夫:ただいま
嫁:もう!ご飯いらないなら連絡してっていつも言ってるじゃない!
夫:取引先との急な飲み会が決まって連絡出来なかったんだ、、
嫁:こういうことが続くならご飯作らないからね!
夫:そういうお前だっていつもガミガミガミガミーーーーーー
嫁:なんですって!!ガミガミガミーーーーーーー
子:喧嘩しないでうぇ〜〜〜〜ん(号泣)
こんにちは!ライターのかみひさです。
「子どもの前では、夫婦喧嘩をしてはいけない」と一度ぐらいは聞いたことがあると思います。聞いたことがあっても実際は、してしまう事もあるのではないでしょうか。
最近では、子どもに向けた体罰だけではなく、親の暴言などを目撃するだけで脳が委縮してしまうという研究結果もあるそうです。
そこで今回は
夫婦喧嘩が子どもに与える影響とその対処法についてご紹介させていただきます。
目次
夫婦喧嘩が子どもに与える影響
十分な愛情を受けずに育った子ども達は、その成長の過程でなんらかの問題行動を起こしがちです。
その背景に共通するのが「幼少期から日常的に両親の喧嘩を見ていた」という事です。
夫婦喧嘩が子どもの脳や性格に与えるダメージは大きく、人格形成にも影響を与えます。
夫婦喧嘩が子どもの成長にどのような影響があるか、3つご紹介いたします。
①言動が荒くなる
子どもが言葉を覚えるきっかけは「親」です。
その親が日常的に荒く感情的な言葉を使っていると子どもは真っ先にその喋り方を学習してしまいます。
そして1番問題なのが、子どもにとってその喋り方が「当たり前」になってしまうということです。
私たちが、荒く感情的な言葉に違和感を感じるのとは反対に、丁寧でやさしい言葉に違和感を感じるようになります。
次第に周囲との日常のコミュニケーションにも支障が出始めてきます。
②感情のコントロールができなくなる
両親がお互いの感情をぶつけ合う光景を見て育てば、それも「当たり前」の事として学習してしまいます。子どもの当たり前は怖いですよ。。
他者とのコミュニケーションの際に我慢や気配りをする必要を感じなくなり自分の感情の赴くままの発言、行動をするようになります。
思い通りにいかなければ相手を威圧したり怒鳴り散らしたりと、夫婦喧嘩をしている両親自身の姿にそっくり…なんてことも珍しくないそうです。
暴れたりする行動の裏には自分自身の気持ちの整理がつかずに苛立っている事が原因だと考えられています。
③集中力が散漫になる
夫婦喧嘩を身近で見ている子どもは本人も気付かないうちに「防衛本能」が過敏になり、生物学的に、身近で争い事が起こっていると自然とその場から逃げようとする本能が働きます。
しかし、まだ幼い子どもにとっては逃げられる場所もなく、
自身の身の安全を確保するために目立たないように、じっとしていることしかできません。
そのため、他のことに気を配る余力がなくなり、結果的にやるべきことに集中する力やテクニックが身につかなくなってしまいます。
これは、そのまま学習能力の低下に繋がり、いじめや孤立の原因になりかねません。
このように夫婦喧嘩は子どもに様々な影響を与えてしまいます。
子どもの前で喧嘩をしてしまった場合
子どもが見ている前で喧嘩をしてしまった場合、怖い思いをさせてしまった子どもに対して安心させてあげるようアフターケアに努めましょう。
「ごめんなさい」と言う姿を見せる
子どもの見ているところで喧嘩をしてしまって、夫婦共々いけないことをしてしまったと反省することもあると思います。しかし、ここでしっかりと仲直りの姿を見せてあげれば、子どもは悪いことをしてしまったら謝るということを学ぶこともできます。
ごめんなさいと言っている姿をきちんと見せてあげること。子どもの前では、きちんと言葉に出すことが大切です。そうすることで、夫婦が仲直りしたということを子どもがはっきりと認識することが出来ます。
会話をして笑顔を見せる
夫婦喧嘩のあと、子どもは両親の仲について心配します。
そのような時に会話をしない状態や笑顔のない状態を作らないように気をつけましょう。
会話をし、笑顔を見せることによって、子どもは心から安心します。
子どもにとって、両親の笑顔は何ものにも代えられない特別なものなのです。
この際、いつも以上にしっかりと目を合わせて話すことも心がけましょう。
笑顔になれない時は、〝ママ怒っちゃったなーーー。最近お仕事が忙しかったから、ちょっと疲れてるのかな?〟
なんて、ママの今の正直な状態を話してもいいと思います。
そうすることにより、子どもは
本当のことを話してくれた嬉しさと、意外かもしれませんが、本当の状態を知ることで
安心感に繋がるのです。
そして、いつでも子どもたちは、大好きなママに何か助けてあげたい!と思っていますから、一生懸命考えてくれますよ♪
そういう機会を通して、
〝人への思いやり〟や〝相手が喜んでくれた時の何とも言えない喜び〟を学んでいきます。
一見、悪いことも、こうしてプラスに転換していけるわけです♪
まとめ
今回は、
・夫婦喧嘩は子どもにストレスを与え、人格形成にも大きな影響を与えるということ
・喧嘩のあとの子どもへのアフターケア
についてご紹介させていただきましたが、
最後に補足させていただくと、夫婦喧嘩は決して悪いことではありません。
夫婦といっても、もともとは赤の他人です。小さなことがきっかけで喧嘩に発展してしまうこともあるでしょう。たとえ夫婦喧嘩をしてしまったとしても、そこからお互いの気持ちや考えを知ることができる建設的なものならばむしろ、あって然るべきことです。
ただ「つい、かっとなったから」「虫の居所が悪かったから」というような建設的でない喧嘩は、お互いや子どもの為にならないのでやめましょう。その「つい」が子どもの将来を悪い方向に変えてしまうかもしれません。
夫婦間の些細な喧嘩と考えていると、上記のような悪影響を与えてしまいます。
こればかりは、後悔してもやり直しがきかず、軌道修正するには時間も手間も非常に大きな負担になります。
「建設的な喧嘩かどうか」…自分のイライラを押し付けていないか、など
「喧嘩の仕方」…大きな声で感情的に怒鳴り散らしたりしていないか、など
「仲直りのプロセス」…謝ったあと、普段通りに笑顔で会話できているか、など
相手を責める前に、ひと呼吸。まずは冷静になることが非常に重要です。
一応、子どもの前で夫婦喧嘩を推奨しているワケではないので、そこははき違えないようお願いします(笑)
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。