肌寒い4月から一転、5月でも30度を超える日が出てきて、早くも夏の到来を感じます。真夏の日中は暑すぎて、まだ1歳の子を外で遊ばせるのは不安ですよね。
1歳児さんのママに向け、今回のテーマは「夏の自宅での遊び方」。
長い日中、子供が夢中で遊びこんでくれたら、ママも助かりますね。オススメの遊び方や遊び込める環境づくり、また、注意点についてもご紹介します!
目次
【月齢別】どこまでできたらいい?1歳児に必要な発達とは?
自分の足で立ち、ついに2、3歩歩いたかと思えば、あっという間に両手でおもちゃを抱えながらスタスタと…!
1歳児は、発達の観点から見て、一体どこまでできたら合格なのでしょう?
発達の目途をご紹介していきます。
(※ただし、子供の成長には個人差があり、特に成長が早いこの時期は、同月齢でもできることはバラバラです。あくまでご参考として捉えてくださいね。)
1歳~1歳3ヶ月
最初の一歩を踏み出し、歩くことをマスターしていく時期です。
物を指差したり、大人の簡単な指示が聞けたり、認知能力の発達もみられます。自己表現が活発になり、「これはいや!あれがいい!」と全身で訴えてくることも。
1歳4ヶ月〜1歳6ヶ月
手先が器用になり、スプーンを使ったり積み木を積んだりできるようになります。
言語の発達が進み、いくつか単語を喋るように。この時期に保育園や子供広場で集団活動を経験することで、社会性の発達も促されます。
1歳6ヶ月~2歳
歩き方がしっかりとしてきて、走ることを覚えます。
階段を登ったりボールを蹴ったり、全身を使った動きができるように。溜め込んでいた言葉を一気に話すようになり、おままごとを始める等、コミュニケーション面の発達が加速する時期です。
1歳児の遊び方が分からないママが多いのはなぜ?
1歳の子と何をして遊べばいいか、思いつかなくて困ったことがあるのではないでしょうか?
理由としては「何ができて何ができないのか、ママでもよくわからないから」です。
発達の目途はあれど、成長スピードの早い1歳児ですと特に個人差が大きいため、できること、できないことはバラバラです。友達と会ったら、あちらの子供の遊び方に「もうそんなことができるの!?」と驚いたこともあるかもしれませんね。
ちょっと前まではできなかったことを、いつの間にかどんどんできるようになっているのが1歳児。ですが、自宅で毎日同じように遊んでいると、変化に気づくきっかけが少ないですよね。
たまにはいつもと違う環境やおもちゃで遊んでみたり、機会があれば他の子の遊びを観察したりすると、気づきになることがありますよ。
【1歳児】夏の遊びに気をつける2つの注意点とは?
夏の日中はお出かけがしづらいので、自宅遊びが中心となります。自宅だからといって、油断は大敵。夏に特有の注意点をお伝えします。
注意点①熱中症
庭やベランダで遊ぶときはもちろん、室内でも熱中症になる可能性はあります。
子供は体温調整がまだ上手くできず、また、体調の変化に自分で気づくことができません。
子供が飲み物を欲しがる前に、こまめな水分補給で対策しましょう。
注意点②水の事故
暑い日には、ビニールプールや浴室で水遊びを楽しむご家庭もあるでしょう。
気を付けなくてはならないのが、水の事故。
1歳の子供は、ほんの数㎝の水でも溺れる可能性があります。
また、子供が溺れる際は静かに沈んでいくため、周囲に気づかれづらいです。
絶対に目を離さないようにしましょう。
1歳児が遊びに夢中になる遊び3選
子供が好きな遊びは、発達によって変化していくものです。
ここでは、自宅で楽しむことができる、1歳児が好きな遊びを3つ紹介します。
1、積み木遊び
1歳半健診でもチェックされる積み木遊び。
0歳のときは振ってぶつけて遊んでいた積み木を、積んで倒して遊ぶことに夢中になります。まだ、積もうとする気配が見られない場合は、ママが目の前で積んでみせてあげましょう。何度でも楽しそうに積み木を崩してきますよ。
2、絵本の読み聞かせ
0歳のときから絵本が好きな子でも、1歳になると反応が変わってきます。
登場するキャラクターを指差したり、ママの言葉を真似して台詞を言ってみたり。絵本に出てくるものを現実に発見すると、嬉しそうにする姿が見られます。
次第に、読みたい本も自分で選ぶように。
読み聞かせに習慣を意識すると良いですね。
しかけ絵本や音が出る絵本も豊富にあるので、是非、お気に入りの絵本を見つけてあげましょう。
3、リズム遊び
音楽に合わせ、身体でリズムをとって楽しみます。
手拍子から始まり、立って膝を曲げながら身体を揺らす姿の可愛いこと…!
