料理

普通のご飯が高級ご飯に!美味しいごはんの炊き方のちょっとしたコツとは?

ふたを開けたときの、ふわっとした香り・・・

見事に真っ白な、美しい色・・・

そして、口に入れたときの、何度もかみしめたくなる食感・・・!

 

こんにちは、ライターの つみき です。

外食の頻度が減ってきたこのご時世、
お家で美味しいご飯を食べたいですよね!

普通に、何も気にせずに炊飯器にセットしても
美味しいご飯は炊けますが、

ちょっとしたコツを実践するだけで!
ご飯の美味しさがグッとアップするんです!!

さっそく今日の夜から、もしかしたら昼から試したくなる、
ご飯の炊き方のコツをご紹介します♪

「美味しいご飯」の定義はない!?

実は、「美味しいご飯」の定義が、はっきりとは無いんです。

どんなご飯が美味しいと感じるかは、人それぞれだから、
ということなんでしょうか。

糖度や硬さも数値で測ることはできますが、
このくらいが美味しい!とは断言できないようです。

確かに、品種によって味も全然違いますよね!

お家でご飯を食べる回数が増えたこの機会に、
いろいろな品種を食べ比べてみた、という人もいるんじゃないですか?

お米に詳しくなくても、食べ比べると味の違いが分かるものですよね。
こっちのご飯はこのふりかけが合うなぁ、なんて楽しいですね!

美味しいご飯は、好きなお米の品種、とも言えます。

しかも最近の炊飯器は、品種によってちょうどいい水の量を教えてくれる!

なんと、便利な時代・・・失敗なくご飯を炊けますね。

その品種の特徴もあるし、その品種はこのくらいが美味しい、ということもあるし、
確かにご飯の美味しさを決めることは難しそうです。

では、同じ品種でも、より美味しいと感じるご飯を炊くためには・・・?

そのお米の美味しさを最大限引き出せる炊き方を実践しましょう!

甘さや食感は、その品種に秘められた力に任せるとして、
私たちは、お米にその力を存分に発揮してもらうために、

最高の環境を作れる炊き方を覚えておきましょう!!!

炊飯器で白米を炊くときの手順とコツ!

ほとんどの方が、炊飯器を使ってご飯を炊いていると思います。

今回は、炊飯器での基本的なご飯の炊き方とコツを見ていきましょう♪

まずは道具を準備!

美味しいご飯を炊くためには、「ざる」「ボウル」が必要です。

私は今まで使っていませんでしたが・・・
この後のお米の研ぎ方を見ると、納得です。

お米が入るのはもちろん「ざる」のほうですが、
網目に当たって米粒が割れてしまうこともあるので、
素材はプラスチックがおすすめです。

この他必要であれば、お米をはかるカップも用意しましょう。

最近では、調味料をはかるための計量カップでも
お米をはかることが出来ますが、
お米用の、1杯ずつはかれるカップが理想です。

お水の量は、炊飯器の内釜で分かるので、必要ありません。

お米をはかって、ざるに入れる

最初ですが、いきなり重要です!

お米をすくって、サラッとならしていませんか?

お米は「すりきり」で正確にはかる!

しっかり正確にはかることで、より美味しいご飯になるんです。

ちょっと盛り上がるところまですくったり、
溢れないようにちょっと控えめにすくっていては、
この後に水を正確にはかっても、美味しい比率になりません!

指ではなく、箸などの長くてまっすぐなもので、
キレイにすりきり1杯をはかりましょう。

そう、1杯以上はかれる計量カップでは、
すりきり1杯をはかることが出来ません。

お米用のカップを用意しましょう。

また、自動ではかってくれる米びつをお使いの方もいると思います。

このときは、レバーをしっかり最後まで押して
音がしなくなるまで待つようにしましょう。

私の実家でも使っているのですが、
米びつの中のお米が少なくなると、正確にはかってくれなくなりますよね?
(うちのが古いのでしょうか?笑)

レバーを押す前に、中を確認する習慣をつけましょう。

ちなみに、お米の1合(1カップ)は150gです。

カップがなくても、キッチンスケールなどがあれば、
お米の量をはかることが出来ますよ。

お米を研ぐ

テキトーにお水を入れて、ジャカジャカやって、
水を入れ替えて、水が透明になってきたら完了!と思っていませんか?

