こんにちは!ちあき先生です。
今日は
「人のせいにしてしまう子どもの心理」
についてです!!
できないことがあると、
うまくいかないことがあると
全部ママのせいにされたご経験はないでしょうか?
やってみたい!という意欲と
自分の実力がミスマッチな年頃でもありながら
親としては、
やはり、心配になってしまいますよね・・。
私が今まで16年間、保育の現場で、
子どもたちや保護者の方と関わってきた中で
人のせいにしやすい子どもの心理状況、
タイプなどをピックアップし、
対処法についてもお伝えしていこうと思います!
ぜひ、参考にしてみてくださいね(*´-`)
目次
子どもが人のせいにしてしまうその心理とは?
1、体の発達と心の発達にズレがある
自分がやってみたい!とチャレンジしたい気持ちと
それらを実際に出来る体には、
まだ達していない場合によく起きます。
例えば、〝でんぐり返しをやりたい!〟と
心では思っていながらも
体がまだ
でんぐり返しができる体に発達していない場合、
何度やっても
〝できない・・・〟ですし、
あげくの果てに
ママのせいにされちゃう・・(°▽°)
体の発達と心の発達にズレがある場合、
こんな葛藤が起きてしまいます。
2、不安やプレッシャーを感じている
お子様のタイプによりますが、
不安やプレッシャーを抱えやすいタイプのお子様に
起きやすいです。
・不安を感じやすい
・はじめてのことはやたら不安になる
・うまくできなかったらどうしよう・・とプレッシャーを感じやすい
・完璧主義である
・責任感が異常に強い
・人から批判されたり、責められる怖さを感じやすい
これらのタイプを持っているお子様は、
どうしても、人のせいにしがちです。
小さな子どもがこんな思いを
一人で抱えているわけですから、
分からなくもないですよね。
ママのことを嫌いなわけでなく、
ただ、甘えやすい存在なだけに
どうしても当たってしまいます。
3、自分で選んでいない
自分で選ばず、何でも、大人が言うことをそのままやってきた場合、
敷いたレールの上を歩いてきた場合、
どうしても、人のせいにしがちです。
だって、自分で選んでいないから。
責任転換できてしまう環境を
作らないことも大事なこと。
自分で選んだことに対して、
責任を持つようになれば
自分の選んだ道だからこそ
真剣に取り組むでしょうし、
自分で選んだことに人のせいにしていたら
かっこつかないことに気づくはず!
人のせいにしてしまう子どもの対処法
1、具体的に褒めながら次の行動の提案をしよう!
例えば、でんぐり返しができずに
人のせいにしたら、
それが出来るためにどうしたらいいかを
本人が納得するまで提案したり
一緒にやってみるんです。
子ども「もぉーーできないー!!ママのせい!!」
ママ「さっきよりもかなり手のつき方が上手になってるよ!!!
回るときにグッとおへそを見てごらん!」
などと、
成長した部分を具体的に褒めながら
次の行動も具体的に教えるんです。
「もーーママのせい!」
なんて、
人のせいにするスキを与えないほど、
提案しまくる!!ということです笑
そうしたら、きっと
自分の成長した姿に心が満たされ、
ママの真剣な姿に満足し、やる気もみなぎるはず!
2、失敗は悪くないことを伝える
私たち大人でも、
「失敗=恥ずかしい」と思っている場合がほとんどですが、
実際は、そうではありません。
失敗したということは、チャレンジするということ。
チャレンジすることは、
人生においてメリットばかりです。
・失敗して、いろいろなことができるようになる
・経験値が増える
・人の気持ちが分かるようになる
・チャレンジ精神が身につく
このように、
チャレンジして、
失敗することのメリットを伝えるんです。
私は保育しているときに、
失敗したら、
「おーー!!!よく頑張った、また成功に1歩近付いたね!!」
と子どもたちに言うようにしています。
失敗は恥ずかしいことじゃない
近くにいる大人がそう言ってくれると
子どもも随分と
気が楽になるのではないでしょうか。
3、子どもにかける言動を振り返ってみよう
〝お兄ちゃんなんだから!〟
と責任を感じる言葉をかけていたり、
〝100点とってえらいねー!!〟
と結果だけを褒めてしまったり、
小さなことで厳しく叱ってしまったり・・
子どもは私たちが思っている以上に繊細で、
親を喜ばせようと責任を感じています。
それなのに、
もっとがんばれ!と言われたり、
100点が素晴らしいなどと
結果だけを求めてしまうような言葉を
かけていたとするなら
子どものキャパシティを超えてしまい、
〝もーーいやだ!!!全部相手のせいにしてしまえ〟
と
反抗心が芽生え、結果として、
人のせいにしてしまいます。。
なので、まずは、
受け止めながら、
下記のポイントから始めてみてください。
結果じゃなく過程を褒めること。
失敗は恥ずかしくないこと。
使わず、そのままの姿を認めること。
自分で選ばせよう!
まとめ
いかがでしたか??
私たちが思っている以上に
子どもは、小さな体で日々プレッシャーと戦い、
成長したい意欲を持ち、頑張ろうとしています。
それを受け止めてあげながら、
子どもたちが自分の望むステージへいくための
環境を用意するだけ。
こちらが
あーだこーだ言わなくても
それだけで、いい気がします。
子どもは、
自分で成長したい!という思いと進む意欲は
もう十分にありますから。
人のせいにする姿が目につくようであれば
ぜひ、今回の内容を参考にしていただけたら
嬉しいです♪
最後までご覧いただき、
ありがとうございました!!!