問題解決

小学生の原因不明の不登校って無理やり行かせるべき?許容した方がいい?

こんにちは!

ライターのみよこです。

つい最近の出来事ですが、
下校中の小学生の列に
トラックが突っ込み、
幼い命が失われました。

幾度となく繰り返される、
このような事故には

「いってらっしゃい」と
送り出した我が子を見送ったのが
最後になってしまった親御さんの
気持ちを考えると、

本当に心が押しつぶされそうに
なります。

 

いきなり、心が痛むことを書きましたが

「学校に送り出せば安心」

という概念を覆してしまう出来事は、
世の中にはたくさん存在しています。

学校では楽しくやれているのだろうか?
いじめられてないいだろうか?

など心配をお持ちの
親御さんも多いのではないでしょうか。

 

さて、今回のテーマは、
小学生の不登校についてです。

不登校と聞くと、
なんだか良いイメージがありませんね。

イメージが先行することで、
何がどんな事があるのか??

そして、それを取り巻く大人たちについて
さまざまな意見の中がある中で、

自分たちにベストな考え方は何なのか?

を探って行きましょう。

不登校の原因ってなに?

まず不登校には、定義があるという事は
ご存じでしょうか?

文科省での1998年に
以降の定義は下記の通りです。

「何らかの心理的、情緒的、身体的、
あるいは
社会的要因・背景により、

児童・生徒が登校しない、
あるいはしたくともできない状況にある者

(ただし、
「病気」や「経済的な理由」による者を除く。)」

(引用:文部科学省「不登校の現状に関する認識」)

 

最近では「不登校」という言葉はよく使われますが
私たちが子どものころは、不登校という言葉は
ありませんでした。

しかし、不登校という言葉が
定義化されたことで

「学校へ行かない子」という言葉で
ひとくくり
できなくなったことで、
逆にきちんと向き合えるように

なったのかもしれません。

でも、定義化されたからと言って
改善されるわけでもなく

ましては原因については
千差万別ですから、しっかりと
考えていかなければなりません。

不登校の捉えを間違えると・・

 

私がまだ中学生のころ、
朝起きられないという理由で

学校に来ないクラスメイトがいました。

担任の先生は、クラス全員に毎日交代で
「モーニングコール」の電話をするよう言いました。

私はそのクラスメイトが好きではなかったので

「何で先生はそんなことをさせるのか・・?」

と不満の気持ちしかありませんでした。

 

個人的には、

「学校に来ないのは本人の問題」

と思っていて、
クラス全員で解決すべき問題ではない
思っていて、
周りも同じようなことを感じていました。


担任のえこひいき感だけが、
クラス中に漂っていました。

このように、原因が明確であるならば、
それに対処する
ことを中心に考えていけばよいのですが、

それでも
当時の担任の教師のように、
やり方を一歩間違えれば波及するものも大きく、
その後にも影響してくることも
あるのだと感じています。

さて不登校の原因ですが、
かなり多面的と言われています。

・いじめ
(いじめを受けているため登校できない)

・クラスになじむことができない

・先生との関係
(相性が良くない、えこひいきなど)

・授業がわからないなど学校生活上の影響

・あそび・非行 

・無気力でなんとなく登校しない

・不安など情緒的混乱
(意志はあるが身体の不調など)

・意図的な拒否
(学校に行く意義を認めず好きな事をしたい)

・その他

 

上記以外にも多くの原因があります。
単純に原因と考えられるものもありますが

『実は、本人も気づいておらず実際には
異なることが
原因だった』

ということも多いと思われます。

原因によっても

対処法が異なることもありますので

本人とより多くのコミュニケーションをとり
原因を一緒に探すことが大切です。

 

しかし、

大変デリケートな問題なので、
正面から
ぶつかっていくのは賢明ではない

かもしれませんね。

 

では、どうしたら
本音を聞くことができるのでしょうか??

小学生でも、ストレスがたくさんある

ゆっくり丁寧に、しっかりとコミュニケーションを

私の娘も、小学生のころから学校ではいわゆる
「問題児」扱いされていました。

相性の良くない先生とは、
とことんぶつかっていました。

先生には先生の言い分があって、
でも娘には娘の気持ちや言い分もあって、
私自身も悩みました。

 

そこで私は

とにかく話を聞くこと

を徹底しました。

 

嘘をついているかもしれないし、
間違ったことを
言っているかもしれない。

それでもとにかく否定もせず、
意見もせず、ただただ
聞くことだけに専念しました。

話を聞いていると、

『娘にもいろいろ
思うことがあるんだな・・』と

思える事もあり、
それからは何でも話をしてくれる
ようになり、関係性も変わってきました。

 

