問題解決

夏の川遊びは危険がいっぱい!その理由気をつけたいポイントとは?

こんにちは!ゆったんです。

いよいよ夏本番!

ですが、
毎年、水の事故が必ず起きています。

この記事をご覧いただき、
楽しいけど怖いのが川遊びという認識を持って
自分と家族の命を守りましょう。

河川での水難事故の実際

水難事故(死者・行方不明者)は、
その過半数が河川で起きており、(海は川の半分)
水遊び中の発生が約6割(水泳中は1割程度)を占めており、
大人の膝下にも及ばないくらいの浅瀬で起きています。

浅瀬では岩に苔が生え、滑って転びやすくなっています。
転んで起き上がろうとしてもなかなか起き上がれず、
パニックになって水を飲み溺れてしまうのです。

河川で特に注意すべき場所や注意事項

川は常に流れがあること、
天気の変化で驚くほど急速に増水する、
ということを頭に入れておきましょう。

川幅の狭い場所と中洲

天気の変化で
狭い川ほど急速に増水
危険です。

また、
川幅が広いところにある中洲は
増水すると取り残されて
岸に戻れず
、危険です。

河原は安全そうですが、
バーベキューなどで
大人が楽しんでいて
目を離している間にいつの間にか・・・
といった例も本当に多いので、注意、です。

障害物が多い場所

  • 人工物
    「えん堤」は人工的な滝つぼ
    のような流れが発生し
    浅くても強烈な逆流
    が起こり、延々と
    水流に巻き込まれ続けるコンクリートに
    足を挟まれたり、
    水流にはまると救出が困難で、
    死亡事故に繋がる可能性が高い

    浅いからといって、
    えん堤の上を歩かない

     


  • 岩の周囲が深くなっていたり流れが速くなっていたり、危険岩が見えていない「隠れ岩」は遊泳中に強打する危険

    逆流が起こっている場合もあり巻き込まれる危険がある

  • 岸壁(岩の崩落)
    川岸の岩盤には、増水や風雨に長時間さらされ
    非常に脆くなっている場所があるので
    岩壁に近づかない、不安定な岩に触れない

    カーブの外側が岩壁なら特に注意が必要

天気の変化

天候の変化に細心の注意を
払ってください。

「このくらいの小雨なら
大丈夫だろう」

という考えは非常に危険です!

川の水は
予想以上の早さで増えます。
雨が降り出したら
すぐに川から上がり

川から離れたところへ移動しましょう。

また遊んでいる場所で雨が降っていなくても、
上流で雨が降っている場合もすぐに増水します。

雷が聞こえたり、上流に黒い雲が見えたりしたら、
急激な増水が起こるサイン

急に大量の落ち葉やゴミなどが流れてきたり、
水が濁り、土や木の匂いが強くなってきたら、

上流での鉄砲水の発生が疑われます。

鉄砲水が発生していると
足首くらいまでだった水位が
あっという間に1メートル以上まで上がってしまうので注意です。

流されたら

落ち着いて仰向けになり、
足を下流に向けて泳ぐ方法が適しています。

川底に何があるかわからないため、怪我をしないように、と
何かに足をとられないために、仰向けになって足を浮かせます。
足を下流に向けることで、
隠れ岩など障害物を蹴ることができ、激突を避けます。

クロールなど、水泳の泳ぎ方では
急激に体力を消耗してしまい危険です。

  • 落ち着いて仰向けに
  • 体の力をぬいて、手と足を広げる
  • 口は空気が逃げないようにしっかりと閉じる
  • もしペットボトルなど浮くものが身近にあれば
    それを浮き代わりにする
  • 無理に泳ごうとしない

子供の身を守るために

子供を危険から守るためにまずは、
大人のしっかりとした危機管理が必要です。

  1. 危険箇所の確認

    浅い深い、障害物、カーブ・・・
    子どもたちにどういうところが危険なのかも事前に説明しておきましょう。

  2. ライフジャケット

    浅い場所でもライフジャケットの着用は必須です。
    ただし、過信は禁物です。
    前述の通り、
    ライフジャケットを着用していても逆流等にはまると救助困難です。
    水泳が得意であっても、水流の強さにはほとんど抵抗できません。
    お子さんから目を離さないことが大切です。

  3. マリンシューズなど

    川は滑ったり岩でけがをしやすいです。
    それが元で流れに呑まれかねません。
    マリンシューズを履き、できるだけ転びにくい配慮をしましょう。
    できれば、水遊び用ヘルメットもかぶりましょう。

  4. 浮き輪や水に浮くロープ、ペットボトルなどを持参

    流れが速い河川ですので、浮き輪は必須です。
    万が一、流されそうになった時の為にも
    救助に役立つロープやペットボトルを用意しておきましょう。

  5. 天気予報

    事前に天気予報をチェックし、
    雨が降りそうな場合は中止する決断が命を守ります
    遊んでいる途中でも、
    天気の変化に注意を払い、切り上げる決断をしましょう。

子供が流されてしまったら

想像するのも怖いですが…
万が一の時の為に
ここを読んでおいてください。

まずは冷静になる!

そして周囲に助けを求め、119番してもらいましょう。

子どもに仰向けになって浮かぶように声をかけ、励まします。

浮くものを探して子どもに向かって投げましょう。
ペットボトルがあれば、
中に少し水を入れ、ロープでつないで投げ入れます。
水を入れないと投げたときに思った場所に届きません。

長い棒などがあればそれを伸ばしてつかまらせます。

手を伸ばせば届きそうなのであれば、
必ず地面に腹ばいになって手を伸ばします
自分も引きずりこまれてしまう可能性があるので
立ったまま手を伸ばさないことです。

まとめ

子供の水難事故をなくしたい!

そんな気持ちで、再度、注意喚起のまとめです。

ここに注意!川遊び
  • 浅い場所でもおぼれる
  • 川は常に流れがあり、増水が早い
  • 障害物の近くでおぼれると救助が難しい
  • 天気に敏感になる
  • 子供から絶対に目を離さない

子供たちの夏が、
楽しい想い出でいっぱいになりますように 😆

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