日々、洪水のように押し寄せる情報。
現代の私たちが1日で得る情報量は、なんと
江戸時代の人の1年分
中世のイギリス人の一生分
の情報量と同じだといわれています!
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こんにちは。
ライターの石井です。
インターネットが普及し、さらにスマホが普及したことで、
・世の中が変化するスピードはどんどん早くなり、
・私たちが情報を得ることもますます簡単になりました。
「情報が多すぎて、世の中の変化や流行についていくのが大変…」
そう感じている人も少なくないと思います。
また、こんな経験もありませんか?
いや、抜いたほうがいい
健康のために運動は絶対にしたほうがいい
いや、長生きするのは運動する習慣のない人だ専門家と呼ばれる人たちが、反対の意見を述べていることもしばしば。
そして、自分軸をもつためにお勧めなのが、座禅です!
禅ではよく「今・ここ」と言います。
さらに、続けていくと心の声も聞くことができるようになっていくのです。
そもそも座禅とは
座禅は、仏教の修行法です。
仏教では、浄土宗や浄土真宗といった、念仏を唱えることで「悟り」を目指す宗派もあります。
その理由として、達磨大師があまりにも長く座禅を続け、ずっと座っていたために手足がなくなってしまったのだという、伝説のような話もあります。さて、禅宗には、おもに曹洞宗(そうとうしゅう)と臨済宗(りんざいしゅう)があります。
※座禅をする宗派は他にもありますが、主流となるのは曹洞宗と臨済宗です。
座禅のやり方
まずはイラストをご覧ください。
なければ座布団などを折って使ってもいいのですが、やはり座前専用のものの方が楽だと思います。
手は「法界定印(ほっかいじょういん)」といって、左手の上に右手を乗せ、親指同士をくっつけます。
この時、丹田(たんでん=おへその5センチほど、または指3本分ほど下)を意識しながら行ってください。
そして「ひとつ、ふたつ、みっつ」と呼吸の数を数えるのですが、
ひとー(吸いながら) つー(吐きながら)
ふたー(吸いながら) つー(吐きながら)
みーっ(吸いながら) つー(吐きながら)・・・
ひとー(吐きながら) つー(吸いながら)
みーっ(吐きながら) つー(吸いながら)・・・
と数えたり、
吸って吐いたら「ひとーつ」
また吸って吐いてから「ふたーつ」・・・
というやり方もあるので、自分に合っている数え方を採用してください。
どの数え方でも、特に吐く時にゆっくり、細く・長くという意識が大切です。
単に数える行為だとあなどってはいけません!
「数息観(すそくかん)」といって、数だけに集中することで雑念を忘れるための方法なのです。
座禅をする時間ですが、よく、線香が1本燃え尽きるまでといわれます。
しかし無理はせず、最初は短い時間から始めてみましょう。
海外での人気
また、禅は海外でも以前からブームが続いています。
近年ではアップルの創業者、スティーブ・ジョブズが禅に傾倒していたことが有名ですが、実は昭和の初期から鈴木大拙(すずきだいせつ)によって、禅・座禅は海外に広められていきました。
海外での講演活動や英語での著作もあり、アメリカ人と結婚しました!
座禅の効能
座禅をすることで、セロトニンという脳内物質が分泌されます。
セロトニンは、ドーパミン、ノルアドレナリンと並んで、3大神経伝達物質と呼ばれる物質の1つであり、幸せホルモンともいわれています。
このセロトニンが分泌されると、いろいろな効果があります。
①精神が安定する
②集中力がアップ
③ストレスの軽減
また、セロトニン は、良質な睡眠に不可欠な脳内物質であるメラトニンの材料にもなるので、
④睡眠の質が良くなる
という効果もあるのです。
それによってある意味強制的に(?)、自分の体に意識が集中します。
この集中、なかなか普段の生活では味わえないんですよね…。
これが、セロトニンを分泌するのに重要なのだそうです!
・集中力がない
・ストレスがたまっている
・質のいい睡眠がとれていない
となります。
正直なところ、現代社会に生きていて、「このどれにも当てはまらない」という人はあまりいないのではないでしょうか。
だからこそ、心の健康・日々の充実のため、座禅を皆さんにおすすめしたいと思うのです!
最後に
いかがでしたでしょうか。
この記事で、少しでも座禅に興味をもっていただけたら嬉しいです。
「自分に合っている気がする」
「なんとなく続けると良さそう」
と思えた方は、ぜひお住まいの地域の近くで座禅が体験できるお寺などを検索し、一度参加してみていただきたいと思います!
より集中できるし、禅の雰囲気に浸ることができるんです。