障害

発達障害どこまでがグレーゾーン?またグレーゾーンの対処法3つ

発達障害とは、生まれつきの脳機能の発達に偏りがあり、得意な事と、不得意なことの差が激しく社会生活に困難をきたします。

発達障害にはADHDや学習障害自閉症スペクトラム障害(アスペルガー症候群、自閉症など)があります。

そんな発達障害ですが、ではグレーゾーンとの違いはなんでしょうか?、またグレーゾーンの場合の対処法について調べてみました。

発達障害どこまでがグレーゾーン?

グレーゾーン・・・発達障害の症状があるのに、診断基準の全ては満たせず発達障害との確定診断がつかない状態を指します。

 

発達障害の診断基準とは??

問診頭部CTやMRI検査、ウェクスラー成人知能検査(WAIS)という心理検査から、その結果を医師が総合的に判断します。

グレーゾーンの人は、症状が発達障害より軽いからグレーゾーンと言うわけではなく、
なかには発達障害のある人と同じくらいの症状の人もいます。

診断基準は、我々一般人には分からないものです。
ただ言えるのは発達障害であろうとグレーゾーンであろうと特有の症状があり、
生きづらいと言うことが特徴です。

発達障害の主な症状とは?

●落ち着きがない
●注意散漫
●集団行動が出来ない
●コミュニケーションがうまく取れない

などがあります。

小さいときは病気でなくても落ち着きがなかったり集団行動が出来なっかたりとかはあるでしょうから、分かりづらい物だとは思います。
まして一人目の子どもって何もかもが初めてで、
親もこれが子どもなんだと思ってしまいますよね。

どこからが病気か分かりづらいから、どれくらいになったら相談したらいいか分かりづらいでしょうが何か変、おかしいと思ったら遠慮せずにまずは保健所などの公共機関に相談しましょう。

私の経験談から

発達障害にしろグレーゾーンにしろ早く気付く事に越したことはありません。
遅くなれば遅くなるほど受けられる支援が少なくなってきますので、
気になったら、早めの対処されるのがいいかと思います。

私の息子は、小さいときからとても手のかかる子どもでした。

でも、私にとっては一人目の子どもで、
子どもってそういうもんだと思っていたので、余り気にはならなかったし、苦にもなりませんでした。

ただ、余りにも動き続ける息子にスカートはいててはついて行けず息子が1歳になって歩きだしてから、スカートを一切止めて(あれから30年)パンツスタイルにしましたw。

息子がおかしいと気付いたのは夫(お父さん)でした。
病院に連れて行って発達障害と分かった時は6歳でした。
そのときの先生(医者)の言葉が「もう少し早く分かっていればね」でした。

私にはこのときには何のことだか分かりませんでしたが、後に分かりました。(そのことはグレーゾーンとは関係ないので書きませんが、機会があればまたいつか)

初めての子どもの場合、比較対象がないので
なかなか自分で気づかない場合も多いので、ぜひ、身の回りの人の声も傾けてみてください。

グレーゾーンの対処法・3つ

グレーゾーンの対処法は大きく分けて3つあります

その1:二次障害の症状はないのか?

二次障害とはもともとの疾患の症状ではないのですが、環境がよくなかったり、周囲の人の無理解などにより二次的になってしまう障害を呼びます。

●不安障害や気分障害(うつ病など)
●睡眠障害
●不登校やひきこもりなど

グレーゾーンしかり発達障害などの人は、不安障害や気分障害の併発が多いと言われています。症状から起こることを「努力不足」と思われ、自分を責めることが続きうつ病などを発症してしまうことがあります。

おかしいと感じたら、早めに精神科や心療内科に行き「二次障害として精神疾患になってる」と診断された場合その疾患の治療を受けましょう。

日頃から気持ちを元気に保ち、ストレスをためないようにするのも有効です。

これは、発達障害そのものが二次障害になりやすいからです。
家の息子もしっかり二次障害で精神を病んでます。
これは先に出た話ではありませんが、早めに発達障害と気付けば防げたかも知れません。
この痛い経験から下の子(娘)は発達障害ですが、多少鬱などありましたが精神はそんなに病んでませんw。

その2:発達障害への工夫をする

グレーゾーンは、正式な診断名ではなく
例えば「注意欠陥多動性障害(ADHD)」のグレーゾーンの場合は、
医師から「診断基準には足りませんが、ADHDの傾向は認められます
などと言われます。

そこで「傾向がある」と伝えられた疾患について調べ、困らないように工夫すると良いでしょう。症状のでかたが軽い場合は、効果は現れやすいといわれています。

その3:公的機関の支援の利用

発達障害の診断がなくても公的機関の支援を受けられるとこもあります。

発達障害者支援センターは発達障害に関する全般的な相談にのってくれます。

障害者就業・生活支援センターでは仕事面と生活面のどちらも相談できます。

まとめ

今回は発達障害のグレーゾーンについて調べて見ました。

今は発達障害という言葉も結構頻繁に聞くようになり、自分の子が少し他と違えば発達障害じゃないだろうかと疑う親も多くなってきました。

発達障害は、早く発見できて対処できたら、生きていくのに随分と楽になります。発達障害であろうとグレーゾーンであろうと早く発見出来るに越したことはありません。

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