子どもは、
言いたいことが上手く伝えられなかったり

時には間違ったことや嘘をつく事が
あるかもしれません。

でもよく見ていると、
話をしているときの表情や
ちょっとしたしぐさで、
心の動きが読み取れるのです。

 

話をしていないときでも、
子どもの行動に気を配ると
いろいろなものが見えてきます。

でも、
やみくもに話しかけたり話を聞くことばかりに
関心が向いてしまうと、

逆に子どもはどんどん
心を閉ざしていきます。。。(´∀`)

さじ加減が難しいところではありますが
子どもの様子を見ながら
気を付けて、接していきましょう。

 

 

必要な時には、
子どもから話しかけてきます。


その時に

全力で丁寧に話を聞いてあげるのが
いいんだと思います^ ^

 

 

本気で向き合って、本気で理解する気持ちは
子どもにきちんと伝わります。
小さなサインを見逃さないであげましょう。

学校に行くことだけにこだわらないで

学校に行かないと学べないことが多いのです

今話題になっている
”少年革命家を名乗るTouTuber「ゆたぼん」”の父
教育論が取り上げられていますね。

さまざまなご意見があると思います。

記事を読んで、理解できる部分もあるかもしれないと
思ったり、納得できない部分もあったりします。

そんなさまざまな意見がある中で、
学校に行かせた方がいいのか、
本人の意思に任せた方がいいのか、
本当に悩みますよね。

日本では多くの人が、
義務教育として学校に通います。

それが当たり前で、疑問を持つことなど
そう多くはないと思います。

不登校の子どもたちの多くは

『学校なんて行かなくても、勉強はできる』
『嫌な思いするくらいなら、行かなくていい』
『友達なんて、大人になればできる』

そう感じているでしょう。

確かにその通りです。

でも 学校に行く意味って、
それだけでしょうか?

 

学校でしかできないことが、
たくさんあります。

・運動会
・修学旅行
・校外学習
・文化祭

今思えば、楽しい思い出ばかりです。

 

また、

友だちとの日常の会話や、流行ったこと
ちょっとしたトラブルなども思い出として
記憶に残ったりします。

 

自由と引き換えに、
そんな思い出も得られないのは
少し残念な気持ちがします。

例え本人がそれを望んだとしても・・・。

 

社会人になって、

子どもの頃の話題に出くわすことも
あるでしょう。

でも、

日本は学校教育に参加する文化なので

そこに参加しなかったことがわかると
好奇な目で見られたり、
蔑視されることもあるかも
しれません。

 

不登校になってしまったことで受ける傷は
思いのほか、

後々の後遺症となってしまうかも
しれない

リスクがあることを
忘れないで欲しいと思います。

 

不登校は、

学校に行けば解決する

訳ではないと思います。

学校に行かないから学べる事、
感じることも
たくさんあるでしょう。

 

それでも、

 

 

今の日本では

『不登校であること、学校に行かないこと』

をまだまだ許容できる社会ではないのです。

 

 

 

もし、不登校を容認するのだとしたら

さまざまな批判を受け入れる覚悟を持って

『学校に行かせない』という判断をしてあげて
欲しいと思います。

 

学校って何だろうな・・って思ったときには

 

 

〝学校は行きたくないかも
しれないけれど

学校に行くことでしか
得られない大切なものもある〟

 

 

ことは忘れないでもらえたらと思います。

まとめ

 

子どもの笑顔って、本当に良いですよね。
自分が悩んでいても、救われる時がある。

でも、子どもが泣いていたら
自分もつられて
泣いてしまいそうにもなります。

それだけ、
子どもは大人にとって大切なものなのです。

 

私自身、
子どものことでたくさん悩みもしました。

息子はいじめられたこともありました。

それでも彼は、
学校に行くことをやめませんでした。

 

おかげで高校生になっても、バイトも休むことがなく
学校もほぼ皆勤、大人になって社会に出てからは
入社した会社がブラック企業でしたが
それでも、2年間休まずに勤めました。
過労死するんじゃないかと、心配しましたが。

 

結局、つらい時期をどう乗り越えるかは
すべて本人次第だと思うのです。

でも親ができることは、

それを支え続けること

間違った選択をしないように、
アドバイスをすること

なのだと思っています。

 

もし、子どもが助けを求めてきたら
あたたかい気持ちで手を差し伸べてあげられたら
それでいいのかな・・と私自身は思っています。

この記事を読んで、何かのキッカケになれば
嬉しいです。

 

おわり

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