何度か読んで頂いている方も、お初の方も、
ご訪問ありがとうございます!
ゆったんです。
今回は「寝言」についてです。
他人事のように感じるかもしれませんが、あなたの事かもしれません(笑)
だって、寝ているときにしゃべっているかどうかなんて、自分ではわからないですからね。かく言う私自身がそうなのかも・・・と一抹の不安もありますが、
皆さんもどうぞ参考になさってください。
目次
『寝言』とは?
『寝言』とは、読んで字のごとく、寝ている間にしゃべることです。
3人に2人は、寝言を指摘されたことがあるそうです。
自分が寝言を言っていることに気づき、ハッと目が覚めることもありますよね。
睡眠中に言葉を発してしまう寝言は、
「睡眠時随伴症(パラソムニア)」という障害の一つです。
睡眠時随伴症とは、睡眠中に起きる異常行動の総称を表す言葉で、
寝言以外にも
夜尿、歯ぎしり、夢遊病(睡眠時遊行症)などもこの中に入ります。
この睡眠時随伴症は、子供や大人を問わず症状が出ます。
ちなみに、寝言は人間だけではなく動物にもよく見られる症状で、
犬や猫が睡眠中に鳴き声を発することがあり、これが動物の寝言です。
飼っている犬や猫が、寝言を発する所を見た、
聞いたという飼い主の方も多いことでしょう。
『寝言』の原因は?
寝言はなぜ言うのでしょう?
寝言は誰にでも起こりうるし、かなり一般的に見られるものです。
ひと口に寝言と言っても、寝言を発する原因は様々ですが、
- 睡眠中に見ている夢に反応して、何かを喋る
- 強いストレスや不安感によって、寝言が増える
- 眠りが浅く、脳が活動することで言葉を発する
といったことが考えられます。
寝言を喋っていたとしても、
「睡眠中に何かを喋っていた」と自覚している方は少なく、
家族のような周囲の人に言われて気づくことがほとんどでしょう。
自覚しにくいうえ、見た目にも原因が解りにくいことから、
「なぜ寝言を言うのか」をはっきりと特定するのは難しいことと言えます。
では、考えられる原因別に見ていきましょう。
①睡眠中に見ている夢に反応して、何かを喋る
このパターンは大した心配はなさそうです。
眠っている間は浅い眠り「レム睡眠」と深い眠り「ノンレム睡眠」
を繰り返すことがよく知られています。
このパターンは
浅い眠り「レム睡眠」の時に睡眠の質が悪いことによって、
夢を見たり、はっきりと聞こえるような寝言を発してしまう、
といった現象です。
夜中にひとりで話すというこの癖は、小さいお子さんにもよく見られます。
ほとんどの子どもが寝言の経験があるといっても過言ではなく、
これは言語習得の一環と考えられています。
また、子供は睡眠状態も未発達だからといった見解もあります。
②強いストレスや不安感によって、寝言が増える
ストレスがたまったり、不安や緊張が強まったりすることによって
寝言が出てしまう現象です。
ストレスや過去の嫌な記憶、心身の乱れなどです。
最近「寝言をよく言っている」という方は
何か強いストレスや悩みごとを抱えていないか
改めて考えてみましょう。
常に寝言を言っているとしたら、
それは起きていて意識がある間には言えないような、
潜在的に思っていることを、
表に出す必要があるからだと考えられるそうです。
こういった傾向は、言わなければいけないことを口に出さない、
強迫的なまでに気を遣う人に見られます。
③眠りが浅く、脳が活動することで言葉を発する
絵を描いたり、本を書いたり、歌を歌ったりすることで表現せずにはいられない、
クリエイティブな人によく見られる傾向です。
こういった創造性豊かな方は、
普段から自然と創造性のアンテナが常に張り巡らされているため、
寝ている間も脳が働いている状態にあるのではないかと考えられます。
うらやましいことに、
創造性や才能が寝ている間もあふれ出てしまうということですね。
睡眠障害に隠れるリスク
睡眠の質が悪く浅い睡眠が続いている人は、眠っていても体は休まっておらず、
常に「ON」の状態と言えます。
本来は血圧が下がらなければならない夜に血圧が下がりきらない状態が続くため、
高血圧のリスクが高まります。
また、50代に入って、寝言を言う頻度がだんだん増えてくるようであれば、
パーキンソン病やアルツハイマーなどの徴候という可能性もあります。
医療機関で相談してみましょう。
むにゃむにゃとした寝言に加えて、大声で寝言を言っていたり、
寝ている間によく動いてしまっている人などは、
『レビー小体型認知症』という、
三大認知症のひとつの可能性も考えられます。
また、寝言の原因②で挙げたようなストレスがあるようなら、
うつ病へ発展しかねませんので要注意です。
最後に
ただの寝言、と思っていたら、
掘り下げてみると背後には色々な要因が見えますね。
寝言が多いのはしっかりと眠れていないサインでもあります。
よい睡眠には、
音・光・気温
の三拍子が揃っていることが大切だそう。
最後に快眠を得るためのアイデアをご紹介しておきますね!
- 快眠音楽を聴く
- アロマをたく
- 灯りをすべて消す
- アイマスクを使用
- 寝る前に電子機器を使用しない
- 寝る前の軽いストレッチ
今回ご紹介したような病気が隠れていなかったとしても、
良い睡眠は健康な生活には必須です。
疲れがとれない、、とお悩みの方は実践してみてください!