子供番組の踊り、特に子供も一緒に踊っている映像を見せるのがおすすめ!
すると、真似っこしてくれる可能性が高いです。
ママも子供と一緒に楽しく、身体を動かしてみましょう!
1歳児が遊びに夢中になるために親が注意するべきポイント
1歳児が夢中で遊べるために、親はどのように関わるのがよいのでしょうか?
ポイントを2つお伝えします。
ポイント1、一緒に遊んで楽しさに気づかせる
初めてみるものでは、子供も遊び方に戸惑うかもしれません。慎重な子は、警戒して遊ばないかもしれません。
その場合は、まずママがお手本をみせて、遊び方を教えてあげること。
このとき、楽しそうに振る舞い、子供に好奇心と安心感を与えてあげると、子供は次第に遊びにのめり込みます。
ママとのやり取りを楽しんでいる場合は、そのまま一緒に楽しく遊んであげましょう。
ポイント2、一人遊びを楽しんでいたら見守る
遊んでいると、急にママの存在を忘れたかのように真剣に遊びだすことがありますよね。一人遊びが上手な子だと長い時間続くので、こんなに長い間大丈夫…?と不安に思うことも。
一人遊びには、集中力や自分で考える力を養うメリットがあります。
例えば、パズルが上手くはめられないともどかしくてつい手を出してしまいそうになりますが、我慢しましょう。
手助けが欲しいときは、子供はちゃんとママにサインを送るはずです。
あくまで安全性には十分注意し、子供が集中して一人で遊んでいるときは、見守ってあげることも大切です。
1歳児が遊びに夢中になるための環境づくり2つのコツ
1歳児が夢中で遊べるために、他に親ができること。
それは、環境づくりです。2つのコツをお伝えします。
コツ1、安全な環境
安心して遊べる環境を用意しましょう。
特に、身体を使った遊びでは、一定の広さを確保しつつ、安全に配慮することが必要です。危ない環境では、親もハラハラ見守り手を出してしまって、子供が自由に遊ぶことができません。
しっかりと安全対策をすることで、子供が遊び込める環境が実現します。
コツ2、落ち着いた環境
音楽や映像は、子供の気を引きます。
落ち着いた空間で遊びに集中できるよう、歌う、踊るといった遊びをするとき以外は、テレビは消すようにしましょう。
また、大人がすぐ横でスマホを使うと、気が散ってしまうかもしれません。
子供ってどうしてあんなにスマホが好きなのでしょう…。
子供の様子を見ながら、集中して遊べるように落ち着いた環境になるよう配慮することも必要です。
まとめ
いかがでしたか。夏は自宅での室内遊びが中心になるかと思いますが、可能でしたら水遊びで夏らしさを体感させてあげられたら良いですよね。くれぐれも、水の事故にはご注意ください!
身体、言語ともに、どんどん成長していく一歳児。様々な遊びに挑戦して、五感を刺激することが大切です。日々新しいわが子の姿を発見をしながら、自宅でも夢中で遊べることを見つけてあげてくださいね。