文章問題につまずいて
学校が億劫になっていませんか??
小学校に入って最初は
生活に慣れることで必死ですよね!
学校に慣れる事や
友達ができて遊んだり、
人間関係の学び、宿題、
学校内のトレンドについていくことなど
覚える事がたくさん!!
と思いきや
ちょうど慣れた2年生には
テストについての悩みが激増!!
文章問題が苦手というお子さまも
この時期から出てきます。
そのため国語では一年生のころから
宿題で「本読み」というのを出されますよね。
特に国語というのは一年生の時から
文章問題が出てきます。
最初は簡単ですが徐々に難しくなるため
教科の好き嫌いが出るのも
このころから出てきます。
目次
子どもが文章問題が苦手な理由
文章問題が子どものころ苦手だった経験がある
お母さまもいらっしゃると思います。
特に「長文を読んで問を答えなさい」という問題は
「めんどくさい」というので
苦手としていた方も多いはず。
文章を読む作業が苦手
ほとんどの方が文章を読む作業が苦手な事が
原因の一つになっています。
小学校一年生のころから「音読」が
宿題に出てきますよね。
これは国語の基本である
「読むこと」「聞くこと」に基づいた
学習方法で、
読んだ内容を耳から頭に入れる事によって
その文章を覚えるという作業です。
当然覚えるという事は
書くことにもつながる
一番早く文章というものに慣れる宿題です。
この作業をめんどくさいと
そのまま読むという作業で終わらせている事が
文章題を苦手にさせている理由の一つになります。
お子さまの音読はどのよう感じでしょうか
一字一字文字だけを読んでいませんか?
文字でも単語を区切って読んでいませんか?
文字だけを読んでも言葉として読んでいないので
文章として頭に入っていない為
音読で得られる学習効果が身につきません。
文字を書くことが苦手
早いご家庭なら幼稚園のころから
ひらがなが書けるように練習しています。
ですが、低学年のころには読むことよりも
書くことが難しいというのは
仕方のないことですので心配しないでください。
書くという事も作業になってしまって、
文字を覚えるという事をしなければ
単語をきちんと理解しなくなります。
でも文字を書くことと文章問題と
どう関係があるの?と思われると思います。
読むことができてもその内容を理解するには
アウトプットすることが大事といわれています。
文章の内容を頭から外に出すことによって
目で見て確認できるという事です。
特に問題の書くことについては漢字の学習で
その文字をたくさん書く宿題が出る事があります。
これは文字を読むとき漢字や単語で
つまずかないように
書く練習をしているのです。
そうですよね。
宿題はこなしているお子さまがほとんどです。
特に音読は簡単にできるので
お母さまが聞いてあげているご家庭も多いと思います。
ではなぜ文章になると苦手になるのでしょう?
ではこのほかに何かコツでもあるのでしょうか?
