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歯科衛生士おすすめ自宅で簡単!歯石の取り方と器具の紹介

はい、どーも。
歯科衛生士歴約20年のお局筆者、
私です♡

今回のテーマは
「セルフde歯石取り」です!!

パチパチパチ!!

歯石がつきやすいんだけど、

超ブラック企業に勤めてて、
全然歯医者行けないんだよねって方とか、

歯石取りに行きたいんだけど、
体の調子がかんばしくないから
行けないのよねって方とか必見です!!

...ってはじめたいとこですが。

今回はそうは問屋が卸しません(泣)

ナンデナンデ?

ぶっちゃけ、結論が

「自分で歯石を取ることは
オススメできません!!!!」からです。

ダメっていうのは簡単。

でも理由&解決方法がないと納得できませんよね?

「オススメできないのなら、じゃあ、どうしたらいいのさ!?」
当然の疑問だと思います。

うんうん。

なので今回はその疑問にお答えしていきますね♡

ではでは~レッツらGO!!

そもそも論。歯石って何?

「さっきからさも当たり前かのように、
歯石、歯石って言ってますけど、
全員が歯石を知ってると思うなよ!」

って思ってる方も
いるんじゃないでしょうか?

それ、正解!!(笑)

あのですね、おごり高ぶっているつもりは
1㎜もないのでございますが、

専門職をやっておりますと、
自分がふだん使い散らかしているもんですから、

その用語がさも一般的であるように
言ってしまうことが多々あるのです。(涙)

決して悪気はないのですよ?悪気は。。。

なので、歯医者で説明を受けたときに、

「どゆ事?」と謎に感じることがあれば、
ジャンジャン聞いちゃって良いと思います♡

たぶん歯科医師や衛生士は
無意識に使ってしまっているだけで、

専門用語を使ったことに
気づいていないと思うので(笑)

…そうですね、話を戻しましょう。

「歯石」というのは、
歯垢(しこう)やプラークと呼ばれる、
お口の中の汚れに、
唾液中の成分が混じって石灰化したものです。

歯石が付きやすい場所=唾液腺と呼ばれる
ツバがでてくるところの近く

つまり、下の前歯のべろ側(付着率堂々のぶっちぎりNO.1!!)と
上の奥歯のほっぺた側によく見られます。

ちゃんとブラッシングしてるはずなのに、
なんだか歯の表面のザラつきが取れんわぁ~
って経験ありませんか?

それです、多分(笑)

なぜ歯石を取らないといけないの?

理由その①

ザラついていると、
より汚れや着色(ステイン)が
つきやすいから。

細菌のカタマリである歯垢がつきやすいということは、
虫歯リスクも上がるから。

理由その②

歯ぐきとこすれて、
歯ぐきが炎症をおこすから。
ひいては、歯周病の進行につながるから。

歯石がついてきたらどうする?

答えは一つです!歯医者へGO!!

歯石をとるって簡単に言ってはいますが、

実は歯科医院での歯石除去は
国家資格を持っている、
歯科医師or歯科衛生士にのみ許される行為

だったりするのです。

そう聞くと、
「セルフでは難しいのかも?」って思えてきません?

そして歯石の付きやすい場所を思い返してみてください。
「自分の目で直接見えない場所」ですよね?

見えないところを感覚のみで

↑このような「ハンドスケーラー」
呼ばれるつんつくつんな専用器具で
カリカリするわけです。

多分、私たちプロがやっても
上手くできないんじゃないでしょーか。

ちょっと危険な香りがしてきましたよ~(笑)

でもネット通販で検索すれば、

いっぱい出てくるし、フツーに買えちゃうんですよね~。

なので、のっぴきならない事情で歯医者へ行けない場合に
いた仕方なく自分で取るよーという方限定で!!

どーしてもセルフで取りたいのであれば、

①器具の消毒はマスト!(アルコール消毒or煮沸消毒)
➁鏡を見ながら、歯ぐきに触れない位置の歯石だけ引っかけて取りましょう

ちなみに歯科医院では超音波スケーラーという、
振動で歯石を砕く機器をよく使います。

専門の知識と、専用機器と、明るいライトのもとでね♡

その超音波スケーラーをも家庭用が
売ってたりするみたいですが。。。

さらに危険な香りしかしない。。。(泣)

セルフでやると、
歯の表面や歯ぐきを
傷つけてしまう可能性です。

歯の表面を傷つけると、
それによってできた凹凸面に、

より歯垢や歯石が付きやすくなっちゃいます。

歯ぐきを傷つけると、もちろん痛いし
必要以上に歯ぐきが下がってしまうこともあります。

歯科医院では機器や器具の扱いに慣れた、
知識のある専門スタッフが施術するため、

最小限の傷で済む&歯面研磨

で表面をツルツルに磨き上げるところまでやるので、
逆に歯垢や歯石がつきにくくなるんですよ♡

やむなくセルフで行う場合も、超音波スケーラーはさけて、
ハンドスケーラーで軽く。。。が無難でしょうね。

じゃないと、傷つけたことで結局歯医者へ行くハメになり、

先生に「自分で取ったらダメじゃない」と
お説教されることになっちゃいますよ?(笑)

歯石がつかないようにするには?

私は自分で歯石をとるという、リスクを伴う労力を、
むしろ、できるだけ歯石を防ぐという方向に
力を注ぐのがいいのかなと思います!

ホームケア

歯石のもとである歯垢をできる限り除去するために
丁寧なブラッシングをする。

これは、歯石どーのこーのではなく、
日頃からみなさん気を付けていることだと思います。

100%取りきるのはプロの私たちでも困難ですが、
気持ちだけはそれくらいのつもりで(笑)

歯石は歯と歯の間にもつきやすいので、
デンタルフロス(糸ようじ)や
歯間ブラシをこまめに使用する。

めんどくさい気持ちもわかりますが、
このひと手間を毎日やるのかやらないのかで
歯石のつき具合も変わってきますよ♡

だまされたと思って一旦続けて
やってみてください(笑)

意外と習慣になってしまえば、苦にならなし、
むしろやらないとムズムズしてきちゃうくらいかも。

あとは、デンタルリンスの使用も
一定の効果は期待できると思います!

結局のところ。。。

ホームケアを行った上で、
定期的に歯医者へ行くのが
ベストofベスト!!

歯石はついてからの日が短い方がやわらかく、
簡単にはじけますし、
量が少なければ、時間も短く、
痛みもほぼなく取れますよ。

そしてこれは、

虫歯予防にも、
歯周病予防にもすべてにおいて共通
なんです!!

定期的に受診していれば、
回数がたくさんかかることもないので、
数か月に1度であれば、
歯医者へ行くのも億劫じゃなくなるはず!

お忙しい方も、イマドキは結構遅くまで診療していたり、
日曜に診療していたりする歯医者もあるので、
ぜひ、お近くで探してみて下さい♡

体の不調などで行くのは難しいわ。。。という方は
「訪問歯科診療」もあるので、1度かかりつけの歯科医院に
相談してみるのも
いいんじゃないかなと思います。

それぞれのライフスタイルにあった
それぞれのお口の健康を♡

最後まで辛抱強くご覧いただき、
ありがとうございました。

 

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