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子どものトラウマって治る??トラウマの種類とその治し方とは?

こんにちは、ゆりです♪

これまでの人生の中で思い浮かぶ、いい思い出いやな思い出、どんなものがありますか?

いやな思い出でも

「あぁ・・・あの時、あんなことあったなぁ・・・」

なんて、大切にできる思い出となっていればよいですが、心の傷があまりに深いと、
とても大きな影響を受けることがあります。

天災や災害による被害、虐待やいじめ、交通事故、暴力行為・・・
被害者が負う心の傷は、深くなりやすく治りにくいものです。
特に、発達期に受けた心の傷・・・「トラウマ」は、その後の人生に大きな影響を
及ぼしかねません

我が子がトラウマを抱えてしまうなんて、本当に心苦しいですよね。
今日は、子どものトラウマとその治し方についてお話していきます♪

「トラウマ」について

「あれを思い出すと今でもトラウマでさぁ」

よく耳にする会話ですね。
ここでいう「トラウマ」は、「苦い思い出」程度で使われており、
徐々に記憶が薄らいでいく「苦い思い出」と本当の意味での「トラウマ」とは別物です。

本当の「トラウマ」って何?

「トラウマ」とは、
何らかの体験によって傷を負い、心が本来の役割を果たせなくなった状態を言い、
専門家によって

・PTSD(心的外傷後ストレス障害)

・複雑性PTSD(複雑性心的外傷後ストレス)

と診断されます。
診断名がつかなくても、心や体の調子がおかしくなったり、生きづらく感じている場合は、対処が必要です。

トラウマの原因として、

DV、虐待、ネグレクト(育児放棄)など、日常的に繰り返される辛い出来事や、
天災、火災、性的被害、事故や犯罪などの非日常的な恐怖体験が挙げられます。
実体験でなくても、色んな情報が入ってきやすい現代、メディアから自然と入ってくる
ショッキングな映像などが子どもにトラウマを負わせてしまう事もあります。

子どもに影響が大きい理由

大人にとってはささいなことでも、発達途中の子どもにとっては
年齢が低く発達の早期であるほど、影響は広く深くなります。

なぜかというと、言語の発達途中にある子どもは、小さければ小さいほど、
言葉で説明できない分、映像や画像として記憶の中に残してしまい、
トラウマ体験の状況が、細部まで脳に刻み込まれやすいのです。

また、自分と自分以外の世界との関係も未熟なので、
か問題が起きると、自分のせいだ、と思い込みやすいのです
例えば、
親から虐待を受けていても、自分が悪いから虐待されるのだ、と思ったり、
悲惨な災害や事故に遭った場合は、自分が悪い子だから神様が怒っているのだ、と
捉えてしまうのです。

心の変化に注意!

心の中は目に見えません。
話してくれなければ心の傷に気付けなかったり、話してくれたとしても
深刻に受け取れないこともあるでしょう。

では、どんなことに注意していれば心の変化に気付けるのでしょうか。

幼児期


心が傷付くと、今まで「安全だった世界」がそうでなくなったと感じています。
安全を確認するために、赤ちゃん返りをすることが多くなります。

以下の反応があれば注意して見てください。

・指しゃぶり
・おもらし、おねしょ
・夜泣き、寝ることや夜一人になるのを嫌がる
・うまく喋れなくなる
・世話をする人にまとわりつく
・体の痛みや具合の悪さを訴えるが、医者に診せても異常がない。

小学生


幼児期と同じく、赤ちゃん返りをしたり、以下のような様子が見られます。

・体験したことを繰り返し何度も話す
・学校で集中力がなくなり成績が下がる
・行動、気分、性格が変わる
・親の反応に敏感になる
・睡眠障害(不眠、悪夢、夢遊病、夜驚など)
・赤ちゃん返りする(指しゃぶり、おもらし、抱っこしてもらいたがるなど)

中・高校生

この年齢の子どもは、大人と変わらない反応を見せることも多いです。

・睡眠や食事が普通に取れなくなる、生活リズムが乱れる。
・ひきこもる
・大人びた行動や態度、反抗的・非協力的な態度をとる
・性格が変わったり、大切な人とのかかわり方が変わる。
・集中力が低下し、成績が下がる

トラウマの治し方

トラウマ体験での心の傷は、身近な大人の適切な対応で、早期に傷を癒すことができます。

親にできることってどんなことかお話しします。

話をしっかり聞くこと

トラウマ体験をした子どもは、自分の身に起きた話を何度も何度も繰り返し話すこと
あります。

それを「もう聞いたよ」などと話をさえぎらないように、
最後までしっかり聞いてあげてください。
何度も話すことでトラウマを自分の中で消化しようとしているのです。

きちんと聞いているよ大丈夫だよ、という大きな態度で接してあげることが大切です。

スキンシップを普段以上に


心の傷を癒すのに大切なのは「安心感の保障」です。

言葉だけではなく、スキンシップもいつもより増やしてあげてください。

話しかけるときにそっと肩に手を置く
頭をなでる
抱きしめる

など、子どもが安心を感じられる状況を作ってあげてください。

また、不必要に、世話をしてくれる大人、安心感を与えてくれている大人から引き離さないように気を付けましょう。
夜一緒に寝てあげる、寝るまでそばにいてあげる、というのも一つです。

スキンシップが難しい年齢なら、きちんと向き合う時間を作り、
ちゃんと見てるよ大丈夫だよ、というメッセージを送っておきましょう。

生活パターンを崩さない

体が元気でないと、心は元気にはなりません。

寝ること、食べることをベースに、生活リズムを整えてあげましょう。
しかし、寝ないから、食べないから、と言って叱るのは逆効果です。
親としては、

寝る時間には電気を消して静かにする
食べる時間にはご飯を用意しておく

などの環境を整えていくことです。

また、楽しんでやっていることは、続けさせてあげましょう

専門家に任せることも

1か月以上症状が消えないようなら、上記で書いたPTSDとして専門的なケアが必要です。

専門家に委ねることで状況を改善させてあげましょう。

また、子どものトラウマは、
親にとっても大きなストレスとなるので、全部家庭内で解決しないといけない!
と頑なにならず、頼るべきところはしっかり頼りましょう。

子どものトラウマと向き合う

いかがだったでしょうか。
心の傷、というのは目に見えないだけに、難しいものがありますね。

じっくり時間をかけて向き合っていく、ということもとても大切になります。

私が好きな漫画の中に、子どものトラウマを分かりやすく説明した言葉がありました。

「子どもって乾く前のセメントみたいなんですって。
落としたものの形がそのまま跡になって残るんですよ。」

「セメントに落とされたものがおそらくたくさんある。
でも、あなたはまだ子供だから、セメントが固まりきってないから、きっと少し穴を埋めることができると思います。」

(「ミステリと言う勿かれ」田村由美 小学館)

私はこの言葉がとてもしっくりときていて、子どもと接する時には、
心に硬いものをぶつけてしまわないように、
そして、跡になってしまったときには少しでも埋められるように、と意識しています。

子どもたちが、明るく、まっすぐに人生を歩んでいけるようにサポートしていきましょう。