低学年で文章問題を苦手にさせない方法
読み書きは宿題程度で難なくこなしているけど
テストでは×がついているって
悩んでいるお子さまもいらっしゃいますよね。
その場合、問題の意味を理解していないか、
本文の内容がきちんと理解できていない場合
が多いようです。
これは読解力の低さが関係していて
- 語彙力が乏しい
- イメージ力が乏しい
- 主語や問題の意図・狙いが理解できない
- 情報がまとめられない
- 自分の考えを表現することができない
が考えられます
語彙力を増やす
語彙力が少ない子どもにとって
文章の単語自体理解できず、
虫食い状態になっているような感じだと思えば
お母さまも思い当たる事があるかと思います。
英語の勉強で
難易度の高い長文に出くわしたときに
似たような経験をしたと思います。
何となく文章の内容がわかるけど
それに対する問題はどのように
答えればよいかわからないという事です。
語彙力を増やすには読書が重要だという事
を聞いた事があると思います。
これは本当にそうなのですが、
それだけでは不十分で知らない言葉を
飛ばして読む癖がついていては意味がないからです。
知らない言葉は読み飛ばさない
知らない言葉を推測させる
推測した言葉の意味があっているか答え合わせをする
知らない言葉を読み飛ばさない
まずは自分が読み飛ばしをしていると自覚させる事です。
たぶん
読んでいる=読み飛ばしをしていない
と思うでしょうが、
実は何となくわかるけど
言葉にして表せないという事です。
知らない言葉を推測させる
知らない言葉にぶつかった時に
少し考える時間を作ってあげる。
例えば物語の一場面を読んだとき、
文中に知らない言葉や言い回しがあったか
尋ねて、その言葉を想像させる。
次から知らない言葉、言い回しが
どういう意味だと思ったか尋ねる
意味を自分なりの解釈をする子どもは
「わからない」「知らない」という子どももいます。
知らない言葉を自分なりに推測しながら読む
というのが語彙力を増やすきっかけです。
推測した言葉の答え合わせ
知らない=わからないをなくす
知らない=自分なりの推測があっているか
答え合わせをしてみる
という頭の使い方を根気よく続けると
少しづつ知らない言葉に敏感になり、
自分で調べる事やお母さまに聞いたりして
語彙力を増やそうとします。
イメージ力を高める
音読を続けていても文字を読み上げているだけで
いつまでも苦手のままなのは、
「言葉を読んでいない」からなのです。
それは頭の中でその言葉の
イメージが乏しいためです。
耳から入る情報は
毎日家でも行われている会話で養われています
なのでよく理解できます。
でも読書の経験が少ないと
目から入る文字を声と同じように理解できないのです。
イメージ力は単語や文章を頭の中で想像する力を
育てる事でどんどん良くなるので
お子さまと一緒に読み聞かせをする。
お子さまと一緒に本を読む時間を作る
など親と一緒に本に触れる時間を作るのが良いようです。
特に物語などの情景を聞いてみるのも良いと思います
例えば文章を読み上げながら
その場面の情景の絵を描く
などしてあげると文章の理解が深まります
このとき絵はうまくなくてもかまいません。
むしろ大人が下手な絵を描くと子どもが喜ぶのでお勧めです。
問題の意図・狙いを理解する
国語の問題にはほとんど
その問題に答えが隠されています。
そのことに注目できなければ苦手意識が深くなります。
これは普通に文章が読める子どもでも
問題の意味を理解していない場合があります。
まず問題を読んで何が書かれているかを考える
その後何について聞いているのか
その答えを聞いているという事を
理解できているかが問題の答えなので
文章問題を良く読んでみる
何について聞かれているかを理解する
こんな時にはお子さまに
問題を声出しして読んでみる事
それに対する質問も
同じように声を出して読んでみる
ように声掛けしてみてください。
頭の中にある問題が自分の考えと
混ざっている場合があるため
一度頭に入れたものを
アウトプットするという形ですね。
情報がまとめられない
国語について問題ないお子さまでも
何となく内容がわかっても
その意図や狙いがわからない場合は
大体頭の中で情報をまとめられない、
整理できないようです。
このときにはやはり語彙力の低さも関係していますが、
まず文章や物語などの主語(主人公)が
どのような事(行動)をしてどうなったかを、
整理できるよう大人が質問するようにすれば、
案外簡単に整理できます。
ぜひ一緒に本を読むときには
「主人公はどんな人」「なにをするの」
など聞いてみましょう。
繰り返し聞いてみる事で頭の中でのイメージと
文章の内容がリンクして整理しやすくなります。
自分の考えを表現する
自分の考えを言葉にするのは文章を読んで熟考し
その後出た答えでもあります。
きちんと文章が読めても、理解できても、
自分の考えを表現できなければ
答えを導き出すことが難しくなります。
表現するのは普段の生活の中から訓練できます。
普段の会話の中で
「おはよう、ごはん、パン?」
というお子さまの声があったら
「お母さん、おはよう。今日の朝ごはんは何にしたの?
