えこひいきとは、特定のものに目をかけること。
つまり、『公平ではない』ということを意味します。
誰でも好き嫌いや合う合わないが必ずと言っていいほど存在し、それを表に出してしまうことでえこひいきになってしまいます。
職場で上司が特定の人にだけをえこひいきしていると感じたら、仕事に対するモチベーションもさがりますし、「なぜ自分の頑張りは評価されないのか」と悶々としてしまいますよね。
そこで今回は「えこひいきをする人の特徴やその対処法」についていくつか紹介したいと思います。
目次
【職場の上司】酷いえこひいきを受けたことがある人の割合
快適な環境の中で仕事ができることが理想ですが、職場でえこひいきなど理不尽さを感じたことがある人は多いのではないでしょうか?
社会人500人に『仕事で理不尽と感じたことがある』というアンケートを実施されたところ、約8割弱の人が感じたことがあることがあるとわかりました。
職場で我慢をされている人が多くいることが分かりますね。
職場の上司からされるよくあるえこひいき3つ

えこひいきをする上司はほとんどの職場で見られることがあると思いますが、上に立つ人間が、人によって扱いを変える様なことはあってはいけないことですよね。
それをわかっていても、えこひいきをしてしまう人は少なからず存在しています。
職場でよく見られる、えこひいきとはどの様なものがあるのか実際に見ていきましょう!
職場に上司からよくあるえこいひきは、以下の3つです。
・特定の人にだけ評価を高くつける
・露骨に態度が違う
・仕事でミスをしても怒られない
1つずつ、解説します。
1、特定の人にだけ評価を高くつける
よくあるえこひいきの中でわかりやすいのが「特定の人に対しての評価をすること」です。
仕事ができる人が評価をされるのは当たり前ですが、同じ業務をこなしているのに、また明らかに自分よりも結果を出していないのに評価が高い場合があります。
仕事の評価は、昇進のスピードやお給料に直結するものですので、この様なえこひいきがあれば周りの人は納得できませんよね。
2、露骨に態度が違う
これは職場だけではなく、学校生活でも見られるえこひいきの一つです。
例えば「上司が若くて可愛い社員には優しく接するのに、それ以外の社員には明らかに態度が違う」このようなことがあります。
最近では逆のパターンもある様です。
態度については指摘しづらいのが問題です。仮に指摘をしても「あなたの思い込み」と言われてしまえばそれまでになります。
しかし、この様なあからさまな態度の違いは、仕事をする中で上手く回らなくなります。その結果、自分で自分の首を絞めることになることに気づいて欲しいものです。
3、仕事でミスをしても怒られない
上司に気に入られている人は「仕事でミスをしてもあまり怒られない」ということもあります。
仕事だけではなく、何度遅刻をしても怒られないなど特定の人にだけ極端に甘いです。
別の人が同じことをしてしまった場合、こっぴどく怒られたり細いことでも指摘されたりすることもあります。
えこひいきする上司のタイプと心理状況3つ

えこひいきをする人は、いつもどのような心理状況でいるのでしょうか?
いかなる場合も、えこひいきをする人に対してよいイメージを持てないですよね。それなのに、『えこひいき』をしてしまうのか疑問に感じてしまいます。
その人の心理状況について考えられるものをいくつかご紹介します!
好き嫌いがはっきりしている
上司がえこひいきをしてしまう原因の一つに、「分け隔てなく接することができないこと」があげられます。
好き嫌いがはっきりしている上司は、優劣をつけたがる傾向があります。
視野が狭くなり会社全体のことを考え、部下を育てるという思考には繋がらず、自分が居心地のいい環境を構築したいと望んでいます。
こういった性格はえこひいきが起こる典型的なケースといえます。
極端な考えも持つ人
自分の物差しで物事を図る時が多く、自己中心的な考えを持っているという特徴があります。
こういった考えの人は、『白か黒か』と物事をはっきりとさせる「0、100思考」です。ですので、何事も0か100かで評価をしたがります。
物事をはっきりとさせないと気が済まず、極論ばかりを出してしまう頭でっかちな人が多いです。
自分の立場を知らしめたい
えこひいきする上司は、立場が上だと周知させることで、「自分の言いなりになってくれる」と勘違いしているタイプです。
これは自己肯定感が低いことが原因で起こるもので、実際には自分には自信がないことが多いでしょう。
特別扱いをすることで、自分に気持ちを向けてもらい、心の距離を縮めたいという思いで必死なのです。こういう性格の上司とはなるべく距離を置き、避けて通りたいものです。
えこひいきされやすいタイプの人の特徴3つ

