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世界的な教育法を一挙ご紹介!
こんにちは!
月見(つきみ)香久夜(かぐや)です。
今回は世界的な教育法を紹介していきます。
皆さんもお子さんの教育をどうしたら?というお悩みを持っていることと思います。
そんなママさんに朗報です。
小さなお子さんから応用できる教育法があるんです!
皆さんのお子さんの才能を伸ばして天才ちゃんを育ててみましょう!
今回は
1.モンテッソーリ教育法
2.シュタイナー教育法
3.レッジョ・エミリア教育法
について、まとめていきます。
最後までお付き合いをお願いします。
1.モンテッソーリ教育法
イタリア出身の医師マリア・モンテッソーリ(1870~1952)によって生み出された教育法です。
モンテッソーリは、女性として初めてローマ大学の医学博士号を取得した才女です。
大学卒業後は知的障害を持つ子どもの教育に取り組み、知能を向上させることに成功しました。
その教育法が普通の子供にも応用できるとしてモンテッソーリ教育を開発されました。
今でいうとプロ棋士の藤井聡太氏が幼少のころ受けていたのがこのモンテッソーリ教育法だそうです。その他にも、この教育の実践の中から、世界中をリードする人々を多く輩出してきました。ご紹介していきます!
■ビル・ゲイツ(マイクロソフト創始者)
■ラリー・ペイジ、セルゲイ・ブリン(Google共同創業者)
■マーク・ザッカーバーグ(FACEBOOK創始者)
■ジェフ・ベゾスバラク・オバマ、ビル・クリントン、ヒラリー・クリントン、(政治家)
■ヘンリー王子、ウィリアム王子、ジョージ王子(イギリス王室)
■ジョージ・クルーニー、ヒュー・グラント、ダコタ・ファニング、メリッサ・ギルバート(俳優、女優)
■ビヨンセ、テイラー・スイフト(歌手)
■トーマス・エジソン(発明家)
すごいメンバーばかりで圧倒されますが、共通点といえばモンテッソーリ教育。
この受けた教育の中にすごい秘密がありそうですね!
モンテッソーリは科学的に子どもを観察し、玩具などの開発に携わってきました。
その教育法は、心理学、教育学、大脳生理学などの多方面の研究に基づいて、
証明されてきました。
そして、100年以上たった現代でも、140を超える世界中で支持され、モンテッソーリ教育を実践する園が在籍しています。
そのやり方は?
目的:自立していて、有能で、責任感と他人への思いやりがあり、生涯学び続ける姿勢を持った人間に育てること。
このモンテッソーリ教育法の特徴としては、
「子どもには、すでに自分を育てる能力が備わっている」
なおかつ、子供の自主性は成長段階で異なるので、大人の役割としてはそれを一方的に教えるのではなく、子供の興味や発達段階を正しく理解し、子ども自らがやってみたい!と思う環境を用意し、自主性を引き出すという点です。
あくまで観察と子どもから自主的に活動させる提示をしなければなりません。
さて、実践すべきことは、
・身じたくを自分でさせる。
・家事を手伝ってもらう。
・家庭の一角に子ども用の「コーナー」を設ける。
・自宅の内装を美しく魅力的に整える。
以上です。
まずはこれを実践して子供たちが自分たちのセンスを活かせる環境を整えましょう♪
これに慣れてきたら教具を飼うのもおすすめです。
日本でも、複数の通販サイトで個人的に教具を購入することができます。
0歳児~3歳児までの前期は、「吸収する精神(無意識)の時期と呼ばれ、人生の中で最も吸収力が高く、その後、何年かけても達成できないようなこともいとも簡単に獲得し、人間社会に適応する能力を育む時期です。
この時期にその能力を発揮できる環境として、7つの環境が用意されます。
①粗大運動の活動(階段の上り下り等の大きな動き)
②微細運動の活動(握る、落とす、叩くなど指や手を使う動き)
③日常生活の活動(①②に加え、着衣や観葉植物の世話など)
④言語教育(子どもの発達段階に応じてきめ細かなステップを行う)
⑤感覚教育(感覚玩具を用いて子どもの知性の覚醒を促す)
⑥音楽(楽器を鳴らし、音楽を聴く、歌う、踊ることで、表現の楽しさを培う)
⑦美術(クレヨンや色鉛筆、絵の具、粘土をこねたり、思い思いのまま自由に表現することを楽しむ活動)
3歳から6歳までは、 「意識の芽生えの時期」と呼ばれ、
すでに述べたように、教具にはそれぞれ意図が設定されており、「日常生活の練習」「感覚教育」「言語教育」「算数教育」「文化教育」の5種類の分野が用意されています。
①日常生活の練習…自分の意思通りにコントロールする能力を身につける運動の完成。歩く、はさみで切る
②感覚教育…感覚器官がほぼ完成を遂げていることから、ものごとを観察する能力、物を考える方法を身につけていきます
③言語教育…言葉の量や質は環境に左右されることから、発達段階にあわせて語彙を豊かにし、文法までをゴールとしています。文字を書くことも①、②で培った能力を利用しながら身につけていきます。興味が出た適切な発達段階でインプットしたことにより、知らず知らずのうちに読み書きができるようになってしまうのです。
④算数教育…量に興味を持つ数の敏感期が現れる幼児期では、ビーズなどを使い、色や数の認識を経て、暗算、立方体として認識ができるようになります。
