しつけ

やりたい時が吉日!お手伝い好きな子どもに育てるための術

お家にいる間、少しはママのお手伝いをしてくれないかな・・・?

でも、ママが思っているようにやってくれるかな・・・

お手伝いしてくれる子に育てるには、どうしたらいい?

 

こんにちは、ライターの つみき です。

子どもたちにお手伝いしてほしいな、と思うこと、ありますよね。

みなさんは、子どもたちにお手伝いしてもらっていますか?

意外と、子どもたちにどのくらいお手伝いしてもらうかは、
家庭によって差があるものです。

家庭の考え方とか、子ども自身がどのくらい出来るか、ということにもよりますが、
皆さん自身は、子どもの頃、お手伝いしていましたか?

ちなみに私は・・・あまりしていませんでした。笑

祖母も一緒に住んでいたので、家事の手は足りていたようで、
「お手伝いはいいから、勉強してて」という感じでした。

そういえば、この前買い物に行ったときに、
3~4歳くらいの男の子と買い物に来ていたママを見かけたんですけど、

その男の子、帰りに買い物袋を積極的に持っていたんです!

しかも、ママから奪うようにして、2つあった袋を両方とも持ってくれていたんです!

そしたらママが、「○○くんと手を繋げなくなっちゃうよ」って言ったんです。

離れちゃいますからね、寂しいよって伝えたところ、

その男の子、

1つの袋を肘にかけて、片手を空けて、ママと手をつないだんです。

ママもびっくり。袋を1つ返してくれると思っていたので。笑

そのまま手をつないで帰っていく後姿を見て、
「あの子はなんて頼もしい子なんだろう・・・!」と、私は感激してしまいました。

こんないい子に育ってほしい・・・

積極的にお手伝いできる子どもになってほしい・・・

ということで今回は、子どもにお手伝いをさせる方法を考えてみます。

ぜひ、参考にしてみてください♪

子どもにお手伝いさせる?させない?

私の家は、お手伝いはさせなくてもいい、という感じでしたが、
世の中的には、お手伝いさせる派とさせない派はどちらが多いのでしょう?

ちゃんと統計を取ったわけではないですが、調べてみた実感だと、
お手伝いさせる派がちょっと多いかな、という感じでした。

【お手伝いさせる派】

・将来何もできない子になると困るから

・男の子でも一通りの家事はできたほうがいいから

・子どものうちに教えないと、教わる機会がないから   など

子どものうちから、一つでも家事ができるようになっていると、
大人になってから困らないだろう、という考えのママが多いみたいです。

たしかに、出来ないよりは出来たほうがいいですもんね。

嫌々やらされていたお手伝いでも、一人暮らしをするようになってから、
「お手伝いしていてよかった」と思うことがありそうですね。

【お手伝いさせない派】

・お手伝いしている時間も勉強していてほしい

・青春を謳歌してほしいから、お手伝いに時間を使ってほしくない

・やらなきゃいけないときには、出来るようになるものだから

子どもであるうちから家事をさせなくてもいい、
「子ども」である時間を謳歌してほしい、という考えのママもいるようです。

たしかに、存分に遊べる時間も子どものうちですし、
受験前などはお手伝いよりも勉強に時間をかけてほしいですよね。

また、別に教えなくても、一人暮らしが始まればできるようになる、
という考えの方もいるようです。

実体験からきている考えかもしれませんね。

お手伝いをしてもらうことのメリット

「メリット」というと、お手伝いをさせたほうがいいような感じになりますが、
絶対させたほうがいい、と伝えたいわけではありません。

そういうわけではないですが、今回はお手伝いさせる派ということで、
子どもたちにお手伝いしてもらうことについて考えていきますよ。

子どもたちにお手伝いをしてもらうことで、子どもたち自身にどんないいことがあるか、
ここではそのメリットをみていきましょう。

自信がつく、自己肯定感が高まる

お手伝いをうまくできた、最後までできた、きれいにできた、
その達成感や満足感などが、子どもたちの自信につながります。

最初はうまく出来なかったのに、今回はうまく出来た!

