子ども

今日は何を勉強した?という質問が子どもにとって無意味なそのわけとは?

皆さん、子供とコミュニケーション取れてますか?
私は、仕事と家事の両立を言い訳に、あまり話す時間が取れてなかったな〜・・・
せめて、1つでも何かを聞き出そうと、学校から帰ってきた子供に、「今日何かあった?」なんて聞くこともあったけど、返事のほとんどが「ない」。答えやすい質問がいいのかなと思い、「給食何だった?」と聞いたら、「忘れた」・・・

逆に、学校であったこと、友達のこと、先生のこと・・・忙しくて他のことに集中したいのに、ずっと話しかけてきて、返事をするのが大変という話も聞きますよね。そんな話を聞くとちょっと羨ましいなとか思ったりして・・・

今回は私のように、あまり話したがらないお子さんをお持ちのママたちのために、どんな質問にすればよかったのか、子供への質問について調べたことをご紹介します♪

質問の種類

質問にも種類があります。
普段、こどもたちに無意識にかけている質問がどんなものがあるか、見ていきましょう。

クローズド・クエスチョン

「はい」か「いいえ」で答えられる質問のこと

☆メリット
・確認が簡潔に行える。
・答えの範囲を限定できるため、聞き手が主導権を握れる。
・答えが2種類しかないため、相手が悩まずに答えられる。

☆デメリット
・相手が話したいことが十分に話せず、話が広がらないため、会話がすぐに終わってしまう。
・答える側の主導権を奪い、不満を抱かせる可能性がある。
・クローズド・クエスチョンを連発すると、不自然でクイズのようになってしまう。

オープン・クエスチョン

「はい」「いいえ」では答えられない、答えが限定されない質問のこと

☆メリット
・多角的な情報が手に入る。
・相手に主導権を与え、質問側の先入観を押し付けないので、不快感を抱かせづらい。
・相手によく考えさせることができ、相手の成長にもつながる。

☆デメリット
・範囲が広すぎて、答えにくいことがある。
・相手に主導権を渡すため、相手が疲れてしまうことがある。
・オープン・クエスチョンを連発すると、相手に考えさせ続け、説明させ続けることになり、疲れさせてしまう。

子供にとって効果的な質問の仕方

いかかでしょうか?
ご自分が普段どのような質問を投げかけているのかお分かりいただけましたか??

このように、
クローズド・クエスチョンとオープン・クエスチョンには、メリットもデメリットもありますので、状況や目的に応じて、うまく使い分ける必要があります。
最初は、やはり
オープン・クエスチョンという大きな質問をいきなり投げかけるよりも、小さな質問から始めた方が具体的に答えやすいようです。

表題にある「今日何を勉強した?」という質問を考えてみましょう。

子供からすれば、時間割にそっていろんな勉強をしたと思うでしょうが、その中の何を答えればいいのか、わからないですよね?オープン・クエスチョンに近いかなと思います。
子供によっては、「国語と算数と・・・」ただ教科を答える子もいると思いますが、この会話から子供が何かを考えるかというと、そういうことはなく、時間割に書いてある通りに伝えただけです。もしかしたら、うちの子のように「忘れた」と終わってしまうかも・・・

聞きたいことの焦点を全く絞ってもいないと言えるでしょう。
子供によっては、答えるのが面倒くさいと感じる子もいるようです。
子供が相槌程度の答えしか話てしてくれないとしたら、自分から話したくなる内容、会話を始めるキッカケを考える必要があると言えます!

子供の意見を引き出す具体的な質問の例

1,自分の言葉で応えられる簡単な質問から

例えば、算数の問題で「この問題の解き方を自分の言葉で言うとどうなる?」と聞いたり、国語の文章問題で「この人の言ってることって、どういうことだろうね?」というふうに『自分の言葉』で語らせるようにすると、頭が動き始めて、考えるようになるそうですよ。
これはコーチングという技で、親子でのコミュニケーションを通じて、子ども自身に自分の中にある答えに気づかせることを目的としています。

2,子供の興味関心の高い質問をしよう

例えば、勉強のことではなく、「今日一番楽しかったことと、一番つまらなかったことを教えて?」や「お昼休みに何して遊んだの?一番楽しかった遊びは?」「今日の給食で一番おいしかったのは何?」みたいな質問もいいですよね。
まずは、こちらが聞きたいことではなく、子供が話したいことにアンテナを立てて、子供のペースに合わせて対話を重ねることが大事だそうです。親も一緒に、自分の1日を振り返って、その時の気持ちを交えながら子どもに話してみると、一方的に子供が答える形ではなく、2人の会話が楽しく広がるかもしれません。

最後に

私のように、子供と上手にコミュニケーションを取って、自分が見えていない部分の子供の様子を知りたいと思っているママたちは多いですよね。
ここに挙げたような質問で、理想的な答えが返ってくる子ばかりじゃないと思います。うちの子のように元々が口下手な子もいるので、その子なりの得意分野のことだったり、好きなこと、例えばアニメやお笑い芸人、アイドルのことなどの質問から入るといいかもしれませんね。
あと、紹介されていたことで、子供の気持ち、考えを否定するのはよくないといくつか書かれてましたよ。ついついネガティブな発言を聞くと、「そんなことないよ」と言ってしまいがちですが、それも否定に当たるので、そうではなく、まずは受け入れて一緒に考えながら話すようにすると、子供も色々と話したくなるかもしれません。
皆さんも色々試してみてください。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

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