料理

切り方で味が変わる?!野菜の美味しい切り方とおすすめ調理法をご紹介します!

レストランで食べるサラダは美味しい!

なのに、家で作るサラダはなんかイマイチ・・・

それ、野菜の切り方かも!

 

こんにちは、ライターの つみき です。

栄養バランスを考えた食事には、野菜は欠かせませんよね。

でも、家で食べる野菜はなんか美味しくない、ってことありませんか?

もっと野菜を美味しく食べたい!と思いませんか?

 

今回は、すぐに取り入れたい、より美味しくなる野菜の切り方をご紹介します。

切り方によって、味の感じ方が変わるんです!

より味の変化を感じやすい野菜をピックアップしましたので、
ぜひ実践してみてください♪

まずは基本を押さえる!野菜はスジを意識!

野菜のスジ、食べていても分かりますよね。

アスパラガスの根元とか、固いと口の中に残る繊維、あれがスジです。

葉物の野菜は、分かりやすく葉脈が見えますよね、あれがスジです。

野菜を美味しく食べるには、そのスジを意識して切ります。

野菜はスジを意識して、こう切る!

繊維を残すように切れば、素材の味を生かすことができる。
そして、歯ごたえが残りやすく、シャキシャキ食べられる。

繊維を断つようにすると、苦みやあくが逃げやすく、食べやすくなる。
また、断面から栄養素も逃げやすくなる。

繊維を意識するだけで、結構違いが出るんですね。

栄養素が逃げる、と聞くと、すごいデメリットのように感じますが、
スープなどにすれば、飲み干すことでしっかり栄養素を摂れます。

では、違いが分かりやすい野菜を見ていきましょう♪

キャベツは食感が変わる!

キャベツは、千切りで食べることも多いですよね。

葉脈を意識することで、食感を変えることができます!

・葉脈に沿って縦向きに切ると、シャキシャキ食感

・葉脈を断つように横向きに切ると、ふんわり食感

キャベツには芯から直接伸びる、太い葉脈がありますよね。

その葉脈に沿って、縦向きに千切りしていくと、
繊維をあまり断ち切らずに切ることができます。

すると、口の中で繊維を感じながら噛むことになるので、
よりシャキシャキ食感を楽しむことができます。

逆に、太い葉脈を断つように横向きに切ると、
細かい繊維も断ち切ることができます。

口の中ではあまり繊維が気にならず、
ふんわりとした食感で食べることができます。

キャベツによっては、全体的に繊維が固いこともあるので、
横向きに切るほうが食べやすいのでおすすめ。

味に関しては、断ち切った繊維の断面から苦みが出やすいので、
苦みが気になる方は、葉脈に沿って縦向きに切るのがおすすめです。

キャベツをざく切りにしてドレッシングをかけたサラダもありますよね。

あまり繊維を断ち切っていない分、シャキシャキ食感で、
より苦みも少なくキャベツを食べることができます。

たしかに、焼肉屋さんで食べるキャベツってなんか美味しいですよね♪

ピーマンの苦みを抑えられる!

ピーマンが苦手な子どもは多いですよね。

切り方を変えるだけでグッと食べやすくなりますよ!

・苦みが苦手な人は、繊維に沿って縦に切る

・繊維が苦手な人は、繊維を断つように横に切る

キャベツ同様、繊維の断面から苦みが出てきてしまいます。

苦みを抑えるなら、繊維を断たないように、縦向きにきると食べやすくなります。

苦みではなく、繊維が気になって好きではない、という方は、
繊維を断ち切るように横向きに切ると、食べやすくなります。

また、ピーマンは油と合わせて調理すると、
苦みが油に溶け出すので、どちらの切り方でも食べやすくなるんだとか!

最近、ピーマンを丸ごと焼く、という調理法も聞きませんか?

繊維は丸ごと残りますが、繊維を断っていないので苦みは格段に抑えられ、
むしろ甘みを感じることができるそうです。

バーベキューでも、フライパンでも、グリルでも、
家でも外でも試してみたいですね!

思い返してみれば、私もピーマンは好きではなかったけど、
ピーマンの肉詰めは大好きだったんですよね!

繊維をほとんど断ち切っていないし、
肉汁にも苦みが溶け出して食べやすくなってるし、
しっかり加熱するのでむしろ甘みを感じることができていた・・・

食べやすさに関して理にかなっていたんですね!

にんじんの繊維は噛み応えに直結!

パキッと歯ごたえのあるにんじんもあれば、
すごく柔らかい、歯がいらないんじゃないか、というにんじんもありますよね。

これも、切り方の違い。
にんじんの品種は同じでも、食感がガラッと変わります!

・パキッと歯ごたえを楽しむ野菜スティックなら、縦向きに切る

・煮物に入れて味をしっかり染み込ませたいなら、乱切りが一番

コンビニにも売っている野菜スティックには、にんじんが入っていますよね。

パキッと歯ごたえがあって、美味しいですよね!

