子育てに悩みは付きものですよね。
“うちの子だけ背が伸びない・・・”とか
“なんだか遊びが幼い気がする・・”とか
“他の子と比べて、あんまりしゃべらない・・”など
年齢が進むにつれて、心の成長、友達との関係や学習のことなど学校での様子も気になってくるし、悩みは様々。
いろんな出来事や不安に思うこと、迷うことも多いですよね。
私も、男子2人、女子1人の子供を育てていますが、次男が赤ちゃんの時に手のひらを火傷してしまったことがあり、皮膚の移植手術が必要になるほどの傷になってしまいました。
大きくなってから、手が動きづらくなるようなことがあったらどうしようと悩んだこともありました。
末っ子の女の子が1歳2ヶ月まで歯が生えて来なくて、とても心配したこともありました。かかりつけの先生に相談したこともあり、やっと生えてきた歯もとても歯並びが悪くて・・・
本当に、育児に関する悩みは1人ひとりいろんなものがあると思いますが、そんな悩みの中でも『言葉の発達』に関する悩みを持つママも多いのではないでしょうか?
私の周りにも、ほかの子と比べて、あまり言葉を発しないとか、検診で指摘されたことがあるなど、育児に不安を抱いたことがあるお母さんがいます。
そこで、今回はそんな悩みを共有しつつ、不安な気持ちでいるママやパパのお役に立てればと思い、色々調べてみたので、体験談なども合わせてご紹介したいと思います。
3歳児の言葉の発達について
3歳児の特徴
・3歳児という時期は想像力が大きく発達し始め、ごっこ遊びがより豊かになったり、言葉から、その場にいないものイメージできるようになる。
・4歳までに話せるようになる言葉は平均すると1700語くらいと言われています。4〜5個の言葉を繋げて文章にしたり、大人との会話も無理なくできるようになる。
・日常生活に関する言葉はほぼ理解している。
・考えたり記憶するよりも、ものごとを感じ取る力が発達する。
・自分以外の他者に対する思いやりが芽生えてくる。
「言葉が出ない」体験談
・二語文以上出てこない。
・3歳になりましたが単語を20程度言えるだけで、会話ができません。また、言葉を覚えようという気がないのかオウム返しができず、「さかな」と言っても「フンフ」、「ちょうだい」と言っても「フッフー」など適当に答えます。「ママ」すらも言えず、呼ぶときは直接手を取りに来ます。
・一切言葉らしい言葉を話さず、怪獣語ばかりの息子。しかも、はじめて会う保健師や医師に緊張したのか、息子は私に抱きついたままギュッと目をつぶって、一言も発しませんでした。
小児科の先生方の意見
・しゃべるかどうかより、言葉を理解しているかどうかが重要です。こちらの言うことをきちんとわかっていて、なんらかの反応をするようなら大丈夫。必ず言葉は出てくるようになりますよ。
・言葉はそれのみが発達していくわけではなく、社会性、運動機能などさまざまな発達が絡んできます。ですから言葉が遅い場合は言葉だけに目を向けるのではなく他の発達がどうなのかもチェックしなければなりません。
・親の言っていることは理解していて、同年代の子どもとも仲良く遊べるのに、なぜか言葉をしゃべることができない子どもがいます。男の子に多く、3、4歳くらいから急激に言葉をしゃべるようになり、小学校に入学するころにはほとんど目立たなくなります。
・言葉の理解が良ければ、特別な努力をしないで、しゃべるのを待っていればいいのです。理解の目安は、3歳児では大小や長短、色の理解がわかっているかどうか。これらの理解が遅い子どもではただ言葉が遅いだけでなく、精神遅滞(知的発達の遅れ)や広汎性発達障害の可能性があるので、かかりつけの小児科医に相談したほうがよいでしょう。なお、自治体が運営する言葉の教室では、言葉の遅い子どもに楽しく遊びながら言葉を投げかけます。母親の負担の軽減にもなるので利用するとよいでしょう。
最後に
言葉の発達が遅い場合、自閉症、ADHD、学習障害などの病気によるものなのか、そのまま様子を見ていてもいいものなのかわかりにくいもの。3歳で話さないということを1つの目安にして、しっかり観察することが必要なようです。観察した上で、専門の医師に相談する方がいいと思います。
また、発達障害児向けの療育プログラムというものがありますが、障害がなくても、その子に合わせた言葉遊びなどから、刺激を受けて、言葉が出てくることもあるようなので、受けてみるのもいいかもしれませんね。
言葉が遅れていると悩むお母さんに、「個性だから」気にしなくていいという方もいると思いますが、当事者になった時の不安はかなり大きいと思います。子供のためにできる限りのことをしたいと思うんじゃないかなと思います。
いっぱい話しかけるといいとか読み聞かせがいいという話もよく聞きますよね。その子が楽しんで言葉と触れることができる機会を作ってあげられたらいいでよね。不安でいっぱいになって焦るのではなく、先生や友人など、できるだけ周りに頼って、その子が無理なく、マイペースでできる方法をみんなで探って行けたらいいと思います。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。