子ども

子どものテレビ時間制限は必要?発達に影響があるのか調べた結果

最近、子どものテレビ視聴について
意識された事はありますか?

ママさん
ママさん
テレビを見すぎると発育が悪くなるって聞いたんだけど
ママ友
ママ友
テレビを見る時間ってきちんと決めたほうがいいのかしら

就学前の児童にテレビばかり見せて放っておくと、
他人の気持ちを受け入れたり理解する能力
育たなくなるという調査結果が
アメリカの大学での調査で出ていました。

これを聞いて、

「やっぱりテレビを見る時間を制限しなくちゃ」

「テレビ見ると発育が悪くなるのね」

早合点してはいけません。

確かに幼いころからテレビを見せて放置しておく
他人の気持ちを察する能力が欠けるので、
後々の社会生活に影響が出るという結果が出ています。

しかし、どの年齢でどれくらいテレビを見ていたら
影響するものなのか、

気になりませんか??

そこで、どの段階でどの程度テレビを見ていると
影響が出るのかを調べてみました。

年齢によるテレビ視聴の影響

各家庭でテレビの利用の状況は
親のテレビの視聴状況によって変わってきます。

大まかに次のように分けて調べてみました。

  1. 乳幼児のテレビの影響(0歳から2歳ぐらい)
  2. 幼児時期の影響(2歳ぐらいから3歳ぐらい)
  3. 保育園・幼稚園児の時の影響(2歳から5歳ぐらい)
  4. 小学校低学年時の影響

年齢によって
テレビとの関係は大きくなってきますよね。

このころは学校や、宿題、友達との遊びなど
テレビを見る時間は限られてきます。

乳幼児のテレビの影響

さすがに一人目のお子さまからテレビを見せて
ほったらかしはないとは思います

が、上にお兄ちゃんお姉ちゃんがいる場合は
テレビを付けて一緒に見ているの場合もありますよね。

乳幼児はテレビを見ているようですが
他の興味あるものに気持ちがそれているようです。

よっぽど幼児の興味をそそる番組でなければ
テレビ画面に集中する時間は少ないといわれています。

1歳ぐらいになるとテレビもしっかり見る事ができます
テレビを指さしたり、同じものを見比べたりと
映像というものを認識できるようになります。

まだ、テレビよりもママさんの言葉や行動
動くおもちゃや手に触れるものに興味があります

なるべく話かけたり、遊んだり、読み聞かせや簡単な歌
などを行っていればテレビに集中することはありません

2歳ぐらいからは子供向け番組で笑ったり真似したりと
テレビを見て楽しむという事も覚えます

しかし、長時間視聴児4時間未満の子どもに比べ、
有意語出現の遅れの率が高い

長時間視聴家庭(テレビがずっとついている家庭)
の子どもは有意語出現の遅れ率が高い
といわれています。

要はテレビに子守をさせて「本の読み聞かせ」
「外での刺激」「親子のスキンシップ」の家庭は

言語発達の遅れが出やすいという事です

幼児のテレビの影響

2歳から3歳ぐらいになると

幼児の脳は
五感から入ってくる刺激
(人とのかかわり、遊び、会話など)
を受けて
脳内の神経のつながりを作ります

このころになると、
テレビ番組の動きや音などは、
とても刺激的でくるくる変わる画面を
見続ける事があります。

長時間見る事で発達の影響も気になる所ですが、
目の発達にも影響が出てきます。

特に3歳ぐらいになると内容について理解できるので、
年齢に合った番組を見せるという事も大事です。

それでも、長時間見続ける事は
脳神経の発達が著しく活発になる時期なので、
脳の成長に悪影響を及ぼします

また長時間視聴の家庭では親の生活がテレビに偏り
親子のコミュニケーションの時間が少ない事が多い
為だといわれています。

保育園・幼稚園の頃の影響

この頃になると
他人とのかかわりの中で
テレビの影響が出てきます。

特にアニメなどを見て真似をしたり
ごっこ遊びをしたりと
遊びの中にテレビの影響が出てきます

特に激しいシーンなどが頻繁にあるものは
真似しやすいためそれが良い事として身につく
場合があります。

暴力的なシーンが多いものを見続けると
それをコミュニケーションの一つととらえる
場合もあるためです。

見る番組を選ぶという事が重要です。

小学校低学年の影響

小学校に入るころには
ある程度テレビから得られる情報が
教育に良い内容もあります。

このころからは番組を選んだり
ルールを守るという事が理解できますので

テレビに対する影響は内容によって異なります。
自我も出てきますし、
お子様の宿題や習い事などの兼ね合いもでてきますから、

見たい番組を見るためにどうするかを決める。
時間についても各家庭でのルールを決める。

が重要です。

テレビを見る時間の制限について

テレビの長時間視聴は子どもにとっては
悪影響もあり得るという事も踏まえて
見る時間を考えるのが良いでしょう。

乳幼児のテレビの時間は?