お米を研ぐ作業の中にも、美味しく炊けるコツがたくさんあります!

・最初の水では2~3回かき混ぜる程度にして、すぐ水を捨てる

・お米が割れないように、力を入れすぎない

・水の取り換えは、3~4回でOK

では、順を追って見ていきましょう。

1.最初の水は、サラッと吸わせる

お米は、最初に触れた水を一番吸収するんです。

最初にじっくり水を吸ってもらったほうが、
ふっくら柔らかいお米に炊き上がりそうな気もします。

ですが、最初に触れる水には、お米についていたぬか等の汚れが混ざるので、
あまり長い時間触れさせると、その汚れも吸ってしまうんです。

最初の水は、お米を2~3回軽くかき混ぜる程度にして、
すぐに水を切りましょう。

ここで!

もう一つポイントがあります!

それは、最初の水をボウルに張ってから、
お米が入ったざるを沈めるようにして、水を吸わせること。

多くの人は、お米が入ったざるをボウルにセットした状態で、
お水を注いでいくと思いますが、逆がいいんです!

先に張っておいた水にお米を沈めることで、
ぬか等の汚れが上に浮いてきやすくなり、
お米はよりきれいな水を吸うことが出来ます。

手間というほどの手間ではないですよね。

ちょっと順番を変えるだけで、美味しいお米になるんです!

2.水は少しにして、シャカシャカ洗う

最初の水を捨てたら、次はお米が少し浸るくらいのお水を入れます。

そこにボウルとざるをセットして、軽くシャカシャカ研ぎます。

なぜ、たっぷりの水で研がないのか?

水がたっぷりだと、お米たちが自由に動き回れるので、
摩擦が減ってしまい、うまく汚れを落とすことが出来ないからです。

摩擦が必要なら、水を入れずにシャカシャカしたら?

それでは、摩擦が強すぎて、ざるにぶつかったお米たちが
壊れて欠けていってしまうんです。

ざるではなく、ボウルに移してシャカシャカするときは、
お水は入れずに行うのが良い
そうです。

ボウルを使うのも美味しく研げる方法ですが、
少し水を入れて摩擦を和らげることが出来るので、ざるのままでもOK。

少しの水を張ったボウルにざるをセットして、
指を立てるようにしてシャカシャカと20回くらい、かき混ぜるように研ぎます。

最近のお米は精米の精度も上がっているので、
20回程度で十分です。洗いすぎる必要はありません。

ぎゅっと押すように、揉み洗いのように研ぐ人もいますが、
そこまでする必要もありません。

ぬか等の汚れを落とすには、シャカシャカ20回でOKです。

3.あとは仕上げで、2回すすぐ

洗う工程は終わったので、あとはすすぎです。

研いだ汚れが全て出てくるように、
水の中でまた洗うようにかき混ぜてしまう人もいますが、
神経質になる必要はありません。

水をためてざるを入れ、ゆっくり大きく3~4回かき混ぜて、水を捨てる。

これを2回繰り返したら、終了!

うっすらお米が透けるくらいの透明度で大丈夫。

水を入れたとき、大きく底のほうから3~4回かき混ぜて、汚れを浮かせます。

研いだ汚れはそこに溜まりやすいので、このかき混ぜは必要です。

水が透明になるまですすぎを繰り返してしまうと、
栄養や美味しさまで逃がしてしまう
ので、
少し濁っているくらいがちょうどいいのです。

すすぎが終わったら、いよいよ釜にセットです!

