・・・あれ、刺されてる!かゆい!!いつの間に!!!
こんにちは、ライターの つみき です。
梅雨の時期から徐々に出てくる 蚊 。
嫌ですねー、ほんとに困ります!
私は子どものころから刺されやすくて…
毎年の夏は虫除けスプレーと、かゆみを抑えるひんやりするやつ、必須です。
私は特に、刺されたら広い範囲で赤くなって腫れてしまうタイプなのですが、
家族全員腫れやすいか、というと、そうではありません。
刺されはしても、そこまで腫れなかったり、すぐ赤みも引いていたり。
家族の中で一番刺されやすく、一番腫れやすいのが私だったのですが、
その差はどこからきているのでしょう?
今回は改めて蚊について、虫除け対策までしっかり勉強していきましょう!
本物の蚊の写真は出てきませんので、安心して読み進めてください!
(私が虫の写真が苦手なので。赤く腫れている写真も入れていません。)
目次
そもそも、なぜ蚊は刺してくるのか!
飛んでいるときも「プゥ~ン」という気になる音を出している蚊ですが、
なぜ、蚊は人間を刺すのでしょう?
人間を刺すのはメスの蚊だけ!
普段の蚊は、糖分で活動しているので、
花の蜜などを吸って生活しているようです。
ですが、メスが産卵の際、たんぱく質などの栄養が必要になるので、
摂取するために、人間の血を吸うのです。
人間を刺すのは、産卵期が近いメスだけ、です。
ちなみに吸った血は、卵を産むためだけに使われ、
自分自身のエネルギーとしては使われないそうです。
蚊が媒介する感染症も。
また、蚊は人間だけでなく、
牛、馬、豚、にわとりなど、他の動物の血も吸うんです。
日本脳炎、マラリア、デング熱、ジカ熱、ウエストナイル熱、など、
聞いたことありますか?
これらはすべて、蚊が媒介する感染症です。
他の動物から感染症をもらってしまうケースが多くあります。
日本ではあまり症例は聞かれていませんが、
中には重症化すると命の危険がある感染症もあるため、
海外に行って症状が見られた際には、迷わず医療機関を受診しましょう。
なぜ蚊に刺されるとかゆい?なぜ腫れる?
蚊に刺されたとき、かゆくなりますよね。
これは、蚊が血を吸いやすいように、
血が固まりにくくなる成分が混ざった唾液を注入するから。
この唾液によってアレルギー反応が起こり、かゆくなるのです。
蚊に刺された後のアレルギー反応は個人差があります。
刺されてすぐに赤く腫れる人もいれば、
刺されて1日以上経ってから反応が出る人もいます。
腫れ方も、ぷっくりと腫れる人もいれば、
ふくらみはしないけど、赤くなる人もいます。
刺された蚊の種類やその頻度、場所、刺された人の体質など、
様々な理由が相まって、反応の差が生まれるようです。
確かに、「この前刺されたところはすごくかゆいけど、
さっき刺されたところはそんなにかゆくないな」
っていう経験があります!
かゆみや腫れに差はありますが、
そのほとんどは、あまり触らないようにしておけば、
長くても3日ほどで治ります。
しかし、刺された場所以外も、全身にわたってかゆみが出ていたり、
蚊に刺されたことで発熱したりするときは、
速やかに医療機関を受診しましょう。
刺されたら、とにかく掻かない!
かゆいと、つい掻いてしまいますよね。
しかし、蚊に刺されたことによる、赤い腫れやかゆみを早く治したいときは、
掻かない!
これに尽きます。
掻いてしまうと、悪化してしまいます。
悪化したら、病院に行きましょう。
かゆみを抑えたいときは、冷やすのが効果的!
刺されたところは、温まるとかゆみが増します。
冷やすとかゆみが弱まり、赤く腫れた部分も治まってくるので、
とにかく冷やすことが有効です。
現在では、かゆみを抑えられる薬も多く売られています。
子供用の薬もあるので、
どうしても掻いてしまう時は、使用するようにしましょう。
それでも、ひどくなるようであれば、
もっとひどくなる前に、皮膚科を受診しましょう。
そもそも、刺されたくない!
刺されたら、ではなく、そもそも刺されないようにするには、
どうしたらいいでしょう?
長袖を着て、虫除け剤を使う!
