子ども

なかなか楽譜が読めない子どもに楽しく覚えてもらうコツ

『どうしてうちの子だけ楽譜が読めないんだろう?』
『真剣に教えても覚えてもらえない・・』
『音符の覚え方は他にやり方があるのでは・・?』

と悩みをもっているママさん。

せっかく子どもが音楽を習いはじめたけど、
楽譜がよめなくて練習するのが嫌に…
なんてことはよくあります。

私は、今まで楽譜の読めない友人や
生徒40人ほどに読み方を教えてきました。

私も最初から楽譜が読めたわけではありません!

しかし楽譜が読めるようになってからは、
トントン拍子に難しい曲にも挑戦でき、
演奏がさらに楽しくなったなぁと実感しています。

そこで16年間音楽に関わり、
音楽講師も経験してきた私が

「楽譜が読めない原因と
楽しく覚えてもらう方法」について解説します。

そして、
今の時代ならではの便利グッズもご紹介していますので

子どもが楽譜を読めるようにしてあげたい!と
いう親御さんはぜひ参考にしてください。

子どもが楽譜を読めない原因3つ

子どもが楽譜を読めない原因はさまざまですが、
原因を知って改善しなければなりません。

以下3つが主な要因としてあげられます。

  • 楽譜に「ドレミ」を書いてしまっている
  • 「ド」から順に数えている
  • 耳コピをしている

 

1、楽譜に「ドレミ」を書いてしまっている

いつまでたっても楽譜に
階名(ドレミ)を書き込んでいては、
譜読みできるようにならないんです。

音符を習いたての初期のうちは、
「これがド」と体と頭に覚えさせるために
階名を書きます。

しかし、いつまでたっても階名を書いていては、
音符ではなく階名を見て
演奏するようになってしまう可能性も。

楽譜は、階名だけではなく
リズムも読めるようにならなければなりません。

楽譜に書き込んだ「ドレミ」だけを
目でおっていては、
リズムが読み取れず演奏するのに
限界がきてしまうこともあるのでご注意を。

2、ドから順に数えている

階名(ドレミ)を覚えるときは、
「ド・レ・ミ・ファ・ソ」の順に
「ド」を基準にして覚えていきます。

音符をある程度習った段階でも
”「ド」から3つ上だから
「ミ」” などと読んでいては
楽譜を読むのにかなりの時間がかかってしまいますよね。

演奏をするには、
最終的にはその曲の指定テンポにあわせて
演奏しなければいけません。

楽譜を読むのが遅すぎると、
将来的には曲のテンポ感についていけなくなるため、

鍵盤の位置を覚えるという方向にシフトしてしまうでしょう。

鍵盤の位置を覚える方に
変わってしまうと結局楽譜は読めず、
負のスパイラルです。

3、耳コピをしている

絶対音感がある子どもは、
楽譜を読むより耳で音を覚えて
演奏する方が簡単だと感じます。

「耳コピ」は音楽において
とても有能な技能ですが、
譜読みに関してだけ言えば、
とても厄介な技能です。

楽譜を読むより耳で聞いて演奏できてしまうぶん、
本人が覚える必要がないと思ってしまうことも。

しかし、楽譜から読み取れる情報は
音の高さやリズムだけではありません。

楽譜にはさらに、作曲者の意図する表現記号や、
正しい指番号が書いてあります。

そのため、楽譜を読む習慣がないと
作曲者の意図に無頓着になったり、
複雑な曲になると「耳コピ」ができなくなってくるでしょう。

子どもが楽譜を楽しく読めるようになる方法3つ

演奏は実技ですが、
楽譜を読むのは、勉強と認識してしまう子どもも多いです。

勉強と意識してしまうと
多くの子どもは嫌になってしまいますよね。

そこで、勉強感覚ではなく
楽しく楽譜が読めるようになる方法を3つご紹介します。

  • リトミックを活用する
  • 音符カードを使う
  • 譜読み練習アプリを使う

 1、リトミックを活用する

親子で楽しく音楽にふれながら、
基礎的な音楽能力を伸ばすとともに、

表現力を育むリトミック。

リトミックでは頭で理解するのではなく、
リズムの読み方などを体で覚えることができます。

たとえば、
「カレーライス」のリズムを分けると、

「カ」が八分音符
「レー」が四分音符
「ライ」が四分音符
「ス」が八分音符

文字で見るとむずかしく感じるかもしれませんが、
手拍子で表現するととっても簡単で楽しいんです!

リトミック教室もありますが、
まずは自宅でできる「自宅リトミック」の本などで
やってみるのがおすすめです!

おすすめ教材はこちら♪

人気ヒット曲から童謡まで嫌子でときめきメドレー♪

 

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全曲CD収録なのでピアノを弾く必要もなく
ボタンひとつですぐ使えます!

人気のヒット曲から、
誰もが一度は聞いたことのある童謡まで、
親子で楽しく学べること間違い無しの教材です。

 2、音符カードを使う

音符をひととおり習ったら
音符カードを使う方法も!

音符カードは、一枚一枚に
音符が書いてあるカードです。

フラッシュカードのようにして、
練習することで音符が早く読めるようになります。

カードを床に広げて
親御さんがお題のカードを読み上げ、
それを子どもがとる、
などとカルタのようにも使えたりも!

音符カードを使えば、
遊び感覚で親子で楽しんで覚えられるでしょう。

ヤマハ出版!人気キャラたちとイタリア語、日本語、英語、ドイツ語の4ヶ国語も一緒に学べるおんぷカード

 

ミッキーといっしょ たのしいおんぷカード

¥1320

おすすめの音符カードは、

ミッキーといっしょたのしいおんぷカード!

ディズニーのミッキーや
その仲間達といっしょに音符を学べぶことができ、
カラフルでかわいいイラストなので
楽しく覚えれます。

また、

  • ヘ音記号
  • ト音記号
  • シャープカード
  • フラットカード

の4種類なので、
つまづきやすいシャープやフラットも
しっかりとおさえられます。

3、譜読み練習アプリを使う

スマホやタブレットがあれば
すぐにできる譜読みアプリ。

ゲーム要素が加わるアプリもあり、
子どももゲーム感覚で譜読みの練習ができます。

私が音楽を教えていた時代にもこんなのがあれば、
自主学習としてかなり使えたな〜と思いました!

スマホであれば移動中や隙間時間にも
練習できて気軽に使えるのでおすすめです。

おすすめはこちら!

名前も可愛い♪おんぷちゃんとリズムくんセット

「おんぷちゃん」は音符を読むゲーム、
「リズムくん」はリズムを読むゲームです。

おんぷちゃんとリズムくんセット¥400〜500

このアプリのいいところは
レベル別に設定して練習できるので
徐々にレベルアップすることができるところです。

ぜひ、お試しあれ♪

まとめ

 子どもが楽譜を楽しく読めるようになるには、

  • リトミックを活用する
  • 音符カードを使う
  • 譜読み練習アプリを使う

がおすすめです!

体を動かす、
ゲーム感覚でやるなどさまざまですが
子どもにあったやり方で楽しく覚えましょう。

どれも高価なものではなく、
気軽に取り組めるものなので
自宅学習用に検討してみてはいかがですか?

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