4.炊飯釜にお米を入れ、水を入れる

お米をすりきりでしっかりはかったので、
お水もしっかりメモリに合わせて入れましょう。

メモリは左右にあるので、両方でチェック!

水道水ではなく、ミネラルウォーターで炊くと、より美味しい!

炊飯器には、2か所にメモリがありますよね?

お水を入れたら、平らなところに置いて、
両方のメモリで確認しましょう。

まずはメモリきっちりに合わせて炊いてみて、
次回からはお好みの固さに合わせて水の量を調整してください。

また、水道水のカルキ臭が気になる、という方は、
ミネラルウォーターでセットするのもおすすめです。

別にカルキは気にならない、という方も、
一度ミネラルウォーターで炊いてみると、その違いが分かります。

ミネラルウォーターでなくでも、
水道水を一度沸騰させるとカルキ臭が気にならなくなるので、
沸騰させて、冷ました水でセットして、その違いを感じてみてください。

お米をご飯にするのに使うのは水だけですからね、
この水が違えば、味にも影響が出てくるんです。

煮込み料理を作るときの醤油の違いのように。

5.炊飯スイッチを押す前に、水に浸す

タイマーでセットするときは、自然にできている、浸漬(しんせき)。

お米を水につけておくことを、浸漬と言います。

お米の中心部までお水を吸わせると、ふっくらと仕上がります。

少なくとも30分は浸漬すると、ふっくら仕上がる

お米は、30分で急速に吸水するそうで、
この吸水をしっかり行うことで、芯からふっくらしたご飯に仕上がります。

冬場は1時間くらい浸すのがベストですが、
夏でも冬でも2時間たてば、それ以上水を吸わなくなるので、
しっかりと浸漬させるなら、2時間が目安です。

ですが、30分だけでも違いが出ます。美味しくなります。

30分経ったら、炊飯スイッチをON!

炊きあがってからも、ご飯が美味しくなるコツが!

炊飯スイッチを押したら一安心ですが、あと一つ!

美味しいご飯を食べるために、炊きあがったご飯をほぐしましょう。

釜の底のご飯と上のほうのご飯を均等に混ぜるように、ご飯をほぐす

どうしても、ご飯釜の上と下ではムラが出来てしまうので、
炊きあがったらすぐにふたを開けて、ご飯をほぐしましょう。

と言っても、お米がつぶれてしまわないように、
優しく切るようにほぐします。

また、空気を含ませるような意識で、ふんわりほぐしましょう。

これで、美味しいご飯が炊けました♪

ご飯を保存するなら、冷凍庫!

炊いたご飯を一度に消費できないときは、冷凍庫で保存しましょう。

すぐ食べるし、冷蔵庫でいいかな・・・と思いがちですが、
それでは、せっかく美味しく炊いたご飯がもったいない!!

冷蔵庫では劣化が早いので、粗熱を取ったらすぐ冷凍庫へ!

冷蔵庫に入れたくなりますが、ご飯の劣化が進む温度が2~3℃と言われています。

劣化が進む温度に冷蔵庫がぴったり!これはいけない!

冷凍保存にすると、乾燥や劣化を抑えて保存できるので、
ご飯の美味しさを保つことが出来ます。

ラップにご飯を移したら、なるべく薄くのばします。
厚さは2cmくらいが目安です。

出来るだけ空気に触れないように、空気を抜きながら
ぴっちりと包んでいきます。

保存期間は約1か月が目安です。

美味しさキープとはいえ、ずっと入れておくと劣化していきます。

新たにご飯を炊く前に、冷凍庫のご飯を使い切るようにしていきましょう。

美味しいご飯で食卓を豊かに♪

夏場は麺類を食べる機会が増えますが、
そうは言ってもご飯は欠かせませんよね!

ご飯が美味しく炊けるだけで、食欲も出てくるし、
おかずももっと美味しく感じちゃいます。

家族の元気の源でもあるご飯を美味しく炊いて、
毎日エネルギーをチャージしていきましょう♪

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