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子どものことをつい叱ってイライラしちゃうママに届ける3つのメッセージ

こんにちは、ゆりです♪

忙しい朝。
昨日から万全の準備をして、よし、これで間に合った…!

……と思って振り返ると。

目の前にたくさんの朝ごはんを残したまま、ボーッとしている息子の姿!

え??!
間に合うように早くから準備したのに??
イライラして、

「早くして!」

と声をかけると、
慌てて伸ばした息子の手が、牛乳の入ったマグカップをひっくり返す……

はい、我が家の毎朝の光景です(笑

イライラしたくてしている訳ではないけれど、家事、子育て、仕事……
段取りを組んでいても、その通りにいかないと、良くない、と分かっていても
ついつい怒鳴ってしまう……

どうすれば、改善できるのか。
実はちょっとした心構えで、少しだけ、そのような状況は回避できますよ♪

イライラのしくみ

まずはこの悩ましい、イライラ感情のメカニズムを見てみましょう!

イライラスパイラル


バタバタとした毎日の中で、ついつい大声で怒鳴ってしまったり、
言わなくてもいい一言を口にしてしまったり。

後で考えると、

「あれ?そんなことする必要あったかな?」
「あそこまで言わなくて良かったな…」

と思うこと、ありませんか?
そう思うと、自分の中にある「理想の父親像・母親像」とかけ離れた現実の姿に、
自己嫌悪に陥って、落ち込んでしまうこともありますよね。

また、子どもたちも、理不尽に怒られてばかりでは、自信をなくして萎縮してしまいます。

「失敗してはいけない」
「お父さん、お母さんを怒らせてはいけない」

……などと思うことで、
次の行動がまたうまくいかない…それを見て、親もイライラする……

このイライラの悪循環は、親も子どもも「自己肯定感」を下げてしまいます。

イライラは脳のアラーム機能

実はイライラや不安のようなネガティブな感情は、人間が生きていくうえで必要なもの。

例えば、何かトラブルが発生したときに

「こんなことが起きているけど大丈夫?」
「対処したほうがいいんじゃない?」

といったような脳から出る「アラーム」によって、イライラや不安といった感情が
沸いてきます。
危険や困ったことを避けよう、とする本能的な動きなのですね。

このネガティブ感情を消そう、とすると、脳は

「危険や困難に気付いていないのだな」

と、アラームのボリュームを上げようとします。
つまり、不安やイライラを消そうと思えば思うほど、その感情が増幅してしまうのです!

では、消えないイライラはどうすればいいのでしょうか。

イライラ解消のための3つの対策

①自分を許そう

「イライラしていい」と許可を出すことです。

ん?どういうこと?
と思われたと思います(笑)

イライラを消そうとすると増幅してしまう……
そのため、逆に、「イライラしていいよ」と自分に許可を出すのです。
そうすることで、脳は「危険や困難に気付いている」と判断して、
アラーム発信をしなくなります。

つまり、「イライラしていい」と許可を出すことで、
イライラが減っていくのです。

また、「イライラしている自分」を認めることで、「自己受容」にも繋がります。
自分の状態を受け入れ、認めることで、気持ちにもすこし余裕ができ、
イライラが膨らむこともなくなります。

一生懸命頑張っているからこそ、「うまくいかないこと」につい目が向いてしまって、
自分を責めてしまうんですよね。
でも、「幸せな家族」「幸せな子育て」というのは、
まず、「あなた自身が幸せであること」ではないでしょうか。

初めから上手くできる人はいません。
イライラに限らず、まずは自分を許してあげましょう。

いい方法があります。

「鏡の中の自分にねぎらいの言葉をかける」

というものです。
歯磨き、洗顔、お風呂、出かける前……自分が鏡に写った時に、
自分を褒めてあげましょう。

「朝ちゃんと起きた」
「朝ごはん出した」
「おはよう、って言った」

小さな事で大丈夫。
まずはできないところに向いている視線を少しずらしてみましょう。

②期待値コントロールをしてみよう

子どもに対して、こうあって欲しい、こうあるべきだ、
という期待する姿と現実に大きなギャップがある
と、イライラしてしまいますよね。

親が起こす前に自分で目覚め、
こぼさず残さずご飯を食べ、
自分で服を着て、
忘れ物がないかチェックをし、
出発時間5分前に靴を履いている……。

そんなすごい子どもは、そういません!!!

しかし、親の中では無意識に、そのくらいできてほしい・できている、ことが前提で
予定を組んでしまっています(笑

このように期待値が高すぎると、「子どものできないこと」ばかりが目につくようになり、それに応じてイライラも増えてしまうのです。

では、この期待値のコントロールはどのようにすれば良いのでしょうか。

それは、

「日常の中の当たり前」の中に「ありがたい」を
たくさん見つける習慣を身につけること。

「子どもが夜ちゃんと寝てくれてありがたい」
「ご飯に箸をつけてくれてありがたい」
「お風呂に入ってくれてありがたい」
「ちゃんと帰ってきてくれてありがたい」

究極は

「元気で生きていてくれてありがたい」

かもしれませんね。

「ありがたい」をたくさん見つけられるようになると、
これも、「できないこと」から視線がずれるのでイライラすることが減っていきます。

③吐き出してしまおう


これは、1つ目の「自分を許す」に近いのですが、

「自分はイライラしている」

と言葉にしたり、文字にして、自分自身から引き離してしまう、というのも一つの手です。

文字や言葉にすることで、なんとなくモヤモヤと心の中にあったものが、形になり、
そうすることで、認め、切り離すことができるのです。

自分自身の感情を客観的に見ることで、感情のコントロールをしよう、ということです。

一生懸命を一笑懸命に


イライラする理由と解消法を書いてきましたがいかがだったでしょうか。

イライラしてしまう、ということは、

大好きなお子さんは期待できるほどに素敵な存在で、
イライラしてしまうあなたは、それだけ子育てに一生懸命だということ

です。

真面目に考えていなければ、どうでもいいことですが、子どものこと、と思うと
色々と考えてしまいますよね。

しかし解消法①でも書いた通り、

「幸せな家族」「幸せな子育て」は、
「あなたが幸せ」
であることが前提です♪

とは言え、私も今朝、朝ごはんを食べない息子に怒鳴りちらし、絶賛反省中……
全く期待しない、なんていうのも、子どもから見ても寂しい部分もあります。

大切なのはバランスです。

上手に感情や期待値のコントロールをしつつ、せっかくなら、
「一笑懸命」子育てを乗り切っていきましょう♪

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