こんにちは^^あおいです♪
赤ちゃんが生まれて最初の育児といえば、やはり授乳でしょうか。
授乳については、ママと赤ちゃんの幸せな時間と思いきや、授乳をめぐるママと赤ちゃんのドラマが、ママの数だけ、赤ちゃんの数だけありますよね。
日本では昔から根付く母乳至上主義。もちろんいいことだけど、だれもができるわけじゃない。
医学も製薬も進化してきた今、ミルク、母乳、混合に、はたして大きな違いはあるのでしょうか。
それぞれのご家庭で、ママと赤ちゃんが幸せに暮らせるために、それぞれのメリットデメリットを知って自分にあった方法をチョイスしていきましょう。
目次
ミルク・母乳・混合 それぞれのメリットデメリット
ミルクのメリット・デメリット
●ミルクのメリット
①ママ以外の人も授乳できて育児参加できる
②母乳には少ない「ビタミンD」や「ビタミンK」など赤ちゃんに必要な栄養素をまんべんなくあげられる
③赤ちゃんの飲んだ量がわかりやすい
④卒乳がスムーズ
⑤母乳に比べてミルクは赤ちゃんの腹持ちがよい
⑥ママの自由時間をとりやすい
⑦ママの食事、飲み物など気兼ねなくとりやすい
⑧ママの体が休まる
ミルクのメリットはなんといっても高い栄養価。
特に日本の粉ミルクは母乳に近い成分で構成されている上に、母乳には少ないといわれる「ビタミンD」や「ビタミンK」も含まれています。
ビタミンDは骨の発育をよくし、ビタミンKは止血の役割をはたしてくれます。
いづれも母体から赤ちゃんへはいきにくく、ミルクの場合、それを補うことができます。
また、栄養価が高い分赤ちゃんの腹持ちもよく、授乳間隔をあけることができ、ママも体を休める時間をとることができます。
その分、あげる量と間隔はきちんと管理しなくてはなりません。
赤ちゃんの胃はとても小さいため、ミルクの成分を消化するのに母乳よりも時間がかかります。
また、ミルクの場合は、ママ以外の人があげることもできるので、パパや家族が積極的に育児に参加してもらいやすくなります。
また、外出先に授乳室がない、または混んでいてすぐに使えないというときにも、比較的どこでもあげやすいですよね。
それに、赤ちゃんへのへの影響を考えてカフェインやアルコールなどを気にすることなく、食することができるのもママのストレス軽減になります。
●ミルクのデメリット
①免疫物質をえることが難しい
①ミルク代がかかる
②授乳までに時間がかかる
③外出時に荷物が増える
④ママの産後体重が戻りにくい
⑤母乳神話の人たちからの心ない声
ミルクで心配なのは、母乳からしかあげられないといわれている免疫物質が含まれないことでしょうか。
生後半年くらいは母乳で育った赤ちゃんに比べてかぜをひきやすい、などと言われています。
ただ、生後半年を過ぎると母乳の場合も同じですし、大きくなったときに、母乳だったかミルクだったかが健康に大きな影響を及ぼすともいえませんので、ママと赤ちゃんの状態をみながら、その時々で一番幸せな選択をしてください。
また、母乳をあげることにより子宮の回復を促すといわれていますが、ミルクの場合はその効果はないようなので、体をしっかりと温めて休めることが大切です。
母乳のメリット・デメリット
●母乳のメリット
①数多くの免疫物質が含まれている
②赤ちゃんと触れ合いで愛情が深まりやすい
③赤ちゃんのあごの発達が促される
④ママの体の回復を促し、病気リスクを下げる
⑤外出先での荷物が減らせる
⑥ミルク代がかからない
⑦ママの産後ダイエットになる
母乳のメリットはやはり、赤ちゃんとのふれあい。ママにしかできない幸せな赤ちゃんとの時間ですよね。
そして、母乳の成分は赤ちゃんの成長にあわせて変化していきます。ほんとに素晴らしい機能が備わってますよね。
