子どもがピアノを弾いていると、
ついアドバイスしたくなりますよね。
ただ上手くなってほしいだけなのに、
子どもは反発してつい喧嘩になってしまう……。
今回はそんな悩みを持つあなたに、
子どもに対してイライラしなくなるコツと、
喧嘩にならない方法をお伝えします!
目次
親子のピアノ練習で子どもにイライラしなくなるコツ2選
子どもにイライラしたくないと思うのは、
当然のことです。
実は、少し意識を変えるだけで、
子どもへのイライラはなくすことができるのです!
ピアノのこと以外でも使えるので、
ぜひ参考にしてみてください。
子どものキャパシティを把握する
あなたは、自分の子どもが
「何を」「どれくらい」
できるのか把握していますか?
当たり前だ!と思うかもしれませんが、
よくよく考えてみると、
把握しきっているとは
あまり言えないのではないでしょうか。
なぜ子どもにイライラするのかというと、
「自分が思っている子ども」と
「実際の子ども」に
マイナスの意味でギャップがあるからです。
子どもにイライラしている時を
思い出してみてください。
だいたいこんなパターンだと思います。
これを回避する一番の方法は、
できる程度がどれくらいなのか
を知っておくことです。
パターンのステップ①が
成り立たなくなるのですから、
効果は絶大です。
子どもとよくコミュニケーションを
取るようにして、
少しずつ子どものキャパシティを
把握していきましょう!
言ってもできないのは当たり前だと割り切る
何度も言っているのに直らない……。
そんな悩みは丸ごと捨ててしまいましょう!
そもそも、ピアノを弾くには
脳をフル回転させないといけません。
ただでさえ脳がいっぱいいっぱいの状態で、
さらに何かを直すとなると、
ある程度の時間は必要不可欠です。
そして、その必要な時間は
子どもによって違います。
一日で直す子もいれば、
一か月かけても
まだコツをつかみきれない子もいます。
子どもはまだ成長途中なのですから、
それは自然なことです。
直すべきところを言っても、
すぐできないなんて当たり前なのです。
こればかりは時間をかけて
練習するしかありません。
割り切ることを覚え、
根気強く教えていけば、
必ず子どもは応えてくれるはずです。
喧嘩にならない2つの行動を意識しよう
最初に子どもを褒める
アドバイスをするとき、
無意識に否定から入っていませんか?
「ここはその弾き方じゃダメ」
「先生はこんな風に弾きなさいなんて言ってなかったよ」
などなど……。
子どもからしてみれば、
一生懸命弾いているのに
その頑張りを認めてもらえていないように
感じてしまいます。
そして、自分はこんなに頑張ってるのに!
という思いから、
反抗的になってしまいます。
そんな事態を防ぐにはどうすればいいか。
簡単です。
子どもがピアノを弾き終わったら、
まず最初に褒めればいいのです!
褒める内容はなんでも構いません。
昨日より上手くなったね、とか、
そこのメロディすごく綺麗!とか。
そうやって褒めた後で、
アドバイスをしてあげましょう。
できれば、褒める→アドバイス→褒める、という風に、褒めで挟むとより効果的です!
何度も繰り返し言わない
「そこが違うって何度も言ってるでしょ!」
こんなセリフを言ってしまったことは
ありませんか?
早く上手になってほしくて、
つい言ってしまうのは
とてもよく分かります。
でも、これって子どもにとっては
逆効果になってしまうのです。
私も幼い頃からピアノを習っていて、
母からよくアドバイスを受けていました。
母はピアノの先生として働いていたので、
私のピアノがとても
気になったんだと思います。
できていないところを指摘され、
弾けないでいると
「なんでできないの?」
「何度も言ってるでしょ」
と言われることがありました。
当時の私は、
できていないことは分かっているし、
どう弾けばいいのかも知っているけれど、
手が思うように動かなくて焦っていました。
弾けないと母を怒らせてしまう、
と思って変な力が入り、
余計に弾けなくなることもありました。
そしてそれに耐えきれなくなったころ、
「放っておいてよ!」と反抗して、
最終的に喧嘩になっていました。
悪い方向にしか展開しなくありません。
同じことを何度も言うと、
子どもにはそれが圧となって伝わります。
指摘してもすぐに直るわけではないことを
念頭に置いておきたいですね。
まとめ
- 子どものキャパシティを把握したり、
割り切ることを覚えたりなど、
子どもに対しての意識を変えるとイライラしづらい。 - 喧嘩にしないためには、
アドバイスの前に褒めること、
何度も同じことを繰り返さないことが効果的。 - 根気強く教えていけば、
子どもは必ず応えてくれる。
いかがだったでしょうか。
つい子どもに対してイライラして、
喧嘩してしまうことは誰にでもあります。
それでも仲直りできるのが、
親子のいいところのひとつですよね。
あなたが子どものピアノの成長に
付き添っていけますように。
この記事が、少しでもあなたの
役に立ったなら嬉しいです!