「最近髪のボリュームがないのよね、髪にコシがなくて。もう若くないから・・・」
なんて感じたことはありませんか?
でも薄毛って年のせいだけじゃないんです。
食物の摂り方や睡眠などの日ごろの生活の仕方で、髪のボリュームも変わってくるんです。
何をどんな風に摂ってるかが育毛効果に関わっているんです。
そこで今回は、薄毛に効くと言われている亜鉛について、
亜鉛が何故薄毛に効くのかと亜鉛を摂るときの方法と量について調べて見ました。
薄毛に亜鉛が効く理由
亜鉛はミネラルの一種で食物から摂ったタンパク質を髪の毛や他の組織に変えるのですが、その際に欠かせず、育毛効果が期待できる栄養素です。
アミノ酸からケラチンを作る際に重要な物は亜鉛です、髪の成長には必要な栄養素です。
亜鉛が不足していると、どんなに良い育毛剤を使っても、効果はほとんどありません。
亜鉛は薄毛や抜け毛の原因である、男性ホルモンと5αリダクターゼがくっつくのを抑える働きをしています。
5αリダクターゼは、健康な身体を作るために必要なもので男性ホルモン(テストステロン)を補う酵素なのですが、この働きが逆に薄毛や抜け毛になる原因にもなりうるのです。亜鉛の5αリダクターゼ酵素の抑制という働きが、薄毛や抜け毛の予防になるのはこのためです。
だからといって亜鉛を摂りさえすれば、薄毛を改善できるというわけではありません。
血行が良くなかったり、生活習慣が不規則だったりするとはげてしまうこともあります。
さらに、亜鉛を多く摂リすぎると、いろいろと副作用が出ることがあり、毛が抜けることもありますので、そこはバランスが必要です。
また、亜鉛が不足することによって味覚障害も起こりやすくなるとのデータもあり、
味覚を感じる味蕾細胞には亜鉛が必須!!であるため、
亜鉛不足になると、味覚障害に陥ることがあるそうです。。
亜鉛を摂るべき量
成人男子10mg、成人女子8mg、ただし妊娠・授乳中はプラス2~3mg
亜鉛を多く含む食品
●魚介類(かき)
●肉類(牛肉、鶏肉、豚肉)
●藻類(海苔、わかめ、昆布)
●野菜類(ブロッコリー)
かき(養殖/生)100gに14.5㎎
うなぎの蒲焼100g(1串)に2.7㎎、
豚・肝臓生100gに6.9㎎
亜鉛を摂る方法
口から亜鉛を摂取するなら1日50mgを1週間以上取る必要があり、
亜鉛を多く含む牡蠣でも、毎日15個以上は食べなければなりません。
亜鉛は身体には吸収されにくいのに体外には排出されやすく、身体に吸収されるのは大体30%です。
普段から食物で亜鉛を摂るようにしている人も、摂取できていないという人が大半です。
亜鉛は、摂りづらい成分でさらに体内での吸収率も悪いので
促進効果のあるビタミンCやクエン酸を多く含む食材を併せて摂るのがいいです。
亜鉛を摂るために食品をメニューに組み入れる際の注意点は、
亜鉛と一緒にビタミンB(B2・B6)とビタミンCを摂ること。
逆にカルシウムや植物繊維、カフェインやタンニンなどは、亜鉛と結びついて体外へ排出されやすいので、一緒に摂らないようにしましょう
・亜鉛と一緒にビタミンB(B2・B6)とビタミンCを摂ることの出来るメニュー紹介
ホタテとパプリカの炒め物
材料 (2人分)
●パプリカ(赤・黄色・オレンジ)各1/2個
●ズッキーニ 1/2本
●甘長唐辛子 2本
●ホタテ 5枚
●醤油 小さじ1
●コショウ 少々
●ごま油 適量
作り方
① 野菜は一口大サイズに切る。ホタテは4等分に切る。
② フライパンに野菜を入れ、中火で焦げ目が付くように炒める。
③ ②にホタテを加えて、醤油、コショウ、ごま油で味付けをすると出来上がり。
※ビタミンC、ビタミンB2、β−カロテン、亜鉛がとれます。
ココナッツミルクとバナナのデザート
材料 (2人分)
●ナームワーバナナ(市販のバナナで代用可)5本
●ココナッツクリーム 50CC
●ココナッツミルク 300CC
●砂糖 65グラム(1/2カップ)
●塩 大さじ1/2
作り方
① バナナの皮をむき、縦に半分、横に半分に切ります。
② ココナッツミルクをなべに入れて火にかけます。
③ 煮立ったら中火にしてバナナを加えます。
④ バナナが柔らかくなったら火を止めます。熱しすぎないように気を付けて下さい。
⑤ 砂糖と塩を加え、混ぜ溶かします。
⑥ ココナッツクリームを加えて、粗熱が取れるのを待ちます。
※ビタミンB2、B12、C、E、葉酸、鉄、カリウム、亜鉛、マグネシウムが摂れます。
・カルシウムや食物繊維、カフェインやタンニンを含む食物の紹介
カルシウムと食物繊維を多く含む食物
ブロッコリー、モロヘイヤ、乾燥キクラゲ、アーモンドなどがあります。
カフェインやタンニンを多く含む食物
玉露、煎茶、インスタントコーヒー
亜鉛を摂取しすぎた場合のリスクは?
亜鉛を基準の量より摂ってしまうと、銅の吸収を阻害する亜鉛の働きで、
銅欠乏症になる場合があります。銅欠乏症は銅不足の状態になり、鉄をうまく吸収できなくなり、貧血やめまい、たちくらみなどに加えて、頭皮にも影響を及ぼすかもしれません。
しかし日ごろの食生活から過剰に亜鉛を摂ることは、普通では考えられません。
吐き気や脱水症状、また発熱といった過剰症のリスクが高まるのは、1日100mg以上を長期に摂った場合です。
まとめ
今回は抜け毛には亜鉛が効果があるということについて調べましたが、亜鉛は食べ物からだけではなかなか摂れないので、そういうときはサプリメントからの摂取も検討して見てください。
また食事のかたよりや、ダイエットをしすぎると亜鉛を摂る量が不足しますから、十分注意してください。