えこひいきをされないからといって、他の人が仕事をちゃんとしていないわけではありませんよね。同じ業務をこなしているにも関わらず、世の中にはえこひいきされやすいタイプの人がいます。
それでは、えこひいきされやすいタイプの特徴を3つご紹介します!
仕事ができて相手の期待に沿える
上司も人間ですから、自分のために動いてくれる部下を大切にしたくなるものです。
自分の指示通りに動き、期待通りの結果を出す相手には好感を持ちます。
なぜならば『自分の判断は正しい』と思えるからです。
素直な性格でコミュニケーションが上手
コミュニケーション能力が高い人は、えこひいきをされやすい特徴の一つです。
仕事の報告だけではなく、日々の挨拶やたわいもない世間話などコミュニケーションを密に取れる人は好感を持たれやすく上手く立ち回ることができます。
上司の中には、孤独を抱える人もいます。
日頃から様々なことを話し、自分のことを理解してもらえる人にえこひいきしたくなるのも仕方ないのかもしれません。
えこひいきをする上司と考えが似ている
えこひいきする上司には、仕事はできるけれど自分の考えに賛同してくれない部下よりも、賛同してくれる部下の方が好きです。
例え正論を言っていたとしても、反発する人や上司の立場をなくすような言い方をする相手にはよくは思わないでしょう。
また生意気だ!なんてこともあるかもしれません。上司と考えが似ていて、立てることができる人がひいきされやすいという特徴もあります。
今日からできる!ストレスから解放されるとっておきの方法

えこひいきをする人を変えることは簡単なことではなく、下手に荒波を立てると最悪の場合、職場の居心地が悪くなる可能性も出てきます。
多少のえこひいきは『気にしない』これが一番!
そして、いつかは人事異動でその上司と離れられる日が来るかもしれません!かといって、それまでえこひいきを目の当たりにしてはストレスを抱えてしまいますよね。
本人に直接訴えても改善は期待されないので、上司よりもさらに上のポジションにいる上司に訴えるのがベストです。
その際は一人で訴えるのではなく、同じ思いをしている人たちを募り、実際起こったことや場所や時間など客観的にわかる内容をまとめて、さらに上の上司や人事部に提出しましょう。
注意を受けることで、改善することを余儀なくされます。それでも改善されない場合は労働組合に提出するとより効果的です。
えこひいきから解放される本
えこひいきから解放されための、テクニックを学べる本をご紹介します。
テクニックは一生物です。
生きていれば、嫌いな人だけでなく、苦手な人に会うこともあれば、その人と同じ空間にいなければいけないこともあります。
そんな時、苦手な人への護身術さえ身につけておけば、どんな時だって大丈夫。
えこひいきなどの辛い人間関係から脱出できた人が後を絶たないベストセラー本ばかりです!ぜひ、参考にしてみてください。
おすすめ①反応しない練習
超ベストセラー「反応しない練習」は、
すべての「苦しみ」は、自分が「反応する」ことから始まっています。それを理解することが、悩みを解決する第一歩です。
その事実と、具体的な方法論を教えてくれるのは、2500年前の悟った人、ブッダ(原始仏教)。本書では、原始仏典を紐解きながら、現代人の人生に活かせる合理的な考え方を紹介します。何歳からでも始められる――「感情を、上げもせず、下げもしない」ブッダの方法。
攻撃してくる相手への対処法ではなく、そもそも「反応はしなくていい、反応をしない練習」が書かれた斬新な本です。
〝妄想だったことに気づいた!〟
〝気持ちが楽になった〟
〝今を楽しめるようになった!〟
などシンプルな思考になったことで、楽に生きられるようになった人が続出!
反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」1404円
おすすめ②離れたくても離れられないあの人からの攻撃がなくなる本
職場の上司だけでなく、夫や家族との人間関係にも使えるメソッドがたくさん!
理論はもちろん「Joeさんの本は、現実的で実践しやすい!」と評判な本です。
なめられやすい、いじめに遭う、軽んじられやすい、そういう悩みがある方にはおすすめの一冊です。
離れたくても離れられないあの人からの「攻撃」がなくなる本1430円
2冊とも、リアルで活かせる現実的な本です。
〝職場でえこひいきされてもパワハラを受けようと、もう振り回されたくない…〟
そんな方にはぴったりです!
ぜひ、一度ご覧ください!
まとめ
えこひいきはいかなる場合も腹が立ちますし、きっと同じように思っている同僚もいるはずです。
職場は仕事をするところですので、愚痴を言える相手を見つけたり、自分なりのストレス発散法を見つけたりしながら目の前の仕事に集中しましょう!
仕事で結果を出すことがなによりも一番の改善策になります!
上司からのえこひいきがひどくなり、我慢できないほど苦しくなる前に、上司よりも上の方に相談をしましょう。
えこひいきをする上司とは一生一緒の環境で同じ仕事をするわけではありませんので、そんな上司に心をとらわれず、時間を無駄にしないよう自分の人生の先を考えましょう!