人参の繊維は、葉から成長する向きに伸びています。
つまり、葉から先端に向けて、縦向きです。

この繊維を残すように、縦向きに切れば、食感を残すことができます。

野菜スティックのほか、炒め物や和え物にするときも、
縦向きに繊維を残すように切れば、時間がたっても歯ごたえが残ります。

逆に、輪切りにするように繊維を断ち切るようにすると、
味が染み込みやすくなります。

噛んでも歯がすっと入り、すごく柔らかくなります。

煮物のレシピを見ると、「乱切り」って書いてあることが多いですよね?
これにも、理由があるんです。

にんじんは、中心に繊維が集まっていて、外側はあまり繊維質ではありません。

角切りにすると、どうしても繊維が集まる部分が出てきてしまいます。
食べるにんじんによって味の染み方に差が出ちゃうんですね。

乱切りにすると、繊維が集まっている部分とそうでない部分が
両方含まれるようなにんじんにすることができます。

食べやすさも味の染み込み方も、「乱切り」が一番煮物に向いているのです。

じゃがいもは火が通る時間で味が変わる!

じゃがいもの繊維・・・?
分かりにくいですよね。意識したこともありませんでした。

じゃがいもやさつまいもなどのイモ類の繊維は、
つるから成長する方向に伸びています。

さつまいもの繊維は、分かりやすいですが
じゃがいもはどこにつるがついていて、どの向きに成長したのだろう・・・

じゃがいもは、繊維ではなく、大きさを意識します。

・薄めに切って早く火を通すと、あっさりした味

・大きめに切ってじっくり火を通すと、ほっくり甘みが増した味

じゃがいもの切り方も、意外とたくさんあります。

きんぴらのように細長く切るときは、
火が早く入るので、繊維もある程度残ってシャキシャキした食感で、
あっさりとした味わいになります。

煮込み料理などで大きめに切ると、火が通るまで時間がかかります。
弱火でコトコト煮込みますよね。

じゃがいもを蒸したり煮込んだりする時間が長いほど、
甘みが増すのだそうです。

同じフライドポテトでも細長いもの太めの半月切りのものがありますよね。
食感だけでなく、味わいも違うはずです。
食べ比べてみたいですね♪

また、同じお味噌汁でも、じゃがいもの大きさが違うだけで、
お味噌汁の中での存在感が違ってきます。
2種類の大きさのじゃがいもを食べ比べるのも面白いかも!

玉ねぎの辛みを抑えるには?

玉ねぎのサラダを自宅で食べたとき、
辛すぎて驚いたことがありました・・・

切り方に問題があったんですね。
ポイントを抑えれば、美味しく食べられるはず!

・繊維に沿って縦に切ると、食べやすいし煮崩れしにくい

・繊維を断ち切ると、生だと辛いが加熱すると甘みが出やすい

玉ねぎは、切り方によって変わる味わいや食感の違いが分かりやすい!

そんなつもりじゃなかった・・・と失敗しないように、
しっかりチェックしていきましょう!

繊維に沿って縦に切ると、繊維を傷つけずに済むので、
辛みが出にくく、食べやすくなります。

生で食べるときは、繊維を壊さないように、
縦向きで薄く切ると、美味しく食べられます。

繊維を断つように横向きに切ると、
繊維の断面から苦みや辛みが出てくるので、
生で食べるのは苦手な人が多いです。

水にさらせば、苦みも水に溶けだすので食べやすくはなりますが、
それでも縦に切ったほうが食べやすいです。

でも、加熱するなら、横向きがおすすめなんです!

加熱すると、断ち切った繊維の断面から甘みやうまみが出てくるんです!

焼肉のとき、玉ねぎは横向きの輪切りのイメージありませんか?
甘みもうまみもたくさん出てくる、一番いい切り方だったんですね。

ただし、焼くだけならいいのですが、煮込むときは注意が必要。

繊維を断ち切っているので、煮崩れしやすいのが横向きです。

じっくり煮込むときは、繊維を断ち切らない縦向きのほうが、
煮崩れを防止でき、きれいに調理できます。

最近、カレーをスパイスから作る方法をテレビでやっていたのですが、
玉ねぎをあめ色以上にじっくり炒めていました。

形がなくなるくらいに加熱したいときは、
繊維を断ち切って横向きに切ると、
早く火が通って早く形も崩れるので、いいかもしれません。

美味しく夏野菜を楽しもう!

夏は美味しい野菜がたくさんお店に並びます。

どの野菜も、繊維を意識して切ることで、
より美味しく食べることができます!

野菜の成長に関して勉強にもなりますので、
お子さんと一緒に勉強しながら料理してみてはいかがでしょうか♪

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