⑤文化教育…歴史、地理、動植物など、小学校の社会、理科の分野を子どもの知りたい欲求にあわせて扱っています。
参考:日本モンテッソーリ教育総合研究所
どれも子供サイズで日常生活の練習ができます。
モンテッソーリ教育法で大事なことは、子供の自主性を引き出し、自立に向かうためのお手伝いをすること。
玩具をきっかけに子どもの潜在能力を高めるツールとして、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
2.シュタイナー教育法
シュタイナー教育は、オーストリア(現在のクロアチア)生まれの哲学者、ルドルフ・シュタイナー博士(1861-1925年)によって提唱されました。
彼の思想体系は、社会・経済・医学・農業など幅広い分野に影響を与えており、その中の一つが教育です。誕生から100年以上の歴史のある教育法となっています。
シュタイナー教育を実践している学校は、国内では10校以上、幼児教育施設は50校以上が存在しています。
先ほどご紹介したモンテッソーリ教育と同様、この教育の実践の中から、世界中をリードする人々を多く輩出してきました。ご紹介していきます!
■斎藤工(俳優、映画監督、評論家)
■ミヒャエル・エンデ(モモの作家)
■村上虹郎(村上淳とUAの息子で俳優)
■サンドラ・ブロック(スピード、オーシャンズ8などに出演する女優)
■ジェニファー・アニストン(フレンズに出演する女優)
■フェルディナント・アレクサンダー・ポルシェ(ポルシェ創業者の長男で911のデザイナー)
こう見てみてみると、実業家の輩出が多いモンテッソーリ教育に比べ、シュタイナー教育は、表現や感性を重要とされる役についていることが多いですね!!!
シュタイナー教育の最も大きな特徴を一言で言えば、人間の成長を7年周期に分けて考えており、「からだ」と「こころ」と「あたま」のバランスをとれた人間の育成をしていきます。
独特の教育としては、テレビやゲームは禁止で、食事は、基本的には菜食玄米主義です。
また、スポーツに関しては、野球やサッカーバスケットボールなどの競争心を煽るようなスポーツは高校生になるまで禁止。
教育は、
「7歳までは夢の中」 というフレーズが大変有名ですが、
早期教育には否定的で、算数や国語などの勉強はしません。教育は芸術と捉えているため、教科書はなく、自分自身の教科書エポックノートに書くときは、色のペンを使います。
①0~7歳 …「からだ、意思」を育てることが一番大切な時期
②7~14歳 …「こころ、感情」を育てることが一番大切な時期
③14~21歳 …「あたま、思考」を育てることが一番大切な時期
たとえば、知能を発達させるのは早ければ早いほどがいい、という考え方があるとします。
それに対して、「あたま」=思考力を中心的に育てるのは14歳以降がベスト、その前には、「からだ」=手足をたくさん動かしたり、「こころ」=感情を豊かにするような体験をたくさんすることのほうが大切です、というのが、シュタイナー教育の考え方です。
シュタイナー教育のやり方は?
目的:自立していて、有能で、責任感と他人への思いやりがあり、生涯学び続ける姿勢を持った人間に育てること。
●0~7歳 …「からだ、意思」を育てることが一番大切な時期
知識を叩き込む教育はせず、体を動かす遊びに触れる機会を重視します。自分らしく行動するための意思を育む期間です。子供らしい遊びを尊重して率先して行います。
手足をたくさん動かして遊ぶことが、骨や筋肉や内臓の発達はもちろん、「思い通りに体を動かす」という経験の繰り返しから、「意思」の力や「想像力」の発達にもつながるそうです。
●7~14歳 …「こころ、感情」を育てることが一番大切な時期
芸術に触れ、心や感性を育むカリキュラムが組まれているようです。ここでしっかりと、感情と心を豊かにすることで、人生の土台をしっかりと作ることができます。
子供が安心してゆっくり成長できる場を与えることでいろいろなことをどんどん吸収していきます。
●14~21歳 …「あたま、思考」を育てることが一番大切な時期
頭の教育をする期間なので、論理的な思考力や判断力を身につけるようなカリキュラムです。また、聯寧によって必要とされることが変わります。
子どもの健全な成長のために、適切な時期に適切な刺激を与えていきましょう、という考え方だと言えます。
それが上で挙げたそれぞれの時期です。
それぞれの時期に合った教育や知育グッズを使うことで効果が得られると思います。
3.レッジョ・エミリア教育法
レッジョ・エミリア教育とは、第二次世界大戦後にイタリアにあるレッジョ・エミリアという小さな町の名前であり、この町で生まれた教育方法です。
レッジョ・エミリア教育は、よくある「○○教育法」とは少し違う種類のもので、教育者としての理念や哲学であると言われています。
そのため、どこで受けても全く同じ教育が受けられる、というものではなく、その土地や地域性に合わせた柔軟な教育が行われています。
レッジョ・エミリア教育の理念には大切なポイントが3つあります。
その3つとは「社会性」「時間」「権利」です。
この単語の羅列を見ると、なんだか規律的な硬い印象を受けるかもしれません。
しかし実際はその真逆。
レッジョ・エミリア教育とは子どもたち一人ひとりへの愛にあふれた教育理念なのです。
レッジョ・エミリア教育法の方法は?
