ある日突然、
銀行からお金がおろせなくなったら、、、
あなたはどうしますか?
いきなり不安をあおるような出だしですみません!
しかし今回の記事では、そんな預金封鎖という問題について、一緒に考えていきたいと思うのです。
預金封鎖とは、国民の預貯金口座を国が凍結してしまうという、経済がどうしようもなくなった時の奥の手…劇薬のようなもの。
そんな預金封鎖が、日本で行われるかもしれないという話は、以前から少しずつ話題になっていました。
ただでさえ時代の変化、少子高齢化、消費税増税など多くの要因によって景気低迷が続いていた日本。
おまけにコロナによる経済活動へのダメージ、国民への給付金やさまざまな補償によって、国の財政はさらに悪化…。
そんな中、現実味が増してきてしまったように思える、この預金封鎖説。
あとでまた詳しく見ていきますが、私たちが見慣れているお札・紙幣が、2024年に新しく変わります。
そのタイミングに合わせて預金封鎖が実行されるのでは?という噂があるのです。
本当にそんなことがあり得るのでしょうか?
もし可能性があるなら、何か私たちにできる対策はあるのでしょうか?
目次
預金封鎖とは?
国によって私たちの銀行の預貯金口座が封鎖され、お金が引き出せなくなってしまう…それが預金封鎖です。
財政がもう相当危険な場合に行われるのですが、国が国民の財産を把握して、資産税を課すことが目的です。
そうやって強制的に、国の赤字を解消するために、国民の預貯金が「資産税」という名目で没収されてしまいます。
なお悪いことに、預金封鎖は前もって知らされず(つまり準備もできないまま)、突然発表されるというのです。
そして封鎖までの短い期間・および封鎖後は、引き出せるお金は生活のための最低限度の金額に制限され、それ以外の預貯金が国に持って行かれてしまうわけです。
※封鎖後はもちろんですが、発表された瞬間から国中が大パニックになりそうで、まるで映画で見るような非常事態が目に浮かんでしまいますね…。
本当に預金封鎖は起こるの?
では、これまでに預金封鎖が、実際に行われたことはあるのでしょうか?
実は世界のいろいろな国で、実例があるのです。
・1990年 ブラジル
・1998年 ロシア
・2001年 アルゼンチン
・2002年 ウルグアイ
・2013年 キプロス
そして1946年、日本でも行われているんです!
1946年といえば、戦後すぐ、、、平常時ではない大変な時代だったことは簡単に想像がつきます。
経済的にも混乱が続いている状況で、インフレ防止策として2月に預金封鎖が行われたのです。
また、「円」が新しい円に変更されるという名目で、3月3日以降は古い円が使えず、新円だけが有効となったのです。
そして一度限りという条件で、資産税が実施されます。
引き出すことのできない預貯金のうちの大部分が、資産税として政府に没収されてしまいました。
このように、特殊な状況だったとは言え、日本でも現実に預金封鎖はあったのです。
では、また「特殊な状況」になったらどうでしょうか。
そんな可能性が捨てきれないかもしれないのです…。
というのも、2016年に交付が始まったマイナンバーカードですが、いまだに普及率はイマイチ。
(私も持っていないのですが、通知カードしかないことで困ったという経験は今までありません。)
しかし政府は「2023年3月末までに、ほとんどの住民がマイナンバーカードを保有することを目指す」という方針を打ち出しました。
そしてマイナンバーによって私たち国民の資産状況も把握された次の年、
2024年に、紙幣が新しくなるのです。
コロナによる不況や支援金でさらに国債を発行した日本の財政は、一層ピンチ。。。
そんな事情を考えると、2024年の新札へ移行するタイミングで、先の見通しが立たないほど膨らんだ赤字を解消する最後の手段として、ふたたび預金封鎖・資産税の課税という可能性もなくはないのでは…?という説もあるわけです。
私たちにできる対策5つ
次に、万一に備えて私たちにどんなことができるか、考えてみましょう。
有効な対策としてよく言われる5つのアイディアをご紹介します。
①円以外の通貨を海外で保有する
ドル、ユーロなど、円以外の通貨も保有し、リスク分散しておくという考えです。
なお、せっかく外貨を持っていても日本の金融機関は預金封鎖の対象になってしまう可能性があり、日本の法律が適用されない海外の金融機関で保有するようにするべきです。
②海外の不動産を保有する
国内で保有する不動産も資産税の対象になる可能性が高いんです。
しかし①と同じく、海外で不動産を保有していれば、日本の法律は適用外となります。
※海外の不動産は、将来大きく価値が上がる可能性のある国・地域もあって、資産運用として保有する人もいます。
そうしたメリットもあるのです。
③金を保有する
金(ゴールド)は昔から、何かあった時のための資産として保有されることが多く、換金性が高いため、持っておけばいざというときの資金源にもなります。
④個人としてビジネススキルを身につけておく
非常時で景気が悪くなっても、コロナ禍で実際にあったように、需要が高まる仕事・ニーズが必ず出てきます。
自分でビジネスを起こし、運営していくノウハウは何よりの自己投資です。
とは言え、本当に訪れるか分からない事態を想定していきなり起業するのも現実的ではありません。
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⑤海外移住
これはちょっと視点が違う話ですね。
海外への移住は、だいぶ前から小さなブームが来ていましたよね。
アジアやオーストラリアなどに移住し、快適に暮らしているという人をメディアで見たり聞いたりしたことがある人も多いのではないでしょうか。
◇
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ただ、現在の世界の状況を考えると、⑤に関してはコロナが収まらないと難しいでしょうか。2024年までに、となると時間がないかもしれませんね…。
逆に、④は個人的にも、とても有効だと感じます。預金封鎖があってもなくても、取り組んでおいて損はない、というよりプラスしかないと思います!
最後に
さて、預金封鎖について、歴史を参考にしつつシナリオや対策について見てきましたが、いかがでしたでしょうか。
「預金封鎖なんて今の日本では起きるわけがない」と主張する人も多く、もちろんそう願うばかりです。
それでも、「そんな説もあるんだな…」というくらいは知っておいて、現実的に自分にできる対策を考え、できる準備はしておくこと、、、備えあれば憂いなしです。
結果、何もなければ、いつか「そんな噂もあったね」と話のネタにしてしまえばいいと思います!
また、どのみちこれから日本も世界も大きく変わっていきます。
ただでさえグローバル化や、ITを始めとするテクノロジーの進歩などで価値観や社会は変化してきていました。
そして近年、私たちはコロナで起こった変化や衝撃を目の当たりにしました。
日本はコロナによる重症者・死者が少ないことが不幸中の幸いですが、日本固有の問題(少子高齢化、地方創生の課題など)にも引き続き、向き合わないといけません。
本当に、何があるか誰にも分からないし、未来を確実に予測することもできないのです。
そんな将来を前向きに生きていくためにも、前の章で見てきた①から⑤の方法は、どれもヒントになること間違いなしです。
皆さんそれぞれの考えや将来のプランに合ったものをぜひ、検討してみませんか!?
今回の記事が、少しでも参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。