食パン焼いたのが食べたいな」
など文章で答えるようにしてください。
最初は難しいかもしれませんが、
話し言葉で主語がないのは
文章を考えるうえでは
大事なものなので最初は
主語を必ず入れるその後述語を入れるなどです。
単語を並べるだけで通じるというのは
ある意味いいのですが、
小学校の低学年ぐらいまでは
文章にしてお母さまも話をしていくと
自然に自分の考えの幅が広がります。
文章問題を克服するためコツの5選
今まで述べた事を実践して
つぎの5つに注目してください
- 文章を読みながら5W1Hを抑える
- 意見と事実を区別する
- 接続詞に注目する
- 自分の意見ではなく本文に書いてある事を書く
- 問題文をしっかり読む
です。
小学校2年生には少し困難な事かもしれませんが、
お母さまが注意してあげるところは
この5つに注目して挙げて下さい。
文章を読みながら5H1Wを抑える
これはお子さまにお任せするのは難易度が高すぎるので
「When」 いつ
「Where」 どこで
「Who」 誰が
「What」 何を
「Why」 なぜ
「How」 どのように
という内容を聞いてあげてください。
「この魚は何をしたの?」
「いつこの人はそんな風に思ったの?」
などで簡単に聞いてあげるとお子さまの頭の中で整理しやすくなります。
意見と事実を区別する
これは文章問題の中でも
書かれている内容(事実)と
その内容を書いた人の意見を
書いている部分を分けて考える必要があります。
この場合も自分でも苦手だなと思うところで
「この部分って物語(文章)のなかの
誰が思ってることなの?」
「文章の主人公(主語)はこう思ったんだね」
など聞いてみましょう。
この事が明確にわかるようになれば
文章を分けて考えられるので
どんな問題が出てもわかるようになります。
接続詞に注目する
この接続詞で文章の先が予測できます。
「この『しかし』っていうのは
この先違う事が起こるのかな?」
「文章の中『なぜなら』理由を話しているんだね」
と注目してあげると
お子さまの本の読み方も変わってきます。
自分の意見ではなく本文に書いている事を書く
読書好きのお子さまが
特に文章問題で間違えるところです。
その本の内容に感情移入してしまい、
自分の意見を書いてしまう事があります。
「それってどこに書いてあったの?」
「ここの問題では
『あなたはどう思いましたか』って書いてないよね」
と内容と感想を分けるようにしましょう。
「ここにこう書いてあったから」
など答えがあれば読解力が身についていますので
問題に戻るという事に導いて挙げて下さい。
問題文をしっかり読む
問題文をしっかり読むとほとんど、
答えが書いてあります。
答え方を間違えている場合が多いので
「その部分を抜き出しなさい」は
一字一句間違えずに文章の中から抜き出す
「なぜそう思ったのですか」は
「~から」と答えましょう
「これはどういう事ですか」は
「~という事」
「~字で答えなさい」は
指定された字数が本文にあるのを抜き出せばいいのです
まとめ
1、急激に点数が良くなる方法はコツを読めば何となく点数が取れる
2,親子で読書の時間を作り徐々に理解を深くしていく
3,お子さまの苦手な部分をフォローしてあげる
4,問題を良く読むというのは言うだけでなく一緒に考えてあげる
5,テストだけにとらわれず、生活の中での会話でも注意する
いかがだったでしょうか。
国語は一長一短では習得できませんが、
普段話している内容や読んでいる漫画でも
覚える事は可能です。
でも文章問題となると身構えるのは、
通常話している言葉を丁寧に話したり、
読む本の内容を話し合ったりする事で
深く考えなくてもわかるようになってきます。
ぜひ今からでもお子さまと一緒に読書を楽しむ
というふれあいの時間を作ってあげてください。
文章問題が好きになるようにお手伝いできていれば
嬉しいですね。