようなような親としてのゆとりを持ちたいものです。

こどもを親の敷くレールに無理やり乗せようとせず、自分の力で乗り越えられるように陰から支えてやりましょう。

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