「うちの子ってもしかしたら吃音(きつおん)かもしれない」と思っている親御さん方はいませんか?
こんにちは、ryuseiです。
子どもって本当に可愛いですよね♪
いくつになっても我が子ならば可愛いと思うでしょうが、とくに幼児期のお子さまは格別に可愛いです(笑)
そんな可愛い子どもちゃんですが、言葉を覚えて話していくうちに、
言葉がつまったり、同じ単語を繰り返したりすることがあります。
いわゆる「吃音」といわれるもので、親としては一時的なのか、早めに治すべきなのかなど、わりと気になると思います。
また、「そもそもこれって本当に吃音なの?」と吃音と判断するのもむずかしいと思います。
そこで今回は、
・吃音の紹介と子どもが吃音になったときの対処方法、
・吃音の我が子に絶対にしてはいけない3つの約束
をお伝えします!
早速、見ていきましょう♪
目次
吃音とは何?
吃音とは、意志とは関係なく言葉が出にくくなる発話障害の一つです。
主な症状には、以下の三つが挙げられます。
- 語音の繰り返し:「わ、わ、わたし」など
- 語音の引き伸ばし:「わーーーたし」など
- 語音の詰まり:「……わたし」など
吃音は、言葉を話し始める1歳前後に出てくることはなく、2〜3語文ほどの発話が可能な程度まで言語発達が進んでから生じるものです。最も多く吃音が出てくる時期は、2歳後半〜4歳くらいの間です。
言葉を話し始めだと、つまったりしてあたりまえなので、勘違いしたらだめです!
ある程度話せる年齢になっても、吃音の症状が出ている場合は、注意が必要ですよ。
その他にも
・一緒に音読や、音楽に合わせるなど、タイミングが合うとスムーズになる
・苦手な単語がある
・長時間の会話が苦手である
・好調・不調の波がある
このような症状も見られたら、吃音を疑ってみた方がいいかもしれません。
吃音の原因
結論から言ってしまうと、
まだ、詳しい原因は解明されていません。
吃音は、言語の発達過程で生じてしまうものであり、
脳機能の何らかの障害が疑われていますが、知能とは全く関係がないそうです。
ここでひとつ注意したいのが、
「親の育児方法や周囲の接し方が原因ではないのか」と昔は言われていましたが、
世界中同じ割合で発症していることから、環境も関係ないのです!
わたしの「わたしの子育てが悪いのかしら…」と思って自分を責めて悩んでしまう親御さんもいると思うんです。
でも、決して心配に思わないでください!!
親御さんの責任ではないので、心を苦しめるのはやめましょう!
しっかり科学的に否定されているので、大丈夫です!!安心してください!!
子どもは「みたもの」を真似て成長していきます。
このような現象を「モデリング」と呼びます。
親御さんがへこんだり、元気がないと
子どもにも悪影響なんです。真似てしまうからですね。
親が元気がない→子どもが真似る→子どもも元気がなくなる→親がその様子を見る→自分を責める→さらに元気がなくなる→….
悪影響のループです。
大丈夫!必ず良くなります!!
子どもの前では笑顔で。これが子どもにも良い影響を与えることがわかりますね♪
こどもが吃音になった時に絶対してはいけない3つの約束
子どもが吃音だった!!
そんなときに親さんが絶対してはいけない行為があるんです!!
今回は3つご紹介します。
言い直しをさせない
「繰り返さないで!」、「伸ばしたらダメだよ!」などと、該当症状を指摘するのはNGです。
子どもがストレスを抱えて逆効果ですし、話すことへの自信が失って、話さなくなっていまします!
悪化してしまうと、対人恐怖症など違った病気になってしまう可能性があるので、
気を付けましょうね。
やさしく楽しそうに子どもの会話を聞いてあげることが重要なんです!!
話し方のアドバイスはしない
- ゆっくりでいいからね
- 深呼吸してみよう
- 落ち着いて、はなしてみようね
こんな言葉をかけてあげたくなりますよね。
一見よさそうに見えるのですが、NGです!!
「言い直しをさせない」でもいいましたが、
子どもの話し方に口を出してはいけません!
とにかく聞いてあげてください!!
普通に接する!
年齢が上がればあがるほど
自分の言葉がスムーズにいかないこと、みんなとは少し違うことくらいは、子どもなりに
わかり始めている子もいます。
だからこそ、親御さん自身が、
あなたは普通に話せる!話せるようになる!今でも全然いい感じよ♪
僕私って大丈夫なんだ!と思わせてあげるということをして、信じてあげてほしいんです。
よく子どもの話を聞いてあげると、もっと楽しそうに話してくれますよね。
こどもの話し方を真似しないで
面白いと思って、親御さんがやりがちな行動ですが、
子どもからしたら、傷つきますし、腹が立つことだってあります。
こちらは、最大限にNG行為なので、絶対にやめましょう!!
まとめ
幼児期は、言葉が急速に発達する時期であり、言葉がつまったりすることは誰にでもあります。だからこそ、親さんは、吃音か、発達段階のものなのかは区別がつきにくいと思います。
もし、お子さまが吃音かもしれないと感じたら、これまで紹介した方法で優しく見守ることが重要です。
補足ですが、幼児期に見られる吃音の8割程度は特に治療などをしなくても自然に消失することが知られています。
どうしても心配だったり、症状が治らない場合は、言語聴覚士を訪ねてほしいと思います。
子どもには責めず、口を出さず、優しく話を聞いてあげることですよ♪