ドラッグストアに行くと、虫除け剤がたくさん売っていますよね。
スプレータイプ、塗るタイプ、持ち歩くタイプ、など。
服の上からスプレーできるタイプもありますので、
長袖を着て露出を最小限にし、さらにスプレーをすれば、
より安心して外出できます。
虫除け剤を選ぶ際は、
効能や適用害虫等のところに「蚊」と記載があるものを選びます。
また、刺してくる蚊の種類は、約20種類と言われています。
活動時間帯は種類によってまちまちなので、
外出するのが何時でも、対策する必要があります。
また、スプレータイプの虫除け剤は、
近寄らせないのではなく、刺せないようにするという薬剤です。
塗りムラがあれば、塗られていないところを刺されてしまいます。
塗りムラをなくすことが重要です。
屋内であれば、まず窓や玄関、網戸をしっかり閉めます。
網戸用の虫除け剤もありますので、
窓を開けていたいときは、網戸にも対策をすることをオススメします。
また、部屋の中にいる蚊を退治したいときは、
蚊取り線香や液体タイプの蚊取り、プッシュするタイプなどの殺虫剤を使います。
私の家では、液体タイプを使っています。
線香タイプの煙でむせてしまって、体に合っていませんでした。
特に小さな子どもがいる家庭では、使用上の注意をよく読んで、
家に合うタイプを選んで正しく使いましょう。
虫除け剤では、退治できない!?
一般的な虫除け剤には、「ディート」という成分が含まれているそうで、
蚊はこの成分が嫌なので、虫除けになるそうです。
しかし、嫌がりはしますが、死ぬことはありません。
ということは、近づいてきた蚊に向けて虫除け剤を撒いても、
避けられるだけで、周りにいる蚊の数は変わらない、ということ!
近寄ってくる蚊を退治したいときは、虫除け剤ではなく、
虫を退治できるもの(殺虫剤)を選びましょう。
(使い方には十分注意してください!)
蚊が好きな場所をなくす!
蚊がそもそも生活しやすい場所をなくして、
発生させないことも重要です。
蚊の幼虫はボウフラと言いますが、
このボウフラは、少しの水があれば、孵化してしまいます!
空き缶やペットボトル、バケツ、植木鉢の受け皿など、
家の周りにある水たまりをなくして、きれいに掃除をして、
ボウフラが住み着かないような環境を作りましょう。
もしボウフラが発生してしまったら、
普段使っている虫除けとは別に、退治する薬剤もありますので、
蚊になる前に、退治してしまいましょう。
注意する虫は、蚊だけじゃない!
夏といえば蚊!というイメージが強く、
蚊の対策はしっかりしている家庭も多いと思います。
しかし!注意すべき虫は、蚊だけではありません!
刺してくる虫は、他にもいます!
被害にあいやすい虫について、対策をみていきましょう。
ブユ(ブヨ)
高原や渓流など、きれいな水場のあるエリアでよく見られます。
この虫も、蚊と同様、
肌の露出を抑えて虫除けをムラなく塗ることで、対策が出来ます。
刺されてしまうと、半日後くらいからかゆみを赤みが出てきます。
そして、翌日からかゆみがひどくなってきます。
刺されたら、早めに虫刺され用の薬を塗りましょう。
ちなみに、私は部活中に毎年のように刺されてしまっていました。
かゆみ・赤みに加えて、腫れがひどかったです。
ぷくっと腫れるのではなく、足がぱんぱんになりました。
足首を刺されたときは、痛くて足首を動かすことができず、
普通に歩けないくらいでした。
腫れているところは熱を持っていて、
病院で処方してもらった薬を塗りつつ、氷で冷やす、を続けていました。
もちろん個人差がありますが、私の体感は蚊に刺されるより大変です!
刺されないようにしっかり対策しましょう。
蜂
草花・樹木があるところで出会いやすいハチ。
特に、巣の近くは危険です。
刺されてしまうと、初めての場合は激しい痛みと赤い腫れを生じます。
しかし、1日程度で治ります。
2回目以降は、ハチ毒に対するアレルギー反応が加わり、
じんましんや腹痛、もっと重篤な症状が出ることがあり、危険です。
軽い症状であれば虫刺され用の薬を塗りますが、
症状が重いようであれば、すぐに救急車を呼びます。
ミツバチの場合は、刺されるとそこに毒針が残るので、
圧迫しないように注意し、出来るだけ針を取り除きます。
ハチに刺されないような対策は、黒い服装を避けること。
頭も白い帽子をかぶるなどをして、覆うようにします。
ハチを見つけたら、変に刺激することなく、
静かにその場から離れましょう。
刺激してしまうと、ハチの仲間たちまで集まってきてしまいます。
家に蜂の巣を作られた場合は、ハチの駆除に適した薬を噴射します。
ただし、ハチが多かったり、飛び回っていて危険なときは、
専門家に駆除を頼むようにしましょう。
これらの情報は、虫除け剤でお馴染みの「アース」の特集ページ
「虫さされチェック」を参考にしています。
このページには、今回紹介した虫以外にも、
刺される可能性のある虫について、知ることができます。
虫の写真や、刺された箇所の写真などもあるので、
とても参考になります。
(私は虫が得意ではないので、見るのが辛かったです…)
もっと詳しく知りたい!という方は、このページがオススメです。
https://www.earth.jp/tokyo2020/mushisasare-check/index.html
さいごに
どんな虫であれ、刺されないことが一番です。
刺されないような対策、虫を寄せ付けない対策をしっかり行いましょう。