出産直後は赤ちゃんにたりない免疫物質を母乳からあげることができます。
また、ママの産後の子宮の回復や女性特有のがんなどの予防にもなります。
そして、うれしいこととしては、母乳に多くの栄養をとられるため、産後のダイエット効果も期待できます。
●母乳のデメリット
①哺乳瓶をいやがる
②外出時に授乳できる場所がない
③飲んだ量がわかりにくい
④おっぱいトラブルが起きやすい
母乳のデメリットはなんといってもおっぱいトラブルでしょうか。
乳腺炎や乳首が切れたなど、ママでないとわからないような悩みもありますよね。
また、赤ちゃんがどのくらいの量を飲んだかわからないため、毎回体重測定をするのが大変だったという声もよく聞きます。
あとは、仕事復帰や外出時などに哺乳瓶であげようとすると赤ちゃんが嫌がって飲んでくれなかったりといった悩みも多いですね。
混合のメリット・デメリット
●混合のメリット
①家族の育児参加を促せる
②産後ウツの予防になる
③災害時にどちらの授乳方法も選べる
母乳からも栄養をあげられ、且つミルクで高い栄養もとることができます。
また、哺乳瓶からもミルクをあげられれば、パパや家族の育児参加もしてもらいやすく、
赤ちゃんもたくさんの人とふれあえるので、人見知りが少なくなりやすいといわれています。
また、仕事復帰や、赤ちゃんを預けての外出もしやすいため、ママの産後ウツの予防にもなりますね。
●混合のデメリット
①乳頭混合
②飲ませる量が難しい
③ミルク代がかかる
④外出時に荷物が増える
⑤おっぱいケアに気を使う
いいとこどりな感じのする混合ですが、悩みも母乳育児、ミルク育児と同じようにあります。
まずは、乳頭混合といって、赤ちゃんがママの乳首と哺乳瓶を混乱してしまい、母乳をうまく吸えなくなることがあるようです。
また、母乳を飲ませたあと、足りない分をミルクにという場合、どのくらいミルクを飲ませたらいいか分量が難しいという声も多いです。
ミルク、母乳、混合、メリットデメリットまとめ
ママたちの声も様々。
母乳をあげられるなら、それに越したことはないのかもしれません。
でも、みんながみんな、母乳がうまくでるとは限らないし、十分な量がでるとも限りません。
また、ママの生き方もそれぞれです。共働きも増え、仕事復帰の時期も様々ななかで、それぞれのライフスタイルにあった育児方法をみつけ、選択していくことも大切です。
母乳じゃなければ愛情が伝わらない、なんて心ないことを言う人もいまだにいるようですが、そんなわけありません。
たくさんのスキンシップそして、ママの幸せが何より赤ちゃんへの愛情です。
ママが幸せで心が安定していると赤ちゃんも精神的に安らぐとも言われていますので、
周囲の声に紛らわされず、ママと赤ちゃんの一番ラクな方法を選択してよいのです。
日本の粉ミルクは安全で衛生的にできていますので、不安がることもありませんが、適切な量と間隔をあけることが大切です。
ミルクでも、母乳でも、混合でも、その時々で、ママには悩みや大変なことがたくさんありますよね。
子どもができると悩みが増えるといいますが、自分以外の誰かのために悩めるのって、幸せなことです。
どんな選択にも悩みはつきないのが育児かもしれませんね。
でも、こんなにたくさん赤ちゃんのことを考えられるのも、赤ちゃんに必要とされるのも、
赤ちゃんとふれあえるのも、ママの特権!
大変なときは、完全●●にとらわれず、ママが楽になれるほうも取り入れましょう。
そして、家族や周囲に協力を求め、一人で抱え込まないことが大切です。
きっと、あっという間の授乳期間。あ~あの時悩んだなあ、と懐かしく思う日が必ずきますので、それまで精一杯赤ちゃんと向き合い、ママの人生とと赤ちゃんとの人生を楽しみましょう!