あなたは今、幸せですか?
こう聞かれたら、何と答えるでしょうか。
頭に浮かぶのは、どんな思いでしょうか。
こんにちは。ライターの石井です。
私はこの質問には「割と幸せです」と答えます。
正直にそう思います。(^ ^)
もちろん、収入を増やしたい とか、もっと好きなことで稼げれば…
という願望や目標もあれば、日々の小さな悩みも無数にあります。
それでも、衣食住に困るということはなく、かわいい猫たちと暮らしていて、気の合う友人もいる。健康に過ごすこともできている。
ありがたいことだと感じています。
皆さんはいかがでしょうか。
誰にでも悩みはあるはずですが、考えてみれば恵まれてるな、ありがたいな、と思えることも、思いつく限り引っ張り出して、噛みしめてみてください!
目次
世界幸福度ランキング
よく、「幸せなんて気の持ちようで決まる。当たり前だと思っていることに気付けるかどうかだよ。」
などと言いますよね。
その通りだと思うと同時に、自分の外側、外的要因というのも大きく関係するのではないでしょうか。
たとえば 家庭 職場 地域 そして国…
日本は、どんどんアジアの他の国に抜かれていると言われつつも、やっぱりまだ先進国で、何より海外から驚かれるほど治安も良いし、国民皆保険などのありがたいと思える面が少なくありません。
それもあって、私は「割と幸せです」と言えるのだと思います。
しかし!
国連が毎年発表する「世界幸福度ランキング」で、日本は62位!
そんなに低いとは…。
では、2020年のランキング上位を見てみましょう。
1位 フィンランド
2位 デンマーク
3位 スイス
4位 アイスランド
5位 ノルウェー
6位 オランダ
7位 スウェーデン
8位 ニュージーランド
9位 オーストリア
10位 ルクセンブルク
どうでしょうか。
ふだんニュースなどで情報が入ってくることが多い国、たとえばアメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、中国、最近ではインド…
こういった国は入っておらず、北欧諸国ばかりですね。
※ちなみに日本は前年(2019年)58位。そこから4つ順位を落としています…(T . T)
なんで日本はそんな順位なのだろう、幸せを邪魔する特徴があるかな?と考えてみると、
・・・意外と出てきます💦
まわりと一緒が安心という同調圧力
これは自分自身、被害者にも加害者にもなる可能性があるので、気をつけたいと思っています。また、
海外からも働きすぎだと指摘されるほどの労働時間の長さ
※過労死という、英語に訳せない不名誉な文化も有名ですね…。
などなど。
美徳とされていたり、良いところの裏返しだったりもするのですが、ちょっと窮屈だと感じたり、ストレスになってしまう要素が日本にはあるのではないでしょうか。
なお、幸福度ランキングが下のほうの国になると、生きていくこと自体が大変な、貧しい国ばかりです。
しかし、だからと言って日本の問題、深刻な例でいうとうつ病など心の問題、さらに悲しいことですが自殺の多さ…。放っておいていいわけないですよね。
やはり内面、心の豊さについてもしっかり考え、もっと幸福度のランキングも上げたいものです。
北欧の人々はなぜ幸せなのか
さて、ここでは、なぜ北欧諸国の幸福度が高いのか、考えていきましょう。
特に日本人の私から見てインパクトがあったのが…
労働時間が短い
これは日本との決定的な違いですね。
国によって少し差はあるものの、北欧では15〜17時には退社するケースがほとんどだそうです。
残業という発想もなく、必然的に平日であってもプライベートを充実させることができます。
また、早く帰るため家にいる時間が長くなり、家族とのコミュニケーションの時間も多くなるのです。
眠い目をこすりながら朝起きて、1日中働いて疲れて帰ってきたら、お風呂に入って眠るだけ…
彼らから見たら、信じられないかもしれませんね。。。
学費が無料
北欧諸国は学習機会の確保を、とても重視しています。
なんと小学校から大学院まで、学費が無料なのです!
しかも社会人として働きながら大学院に通っても、学費は要りません。
当然、自己実現のための選択や機会が多くなり、幸福にもつながっていきます。
豊かな自然
オーロラ、湖、森…
自然の美しさについては、テレビや写真などで知っている人も多いかと思います。
冬の厳しさも含めて、北欧の人たちは自然との共存を大切にし、休暇となると自然の中で過ごすことが多いそうです。
日頃から自然を身近に感じながら生きていることが、価値観や感性に影響しないはずがないですよね。
※自然に関しては、日本も面積の7割が森林であったりと、豊かなはずです!