一人でテレビを見せるのは
もう少し大きくなってから

もっと言うなら
特にテレビを見せる必要がありません。

なぜならば、
テレビ以外の生活で十分な刺激があるためです

ママとのスキンシップ、目をみての会話、外での散歩など
手に触れたり、目で見たり、体で感じ取ったり
いろいろな事を経験する時期です。

テレビは必要ありません。

1歳過ぎてからは子供向け番組を見る事で
真似っこしたり、歌を歌ったりと
音や動きを理解し始めます。

しかし、それも生活の一部で十分なので
大体子供番組15分~30分ぐらいにしましょう

2歳ぐらいで、話ができるようになっても
テレビは子供番組30分程度でちょうどよいと思います

特に一人で見るというのは、
あまりお勧めできません。
子供番組であってもママさんと一緒に見る事で
楽しいという事を学ぶのです。

 

幼児のテレビ視聴の制限

幼稚園に入学前はテレビの内容を理解し
大人と一緒でなくてもテレビを付けている
という事もあります。

好みが出てくる時期なので興味をもっている
テレビの内容を選んであげましょう

特に興味が出るような自然についての番組や
普段は見る事ができないものが見られる番組
を選ぶのが良いと思います。

それでもママさんと一緒に見る事をお勧めします。
テレビの内容について話をして、
コミュニケーションのツールにするのがいいと思います。

テレビ依存させないようにしましょう。

大体30分~1時間ぐらいがちょうどよいと思います。

 

保育園・幼稚園のテレビ制限

保育園や幼稚園で他の人との人間関係が出てくるころで
いろいろな家庭の内情により
テレビの役割が変わってきます。

他のお友達がこんな番組を見たとか
こういうパフォーマンスを見たなど
会話の中でも出てきます。

見たい番組が出てきますので、
見れる番組かどうかは、お子様と話して
一緒に判断してください。

それでも大体1時間から1時間半ぐらいで
ちょうどよいでしょう。

小学校低学年のテレビ制限

学校での情報でいろいろな事をテレビで
得ようとします。

特に学校でのトレンドについていくために
テレビを見るという事もあります。

しかし小学校になると生活のリズムが出来ているので
この頃のテレビはは別の意味での影響が出てきます。

特に芸人イジリをしていたの見たという
内容で笑ったり、
好きな有名人が行ったしぐさなどを
真似したりと
最近では、鬼滅の刃が大ブレイク中ですが、

他人との共有した内容で
関係を維持することが多くなります

だからと言って見たい番組を見せるのではなく
学校や友達との遊び、宿題や習い事など
時間に限りが出てきます。

見たい番組を見るためにどうするかを決める。
時間についても各家庭でのルールを決める。

などコミュニケーションの中でどれが良いのか
話し合って決めましょう。

まとめ

テレビが乳幼児から小学校低学年までに
与える影響はいろいろ出るという事でした。

しかし今はスマホやタブレットで情報を得たり
学習する事も増えてきました。

早いうちから慣れさせるため、
幼稚園の頃にはある程度に機能を使いこなす
というお子さまも出てきました。

だから全員が影響が出るということではありません。
要は使う側の意識という事ですよね。

【小さい頃から親の仕事や家事をこなす為に
おとなしく見てるからテレビ付けにしてる】

というご家庭もありますが、
大きくなってからその修正はかなりの努力が
親も子も必要になってきます。

そうならない為にもテレビに依存させない事
が大事ですね。

以前土曜日が昼まで学校の授業があった時。

学校から帰ってお昼ごはんを食べるとき決まって
「吉本新喜劇」を見ながら母と昼ごはんを笑いながら食べる
というのが毎週の楽しみの一つになっていました。

そういうテレビの使い方は家族団らんのツールに
なっていたようです

テレビの影響を考えるという事は
親がテレビをどう使うかによって
影響が変わってくる。

という事で上手にテレビと付き合える
様にしたいですね。

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