前回よりも、きれいにできた!

今までより早く終わらせることができた!

その一つ一つが、自信につながるんです。

子どもたちにとっては、お手伝いは挑戦ですから、
チャレンジ成功だと、嬉しいですよね♪

また、お手伝いが終わると、ママから「ありがとう」と言われます。

そして調子がいいと、褒められたりもします。

上手になったね!

早くなったね!

ママより上手かもしれない!!

ママに褒めてもらえることで、自己肯定感にもつながるんです。

ママの役に立つことが出来た、助けることが出来た、認めてもらえた、
それを実感できるのも、お手伝いのいいところですね。

責任感が身につく

最初はママに言われたことをこなすお手伝いでも、
慣れてくると、お手伝いではなく、家事の分担としてお願いすることもあります。

分担されて任されると、家族の一員だと認められた喜びを感じます。

そして、その中の自分の役割を意識して、
「与えられた役割を、全力でこなそう!」という責任感が芽生えるのです。

まだ幼くて、ママにしたら何を考えているか分からないような時期でも、
家族の中で何かを任されるというのは、嬉しいことなんです。

「この家族のために、任されたことを頑張ろう!」と思ってくれるんです。

なんだか頼もしいですよね♪

この責任感は、学校生活でも社会人になっても、
チームで動くことが多い毎日の中で、必ず役に立つはずです。

考えて工夫する力がつく

最初はうまくいかなかったお手伝いでも、
繰り返す中で、コツをつかんできたりします。

もちろん、その都度ママがアドバイスしたりすると思いますが、
そのアドバイスを受けて、自分で工夫してみて、うまくいく。

もうママのアドバイスがなくても上手にできるようになったら、
次は早く終わるように、よりきれいにしてママに褒められるように工夫する。

お手伝いは、その繰り返しですよね。

どうしたらいいか考えて、工夫して、やってみる。

お手伝いでは、この力もつくんです!

大人になってから、要領のいい進め方ができるようになったり、
何か問題が起きたときに、自ら考えて行動できるような力につながります。

お手伝いでママが助かるだけでなく、子どもたちにもいいことがあるなら、
自分の子どもたちにもお手伝いしてほしいな、思いますよね♪

子どもたちにお手伝いしてもらうコツ

「お手伝いして」と言って素直にしてくれるだけが子どもではないですよね。

「イヤ!」と言われることもあるし、
最初は良かったのにだんだん遊びだして、片付ける部分が増えたりするし、
こうやってね、という指示が多すぎて嫌になって途中でやめちゃったり。

お手伝いを教えるママも、最初は大変ですよね。

どうしたら、うまくお手伝いしてもらえるか、
そのコツがいくつかあるので、ご紹介します♪

「やりたい!」を逃さない

子どもたちは好奇心旺盛なので、大人がやっていることは
なんでもやりたくなるものです。

その「やってみたい!」と思った瞬間を逃さずに、
うまくお手伝いに持っていくのが一つ目のコツ。

やっぱり、ママがいくらやってほしくても、
子ども自身がやりたくないときは、やってくれません。

無理にやらせると、お手伝いが嫌いになってしまいます。

まず、最初から役割を与えようとは考えずに、
こどもがやりたいと思った家事の出来るところを一緒にやってみる。

「これ、やってみる?」と聞いてみるのもいいですね。

やりたいと思っているときは、教えたことをちゃんと聞いてくれます。

その通りに手を動かして、うまく出来て、ママに褒めてもらえると、
嬉しくて、またやりたくなるんです。

お手伝いを始める最初のきっかけって結構重要ですよね。

「楽しい!」と思ってもらえれば、どんどん次につながりますが、
「いや、やりたくない!」と感じると、次の機会につなぐのが結構大変。

早くいろんなことをできるようになってほしい気持ちはありますが、
最初だけは焦らず、子どもたちの好奇心に任せるのが良さそうです。

ちょっとずつ区切って教える

「やりたい!」という好奇心から始めたことなのに、
教えていくと分からなくなって、結局嫌になって途中でやめてしまう。

これはもったいないですよね!!