問題なのは、都会での人工的な暮らしだと思います。
人や仕事の東京への一極集中は、政治の課題としてもよく取り上げられますが、解消しないですよね…。
でも少しずつ、ふるさと納税であったり、いろいろな地方創生の取り組みといった動きも生まれてきています。
また最近では、リモートワークによって地方移住がしやすくなってきてもいるようです。
今後に期待しましょう!
幸せな人の習慣3選
次に、少し視点を変えて、幸せだと感じている人に共通する習慣を見ていきましょう。
ただし、よく言われるポジティブ思考であるとか、いつも笑顔でいることを心がけるといった、精神的な話ではありません。
そういう要素も大事であることは間違いないのですが、「それができれば苦労しないのだけど…」という人も、きっと多いですよね。
というわけで、ここでは具体的に取り組みやすい行動3選をご紹介します!
1.家族や友人と過ごす時間を確保する
結局、時間が経つのが早いと感じるほど楽しい瞬間や、あとになって「いい時間だったな」と思い出されるのは、大切な人と過ごす何気ない時間や、そんな日常の中で時々起こるイベントだったりしますよね。
ぜひ意識的に、家族や友人との時間を作り出してください!
忙しさや、日々なんとなく目の前にあるやるべきことに流されていると、意外と後回しになってしまうものです。
2.健康
幸せだと思える時間、出来事。それを味わえるのも、健康であればこそです。
健康に気を使うことは、幸せに直結するのです。
そして健康のために気をつけるべきことは、睡眠・食事・運動です。
ちなみに、運動はハードルが高いと感じてしまう人も多いかと思いますが、1日7分だけでも続ければ効果があるそうですよ!
まずはそれくらいの時間を目標に、ウォーキング、ジョギング、筋トレなど、始めてみてはいかがでしょうか!?
3.物より体験にお金を使う
物の所有欲というのは厄介ですよね。
私も今までどれだけ、たいして買わなくていいものを勢いで買ってしまい(時にはローンを組んでまで)、後悔してきたことか…(笑)
たとえ形としては残らなくても、芸術鑑賞や、大切な人との楽しいディナーなどにお金を使うことが、幸せのためにはいいそうです。
納得です。。。
※こうして3つの習慣を見てみると、どれを成し遂げるためにも長すぎる労働時間はネックとなりますね…
最後に
幸せについていろいろと考えてきましたが、いかがでしたか?
ところで、日本人は貯金好きだそうです。
コツコツと続ける作業を好む国民性なのでしょうか。
おそらく、超高齢化社会の到来や、少し前に話題になった老後2,000万円問題など…
将来への不安が大きいのだと思います。
なるべくたくさん働いて、たくさん稼いでおくという心理も、そこからくるのかもしれません。
当然のことだと思います。
しかし、将来のために今を犠牲にしてもいいのかという視点も、どこかで持っておいたほうがいいような気がします。
「もっとやりがいのある会社に転職した」
「仕事を辞めて、夢だった自分の店を始めた」
そうやって、収入は減ったけど以前より幸せになった、毎日が充実した、という人は、私の知人にもいます。
テレビなどのメディアでも、よく見ますよね。
また、労働時間が短くなるとその分、気持ちの面でもスペースができるはずです。
確保できた時間と心のゆとりの部分で、健康のために何かをする・家族や大事な人と過ごす・没頭できる体験に費やす、そういった行動ができると思います。
必ずしもお金のかかることばかりではありません。
もちろん、生きていくのに支障が出るほどの収入減は望ましくありません(守るべき家族がいれば、なおさらです)。
しかし、多少収入は減っても今を楽しむこと・充実して過ごすことができるとしたら、どうでしょうか。それは「逃げ」や「怠惰」でしょうか。
むしろ、心身の健康や、間接的には周囲の人のため、つまり幸せのためにも、良いことではないでしょうか。
生きるためにやらないといけないことと、人生を豊かにするためにやるべきこと。
自分にとってのそのバランスを、もっと言えば生き方の基準を、じっくり考えてみる。
一度、そんな時間を作ってみるのも良いと思います。
それでは、最後まで読んでいただき、ありがとうございました!