指導者マラグッツィによる詩:100の言葉
子どもは100の言葉を持っている
(そして もっともっと何百も)
けれど 99は奪われている
学校と文化が 頭と体を切り離す
彼らは子どもにこう言うのだ
手を使わず考えなさい
頭を使わずやりなさい
よく聴きなさい しゃべってはいけません
楽しまずに理解しなさい
引用元:St Joseph’s School The Hundred Languages of Children
この詩から、人には一人一人違う感性や価値観があり、個性は十人十色。
子どもが持つそれぞれ異なる個性と無限の可能性を引き出す教育と言えるでしょう。
多様性社会を大切にした考え方ですね!
①レッジョ・エミリア教育では、プロジェクトという活動が大きな特徴です。
一つのテーマを掘り下げ、長いときは1年にも及ぶビッグプロジェクトにもなるんだとか!!プロジェクトは、一人一人は参加しやすいよう、4〜5人のグループで進めることが多いみたいです。
テーマは、工作や下調べをしながら、子どもたちが、子ども同士の話し合いにより、決定され、保育士、時には保護者や地域住民も交えて、大人は話し合いを見守ります。
その方法は、保育士は指示を出すのではなく、その話し合いに子どもと対等に参加して、一緒に決めていきます。
②子どもたちが活動する様子は、文字や写真、録音、動画によって記録され、教室や廊下にパネルとしてまとめられます。
子どもたちの思考を視覚化できる、結果ではなく、過程の記録をとる、自分たちの活動を振り返り、次回の活動に活かすためにものです。
これをドキュメンテーションといいます。
③様々な教育環境が整っている
●アートを大切にしていることで知られているレッジョエミリアですが、アトリエスタ
という美術専門教師が一つの園に1名在籍しており、活動に関わります。
また、地域全体が、教育に熱心で、企業などが使わない布やボタン、木の小枝など、芸術活動がより豊かになるように保育施設に分けてあげるのも日常らしいです♪
地域全体で、アートを大切にする教育が浸透されているなんて、感動ですよね!!
●ペジゴジスタ という教育専門家は、教育に関しての運営に関わり、保育者とアトリエスタのアドバイザー的な存在で、週一の訪問日には、徹底的に話し合いを行うんだとか!
このような存在がいるなんて、先生たちも安心ですね!!
●ピアッツァ(広場)と呼ばれる空間があり、そこで活動したり、催し物をしたり、人々が集う場所になっています。
子どもたちだけではなく、保護者や地域の人とのコミュケーションの一部にもなっており、来園者や保育士の指導の参考材料にもなっています。
これにより自主性と協調性を育むことができます。
また、全て子どもたちのタイミングで過ごすことです。
そのため、教師が子どもたちに「早くしなさい!」「急いで!」という言葉を使う場面は一切ありません。
さらに子どもたちにはたくさんの権利があり、「子どもは権利の主体」としてみることです。
それは、自分で試してみる権利、間違う権利、質問をする権利、答えを想像する権利、別の方法を見つける権利。
皆さんもこれらを試してみてはいかがですか。
やり方は簡単なのです。
子供会などでもやっている通り子供たちを集めて、自分たちでやることを決めさせてあげて試させてあげればいいのです。
過保護になりがちなところをあえて子供たちに任せるのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は
1.モンテッソーリ教育法
2.シュタイナー教育法
3.レッジョ・エミリア教育法
についてまとめてみました。
難しい言葉と思った方もこの記事を見てやり方が簡単だということがわかってもらえたら幸いです。
どの教育でも大事なことは子供の自主性と自由です。
皆さんも子供自身にゆだねるということをやってみてはいかがでしょうか♪
それでは、子供たちの自主性の発達を願って締めます。
ありがとうございました。