せっかくやってみるところまできたなら、
楽しくできるようになってもらいたい。

そのためには、分かりやすく教えることが非常に重要です。

子どもたちにとって、どうしたら分かりやすいのか?

それは、一つ一つ、細かく区切って教えていくことです。

たとえば、Tシャツをたたむという作業の場合、
大人なら「左右のそでを折って」と聞けば、その通りに出来ますよね。

でも、「左右のそでを折って」には、
「右のそでを折る」「左のそでを折る」の2つの工程が入っています。

子どもには、一つ一つ区切ったほうが分かりやすいので、
最初は右次に左、という感じで教えていきます。

また、お皿を拭くという作業の場合は、
「このお皿を持って」
「まず内側の水滴を拭いて」
「次に外側の水滴を拭いて」
「終わったらここにおいて」
「次にこの茶碗を持って」・・・

というように、一つ一つ教えていくと、分かりやすくて進めやすいですね。

作業自体に慣れてきたら、「大きなものから」とか「コップはまとめて置いて」
など、上級のアドバイスも理解してくれるようになります。

また、「Tシャツをたたむ」「たたんだTシャツをしまう」
別の作業ですよね。

「お皿を拭く」「お皿を棚に片付ける」も別の家事です。

ママにしたら、そこまでやって、やっと終わり、ですよね。

でも、子どもたちは集中力が持たないかもしれないし、
拭くのは楽しそうだったけど棚に入れるのは興味がない、と言うかもしれません。

最後までやってほしいところではありますが、
最初から全部を無理にやらせるのはあまり良くありません。

一つ一つが慣れてきたら、少しずつ多くのことが出来るようになるように、
根気よく教えていくことも必要です。

ママからの感謝を伝え、褒める!

子どもたちにとって、ママから褒められることは最高にうれしいことですよね!

こんなに褒めてもらえるなら、お手伝い頑張っちゃう!
と思ってくれる子どもたちはきっと多いはずです。

お手伝いをしてくれたら、忘れずに感謝の「ありがとう」を伝えましょう。

心から思っているように、ちゃんと感謝を込めての「ありがとう」ですよ。

たとえ、教えることにすごく手間取って、時間が何倍もかかったとしても、

たとえ、ママがやったほうがきれいだし、手直しが必要になっていたとしても、

子どもたちにかける言葉は、心からの「ありがとう」です。

一度お手伝いをしてくれても、次につながらないと、習慣にはなりません。

将来的に家事の役割を分担したいと思っているなら、なおさら、
積極的にお手伝いしたいと思わせる環境を作らないと、ですよね。

うまく出来なくて、途中で嫌になったとしても、
「ここまでやってくれてありがとうね」と伝えましょう。

最後まで上手にできて、調子が良さそうなら、
「ありがとう、助かったからまたお願いししちゃおうかな?」と伝えるのもいいですね。

ママに褒められた、ママの役に立てた、ということが、
次のお手伝いへのモチベーションになります。

子どもたちの最初のお手伝いは、技術よりも気持ちの作り方が重要なので、
「接待か!笑」と心でツッコミを入れつつ、
子どもたちのモチベーションアップを意識して、褒めていきましょう。

お手伝いも、ある意味かけひき、かも。

将来的に何かの家事を分担したいので、
今のうちからお手伝いを積極的にしてくれる子に育てたい。

そのために、やらせたいけど、無理にはやらせない。

ある意味、駆け引きですよね。笑

やらせたいことはたくさんあるけど、もちろん一気にはできないし、
お手伝い自体が嫌になっては困る。

子どもたちの気持ちを第一優先にして、
うまく「お手伝いは楽しい!ママに褒められて嬉しい!」に持っていけるかがカギ。

お手伝いに対してポジティブな印象を持たせるには、
やっぱりママからの感謝とお褒めの言葉が一番。

最初さえ、お手伝いに悪いイメージさえつかなければ、
ステップアップしたお手伝いはスムーズにしてくれるはずです。

そのための投資だと思って、教えるママも最初は苦労が多いとは思いますが、
今回のコツを押さえて、根気よくチャレンジしていきましょう!

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